蛇口が取れた

4年半の杭州生活を終え、ついに帰国。現在、中国人化後遺症に悩まされ、好評リハビリ中。

不思議な感じの1日

2008-07-15 23:16:56 | 杭州・杭州周辺
理由はないが、
別にいやではないが、
いやむしろよかったのではないか。
そんなふわふわした感じの1日だった。

今日は所用があり、郊外の職場に行った。
帰りは、公共バスに乗って市内へ戻った。

朝早かったため、バスの中でウトウトしていると、
軽くバスが揺れたのを感じた。
信号待ちで停車中だったので、気のせいかと思ったが、
運転手が突然ドアを開けて、後ろへ向かって歩き出した。

やはりそうだったか。
どうやら、後の車に軽く衝突された模様。

さて、ここまで読んでお気づきだろう。
運転手は外に出てしまっている。
客は何が起こったかわからずほったらかし状態。

そうなのである。
これが中国の事故処理方法なのである。

事故が起こった時点で現場保存。
というより、道の真ん中で立ち往生。
そして双方が大声で罵り合い。
その間、客にはなんのアナウンスもなくほったらかし。
さすがに他の客も騒ぎ出す。

しばらくすると、運転手がもどってきて、
「後のバスに移れ!」とだけ叫び、再び交渉の場へ戻っていった。

乗客は慣れたもので、
運転手を罵ることもなく、
後続のバスへと移動を開始していく。

さて、何が不思議な感じかというと、
この運転手の対応が不思議なのではない。
いやいやむしろ、これは当たり前かも。
そうではなく、後続のバスが来ていたこと。

なぜかというと、
このバス、20分に1本の割合で運行しているため、
そんなに都合よく、3台ほど後に続いているなんてありえない。
それが、どういうわけか、今日に限って、そんなところにいる。
結局、事故が起こっていても、それほど時間のロスにはならなかった。

今日はどうもこんな感じのことがいっぱいあったのだ。

やらなくてはいけないこと、
行かなくてはならないところ、
がたくさんあったのだが、
どうもそれぞれ、ちょっとづつずれていって、思い通りには行かなかった。

しかし、それもなぜか、大事には到らず、
総じて見ると、結構上手くいっていて、意外と効率的だったりする。
ずれながらも、物事が結局はスムーズに進んでいった感じ。
なんか、ビシッとはしないが、気持ち悪い感じはしない。
ホントなんだか「ふわふわ」した不思議な感じ。
こんな1日もあるものだ。

それから、今日はなぜか電話がやたら多い。
掛かってこない日は1本もないのに、
次から次へと呼び出し音がなっていた。
なんだか、これも不思議な感じ。


*写真は紹興酒工場にて。旨かったよ。