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shuの花日記

山や近所で見かけたお花をエピソードを添えて掲載しています。お花の説明は主にウィキペディア、花図鑑を参考にしています。

尾瀬・富士見下から見晴テント泊で周回 - その②(富士見峠~見晴キャンプ場)

2023-07-21 05:30:06 | 山行・旅行
この記事は、尾瀬・富士見下から見晴テント泊で周回 - その①(富士見下~富士見峠)からの続きです。

7月17日、9時4分に公衆トイレがある富士見峠を出発しました。
わざわざ公衆トイレがある富士見峠と書いたのは、この先に本来の富士見峠があるためです。公衆トイレの方はかつて隣に富士見小屋があったので、富士見小屋跡と呼ぶ方がよいかもしれません。そこから本来の富士見峠までは200mほどです。
富士見峠で道が分岐します。左(北)へ折れると見晴方面で、真すぐ(東に)進むと白尾山(標高2003m)、皿伏山(同1917m)を経て尾瀬沼に出ます。左に折れます。
 

ここで富士見峠から見晴キャンプ場までの行程をご覧いただきます。この道は八木沢道と呼ばれ、古い時代に馬で荷物を運んでいた道です。そのため傾斜が緩やかで歩きやすくなっています。
標高は富士見峠が1883mで、見晴キャンプ場が1420mです。その間はずっと下りです。富士見峠から2.5kmのところ(見晴までは3.2km)に昼場という休憩適地があります。その先1kmほどで八木沢を渡ります。八木沢を渡ると見晴キャンプ場までは、ほぼ平坦な道になります。


富士見峠から3~4分歩くと、東側に日光の山並みが見えてきました。


林道脇には見られなかったゴゼンタチバナ(ミズキ科ミズキ属ゴゼンタチバナ亜属の多年草)が見られました。


道が再び林の中に入り、傾斜が少し急になったところに「十二曲り」の標識がありました。十二曲りは登山道が小刻みにジグザグに曲っている坂道のことで、白山や火打山にも同じ名前の地名があります。この道の十二曲りは白山や火打山に比べると、ずいぶん緩傾斜になっていました。


この辺りの林は針葉樹と広葉樹が混じる混生林で、広葉樹ではブナやダケカンバが多く観られました。


また木々の間から燧ヶ岳が時々顔を出してくれました。


単調な道なのでカメラをザックにしまい、肩の負担を減らしました。


これが昼場に着く前に撮った最後の写真です。


10時26分に昼場に着きました。山から流れ出た水が登山道を横切って流れています。水温はそれほど低くないものの、顔や手を洗い手ぬぐいを浸すには十分な水でした。


昼場からは燧ヶ岳もよく見えました。ここでお茶を飲んで小休止しました。


再び森の中を歩き、10時26分に八木沢橋に着きました。


橋を渡って河原に下りると、ちょうど腰掛けるのに良い石がありました。


この日はとても暑かったので、全身汗びしょでした。
シャツを脱いで濡らした手ぬぐいで身体を拭きました。ついでにシャツを洗って、濡れたまま着たら涼しくて気持ちよかったです。
靴と靴下も脱いで、川に入り涼みました。泳ぎたいくらいでしたが、それには水量が足りません。よく観ると小さな魚が泳いでいました。


20分ほど河原で休憩し、再び歩き出しました。
登山道脇に相変わらず花は見られませんが、こんな果実を見ました。葉の形からするとズダヤクシュ(ユキノシタ科ズダヤクシュ属の多年草)でしょうか。自信がありません。
 

八木沢沿いにしばらく歩くと左手に湿原が現れます。そこに咲いていたのが、背の高いこの花です。


マルバダケブキ(キク科メタカラコウ属の多年草)かと思ったのですが、私の背丈ほどあるので自信がありません。
それにマルバダケブキは湿原に咲く花ではありません。何でしょう?


12時2分に見晴キャンプ場に着きました。テントを張る場所は十分に空いていて、西日が当たらない木陰を選んで場所を確保しました。
続いてキャンプの申し込みのため、燧小屋に向かいます。テント泊の料金1000円と生ビール代900円を支払い、先ずは嬉しい1杯です。生き返ります!
小屋の前にゼンテイカ(ニッコウキスゲ)が咲いていました。気温は29℃もありました。


素早くテントを張って、尾瀬ヶ原の散策に出かけました。青いテントが私の家です。


この後、尾瀬ヶ原で観た花をご覧いただきますが、長くなりましたので続編でご覧いただこうと思います。
申し訳ありません。


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15 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (なつみかん)
2023-07-21 06:55:58
おはようございます。
今日の行程は下りや緩やかな登りだったので、見ていてしんどくなりませんでした。
もうちょっと花が咲いていたら、私でも歩いてみたいくらいです。
でも、結構暑いのですね。
シャツを洗ってそのまま着たら気持ちいいって‥
それくらい汗びっしょりになっていたということですね💦
涼しいのかと思っていました。
黄色い花、葉を見るとマルバダケブキのように見えますが、少し小ぶりでしょうか。

明日はいよいよ尾瀬ヶ原ですね!
夏が来れば思い出す〜
楽しみにしています(^^)
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おはようございます^^ (attsu1)
2023-07-21 07:00:56
古い時代に馬で荷物を運んでいた道
登山女子のユーチューブで、荷物を運んでいる方の
荷物を試しに背負ってみるのを見ました。
勿論女子なのもありますが、立つのが精一杯
何キロか分かりませんが、運ぶかたの体力って凄いですよね
考えてみると馬たちも大変だったんでしょうね

ゴゼンタチバナ(ミズキ科)、ズダヤクシュ(ユキノシタ科)
どちらも見たこと無い花、科を見るとミズキの仲間、ユキノシタとは、分類を見るのも楽しいですね

洗ったシャツが気持ち良かったとは、かなり暑かったのが伝わってきます。

尾瀬のキャンプ、
写真だけかもですが、小さなテントということは
一人の方が多いのでしょうか?
静かな時間が流れているのを感じます
下界とは違いますね😉
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尾瀬 (takan32)
2023-07-21 08:22:45
shuさんへ、私のブログにいいね!をありがとうございます。西沢渓谷はお気楽な散策路ではなく、かなりきついハードコースでした。
夏も尾瀬に行かれたのですね。今だといろんな花が咲いていると思います。
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なつみかんさん こんにちは (shu)
2023-07-21 10:26:51
コメントありがとうございました。
本当に暑かったです。
ほとんどが林の中を歩くので、直接陽射しを肌で受けることはないのですが、テントを背負って歩くので暑いですね。

背の高い植物はやはりマルバダケブキでしょうかね。
1.7~1.8mはあったと思います。
マルバダケブキは山道でよく観るのですが、普通は1mくらいですので、異常に伸びたのでしょうね。

もう一つの方はズダヤクシュで良さそうに思います。
同じようなアングルで写した写真がネットに出ていました。

明日は尾瀬ヶ原で観た花やトンボをご覧いただきます。
実は、昨夜は力尽きてしまいました。とほほでした。
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attsu1さん こんにちは (shu)
2023-07-21 10:37:41
コメントありがとうございます。
気温は29℃でしたが、体感温度は35℃くらいに感じた日でした。
尾瀬は水場が多いので、その分荷物を軽く出来ました。恐らく13kgほどだったと思います。

最近はソロテントが流行っていますね。
テント自体が軽くなったので、一人でもそれほど負担が大きくありません。
最軽量のものだと1kg未満のテントもあります。
私は快適さを優先していて、一人の時でも2人用のテントを使っています。
二人になると4人用を使います。昔は1人用のテントはなかったので、一人でも4人用を使っていました。

ソロテント泊が流行りだしたのはコロナの所為もあると思います。
また、YouTubeやテレビで盛んにソロテント泊を推奨するようなコンテンツが出ていました。
お陰でテント場は混雑していて、土曜日には行く気になれません。
この日は海の日でしたが、翌日が平日なので割と空いていました。
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takan32さん こんにちは (shu)
2023-07-21 10:41:01
コメントありがとうございます。
尾瀬は盆地ということもあり、暑いですね。
takann32さんが行かれた西沢渓谷の方が、ずっと涼しく感じられました。
今回は歩くのが主目的でしたが、2日目にトラブルがあって、早々に帰らざるを得なかったのが残念でした。
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おはようございます (さざんか)
2023-07-21 10:41:25
今回は富士見峠から見晴キャンプ場まで、緩い下りということで、安心して拝見出来ました。
時々見える燧ヶ岳が尾瀬を感じさせてくれます。
涼を求めて行かれたと思ったら、結構暑かったのですね。
29℃は下界よりはましですが、重い荷物をしょって歩くには大変でしたでしょう。
川で洗った濡れたシャツを着たというのには、ちょっと驚きました。
マルバタケブキという花は知りませんが、葉がフキに似ていますね。
お一人でのテント泊、経験のない私にはちょっと怖く思えますが、山に悪い人はいないのでしょうね。
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黄色い花 (山歩き)
2023-07-21 11:03:50
山渓ハンデイ図鑑高山に咲く花に似たような花が載っていますが、背丈が一番高いのがオタカラコウで1~2mのようです。私は見たことがありません。
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さざんかさん こんにちは (shu)
2023-07-21 12:03:40
コメントありがとうございます。
今回は過去に歩いたことがある道で、しかも緩やかな下りなので、自分でも安心して歩けました。
ただ暑いのだけが問題で、時間に余裕があるのでゆっくり歩き、休憩もたっぷり取りました。
標高が1400m以上あるのに29℃というのは意外でした。
尾瀬は盆地なので、確かに日中は暑くなりますが、こんなに暑かったのは初めてのことです。
また夜も寝苦しくて、9時半まで寝付けませんでした。

山にも悪い人はいます。
テントを張ったまま日中山に登り、テント場に戻ったらテントごとすべて盗まれていたという話も聞きました。
私のテントは、一応鍵を掛けることも出来ますが、これまで掛けたことはありません。
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山歩きさん こんにちは (shu)
2023-07-21 12:06:18
コメントありがとうございます。
オタカラコウはこれまで尾瀬ヶ原や白山などで観たことがありました。
しかし背丈が2mにもなるとの認識がありませんでした。
尾瀬ヶ原では、せいぜい1mほどではないかと思います。
栄養状態が良いのかもしれませんね。
教えていただき、ありがとうございました。
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