蛇口が取れた

4年半の杭州生活を終え、ついに帰国。現在、中国人化後遺症に悩まされ、好評リハビリ中。

わんぱくでもいい、たくましく育って欲しい

2008-07-21 22:59:01 | 中国食文化
という時代が昔はあったような気がするが。
というより、そんな暑苦しいCMがあったような気がする。

先日、
いつもお世話になっている日本人の奥様と中学生のお子様(+ご学友2名)が、
夏休みになったということで、杭州に遊びに来た。

というわけで、
夕食のご相伴にあずかった。

場所はマルコポーロホテルの隣の避風塘という香港飲茶の店。
この店はチェーン店なので、杭州にも何店かある。
ボクは以前上海で入ったことはあるが、杭州では初めて。
なかなかおいしかったが、ちょっと塩っぽかったかな。

何でこの店になったかというと、
それには実は理由がある。
その理由は、子供たち。

別に彼らが要求したわけではない。
彼らが食べられるものを探した結果。

どういうことかというと、
3人の内、一人はもの凄いアレルギー持ち。
玉子アレルギーに甲殻類アレルギー。
ほかにもなんだかあるらしい。
ちょっとかわいそうな感じがした。

そして、一人がとってもとっても偏食家。
あれがだめだの、これがだめだの。
食べられるものでも、調理法がちょっと変わると、
何でこんな感じなの?だの、どうしてこうなるの?だの。

というわけで、
比較的一品ずつが少量で、
いろんなものが頼めるところ、
っていうことで飲茶料理になった次第。

つくづく親御さんは大変だなあ、と。
そして日本の子供たちはひ弱だなあ、と。
たくましすぎる中国の子供を見ていると、ふとそう感じてしまった。

ただ、残り一人はバクバクといろんなものを食べていたので、
彼だけは中国でも生きていける、と密かに頼もしく思っていたのだが。


*写真はある日の昼食。
いなり寿司にみそ汁に漬け物に日本茶。日本で統一してみました。