蛇口が取れた

4年半の杭州生活を終え、ついに帰国。現在、中国人化後遺症に悩まされ、好評リハビリ中。

謳い文句を実感できず。。。

2009-04-03 23:17:35 | 中国・その他地域
職場で春の旅行に行った。
場所は江西省の婺源というところ。

いつもは近場で済ましているのが、
何故か今回は結構な遠出。
バスで片道4時間半程度。
長いったらありゃしない。
おかげでしっかり『Mr.ビーン』を見ちゃったよ。

ここは「中国一美しい農村」でうっている場所。
聞いたところによると、日本でも人気が出てきているらしい。
日本人はどんどんどんどん中国内部へと進出しているのね。

今回訪れたのは、
「暁起」「祥雲山風景区」「李坑」「彩虹橋」「臥龍谷」の五箇所。

「暁起」は樹齢1570年を誇るクスノキがある場所。
「祥雲山」では唐代に額を賜ったお寺が残る場所。
「李坑」は李氏ばかりが住むという渓流のある村。
「彩虹橋」は南宋代の橋が残るという場所。
「臥龍谷」は渓流も瀧も色々ある標高もそこそこ高い山。

しっかし、どこもかしこも不完全燃焼。
クスノキは思ったより小さく肩すかしだし、
寺では強引にロウソクを売りつけられそうになるし、
村だってなんだか、よくみる古鎮と変わりはないし、
山はしっかりと整備されていて、登山の雰囲気はゼロ。
しかも、途中の吊り橋で本気で揺らして喜んでいるオヤジがいて、
思いっきり後から蹴り飛ばしてやろうかと思ったぐらいむかついたし。
せいぜい、橋だけがまあいいかなあ、って感じだったかな。

おまけに3月も末だっていうのに、寒い寒い。
さらに、どこ行っても人だらけで正直うんざり。

天気がよければもっと楽しめたのかもしれないけど、
一体どこが「中国一美しい農村」なんだろうか?
う~ん、どうせならもっと歴史のある場所に行きたかったな。


*菜の花はきれいでしたよ。それだけが救い。