先週に続き、今週(5月19日)も筑波山を歩いて来た。
スタート地点は先週と同じだが、途中関東ふれあいの道ともなっている鬼ヶ作林道を歩き、筑波高原キャンプ場から女体山へ進んだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/54/8e/ec3649741f825f8b4bee5404ede6eb24.png)
女体山から御幸ヶ原を抜けて男体山に登り、自然研究路を歩いて、帰路は先週同様薬王院へ下った。
上図に歩跡が記されているが、水色のところは植物を観ながら特にゆっくり歩いたところだ(山頂付近や自然研究路は人が多くてゆっくり歩かざるを得なかった)。
距離8.9km、累積標高差824m、時間4時間47分(うち休憩28分)で、先週より若干距離は伸びたものの林道歩きが多く、また曇り空だったこともあり疲労は少なかった。
では歩いた順に簡単にコースを振り返り、併せて見かけた花をご覧いただこう。
先ずは、薬王院コースの登山者用駐車場からスタート。時刻は10時を過ぎていて、下山してきたハイカーが既にいたので駐車場にクルマを駐められた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/23/89/53333fe0b5f557eeb34dfb85521cb69a.jpg)
陽当りのよいところにイチゴの実が観られた。ヘビイチゴのように思えた。その先ではこれから咲こうとしているナルコユリ(キジカクシ科アマドコロ属の多年草)が観られた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4b/7a/635e168b8f9781f2999672d4c8e0fe63.jpg)
40分ほどかけて鬼ヶ作林道まで着た。ここで岩に腰掛けてバナナを食べた。目の前に大きなヤマザクラの樹が見えた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/49/40/859fedb19382892a0e7eec0d0fbb4da0.jpg)
この時期の鬼ヶ作林道は樹々や草花の花の宝庫だ。残念ながら名前が分からないものが多かった。帰宅後調べて名前が分かるものは書くことにし、とりあえず写真だけはたくさん撮った。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/65/5e/b2c3feba0d868c9396ce25c396b65964.jpg)
先ずはいちばん多く観られたのはこの樹木の花だと思う。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/25/93/5002aba511a729f2ff8066b9775b1642.jpg)
帰宅して調べたら、コゴメウツギ(バラ科コゴメウツギ属の落葉低木)のようだった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7e/76/6366d8b5f0098ac1e6ec4c786d6fc296.jpg)
名前にウツギと付くが上述のようにバラ科の花で、アジサイ科のウツギに似た花をつける。
花期は5~6月で、今年枝の先端や葉腋から、花序軸を伸ばして総状花序を出し、径4~5 mmの黄白色の5弁花を多数咲かせる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5b/95/f83eb9eb339870d4a2b37c5b2aa9ab52.jpg)
次も樹木の花だ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/11/22/89fdf64a030b758e0e16ef580d3db0a5.jpg)
上の写真だけ観ると分からないかもしれないが、下の写真ではお分かりかと思う。ちなみに上の写真は林道で撮ったもので、下の2枚は登山道で撮影した。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/77/e4/b21045e8634c71f292b400a3cf03016a.jpg)
ツクバネウツギ(スイカズラ科ツクバネウツギ属の落葉低木)だ。1枚目の写真は花弁が落ちて萼片が残ったものだ。
花期は5~ 6月で、枝の先端から共通花柄を出し、5個の同じ長さの萼片をつけ、ふつう2つ花をつける。花冠は二唇状の鐘状漏斗形で、白色、黄白色、ときに黄色、まれにピンク色になり、長さは1.5~3 cmになる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/07/1b/ae95387f890aeeb0f8f19f6814cf07a7.jpg)
次の2枚は林道で観た花を撮ったものだが。一方3枚目の花は標高が高い自然研究路で観たものだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2c/14/ab237db2a6677994d203171a2090355a.jpg)
ご存じのガマズミ(ガマズミ科ガマズミ属に属の落葉低木)だ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/12/e1/96e312e46eecc1c65a9e20052b5b5e4c.jpg)
これまでガマズミは標高が低いところで観られ、標高が高いところではミヤマガマズミが観られると理解していたが、これもミヤマガマズミではなくガマズミだった。
確認したところ、ガマズミは標高10~1500mに分布するとの記載があった(筑波実験植物園の植物図鑑)。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5f/89/9ef0c2554ca57b51649d3e3f4f644865.jpg)
こちらはキャンプ場近くで観たもので、斜面の陽当りのよいところに咲いていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4a/7e/18250a92d0cefc89e9e663b599c61750.jpg)
タニウツギ(スイカズラ科タニウツギ属の落葉低木)に似ているように見えたが、筑波山に自生しているのだろうか?
ウィキペディアによると、タニウツギは北海道の西部、本州の東北地方、北陸地方、山陰地方に分布し、主に日本海型気候の多雪地で、日当たりのよい山地の谷沿いや斜面に多く見られる。関東地方はニシキウツギが多いが、信越県境付近から日本海側でタニウツギが多いとある。
どうやらニシキウツギ(スイカズラ科タニウツギ属の落葉低木)のようだった。
同じくウィキペディアによると、ニシキウツギは日本の本州の宮城県以南、四国、九州に分布し、主に太平洋側の山地に多く見られ、日本海側にはない。山地の明るい場所に生えるとある。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/08/49/e97af08d337b757f9001bb7210ee1edb.jpg)
同じくキャンプ場近くではこの花も咲いていた。ずいぶん高い所に咲いていて、撮るのに苦労した。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/39/a2/dbc51240a9abf3c76f7f359f0d5c9513.jpg)
ガマズミ属だとは分かったが、その場で名前が分からなかった。カンボク(ガマズミ科ガマズミ属の落葉低木〜小高木)に似ているが、筑波山に自生するものか不明だったので、結局名前は分からなかった。
ここまで書いてきてすでに長くなってきた。そこで草本は続編でご覧いただこうと思う。本格的な登りはスタートから林道までの間と、キャンプ場から女体山までの間で、それぞれ40分ほどだった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/34/ea/c106093e336ace150aed29d3672bca0c.jpg)
登山道に入るとヤマツツジ(ツツジ科ツツジ属の半落葉低木)がまだ観られた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4e/63/98a00a8393dcc2cfa521bc0c4f326e83.jpg)
女体山御本殿(写真左)、男体山御本殿(同右)に参拝して下山した。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/25/e4/3166162dad5123ae8156d3492d913191.jpg)
こちらは下山時に歩いた自然研究路で観たヒメウツギ(アジサイ科ウツギ属の落葉低木)。先週もご覧いただいたのでお分かりと思う。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/65/b1/ab34a0d1c8631200dd4643f40dac4acd.jpg)
さて、ウツギと名前が付く花はいくつあったかしら?
続編では林道以降で観た草本をご覧いただきたい。
スタート地点は先週と同じだが、途中関東ふれあいの道ともなっている鬼ヶ作林道を歩き、筑波高原キャンプ場から女体山へ進んだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/54/8e/ec3649741f825f8b4bee5404ede6eb24.png)
女体山から御幸ヶ原を抜けて男体山に登り、自然研究路を歩いて、帰路は先週同様薬王院へ下った。
上図に歩跡が記されているが、水色のところは植物を観ながら特にゆっくり歩いたところだ(山頂付近や自然研究路は人が多くてゆっくり歩かざるを得なかった)。
距離8.9km、累積標高差824m、時間4時間47分(うち休憩28分)で、先週より若干距離は伸びたものの林道歩きが多く、また曇り空だったこともあり疲労は少なかった。
では歩いた順に簡単にコースを振り返り、併せて見かけた花をご覧いただこう。
先ずは、薬王院コースの登山者用駐車場からスタート。時刻は10時を過ぎていて、下山してきたハイカーが既にいたので駐車場にクルマを駐められた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7e/9d/e213227c587ebf2cdf36a1b86f14fe00.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/23/89/53333fe0b5f557eeb34dfb85521cb69a.jpg)
陽当りのよいところにイチゴの実が観られた。ヘビイチゴのように思えた。その先ではこれから咲こうとしているナルコユリ(キジカクシ科アマドコロ属の多年草)が観られた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/37/27/236d2c740417a48c433011d414cf932a.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4b/7a/635e168b8f9781f2999672d4c8e0fe63.jpg)
40分ほどかけて鬼ヶ作林道まで着た。ここで岩に腰掛けてバナナを食べた。目の前に大きなヤマザクラの樹が見えた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/49/40/859fedb19382892a0e7eec0d0fbb4da0.jpg)
この時期の鬼ヶ作林道は樹々や草花の花の宝庫だ。残念ながら名前が分からないものが多かった。帰宅後調べて名前が分かるものは書くことにし、とりあえず写真だけはたくさん撮った。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/65/5e/b2c3feba0d868c9396ce25c396b65964.jpg)
先ずはいちばん多く観られたのはこの樹木の花だと思う。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/25/93/5002aba511a729f2ff8066b9775b1642.jpg)
帰宅して調べたら、コゴメウツギ(バラ科コゴメウツギ属の落葉低木)のようだった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7e/76/6366d8b5f0098ac1e6ec4c786d6fc296.jpg)
名前にウツギと付くが上述のようにバラ科の花で、アジサイ科のウツギに似た花をつける。
花期は5~6月で、今年枝の先端や葉腋から、花序軸を伸ばして総状花序を出し、径4~5 mmの黄白色の5弁花を多数咲かせる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5b/95/f83eb9eb339870d4a2b37c5b2aa9ab52.jpg)
次も樹木の花だ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/11/22/89fdf64a030b758e0e16ef580d3db0a5.jpg)
上の写真だけ観ると分からないかもしれないが、下の写真ではお分かりかと思う。ちなみに上の写真は林道で撮ったもので、下の2枚は登山道で撮影した。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/77/e4/b21045e8634c71f292b400a3cf03016a.jpg)
ツクバネウツギ(スイカズラ科ツクバネウツギ属の落葉低木)だ。1枚目の写真は花弁が落ちて萼片が残ったものだ。
花期は5~ 6月で、枝の先端から共通花柄を出し、5個の同じ長さの萼片をつけ、ふつう2つ花をつける。花冠は二唇状の鐘状漏斗形で、白色、黄白色、ときに黄色、まれにピンク色になり、長さは1.5~3 cmになる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/07/1b/ae95387f890aeeb0f8f19f6814cf07a7.jpg)
次の2枚は林道で観た花を撮ったものだが。一方3枚目の花は標高が高い自然研究路で観たものだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2c/14/ab237db2a6677994d203171a2090355a.jpg)
ご存じのガマズミ(ガマズミ科ガマズミ属に属の落葉低木)だ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/12/e1/96e312e46eecc1c65a9e20052b5b5e4c.jpg)
これまでガマズミは標高が低いところで観られ、標高が高いところではミヤマガマズミが観られると理解していたが、これもミヤマガマズミではなくガマズミだった。
確認したところ、ガマズミは標高10~1500mに分布するとの記載があった(筑波実験植物園の植物図鑑)。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5f/89/9ef0c2554ca57b51649d3e3f4f644865.jpg)
こちらはキャンプ場近くで観たもので、斜面の陽当りのよいところに咲いていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4a/7e/18250a92d0cefc89e9e663b599c61750.jpg)
タニウツギ(スイカズラ科タニウツギ属の落葉低木)に似ているように見えたが、筑波山に自生しているのだろうか?
ウィキペディアによると、タニウツギは北海道の西部、本州の東北地方、北陸地方、山陰地方に分布し、主に日本海型気候の多雪地で、日当たりのよい山地の谷沿いや斜面に多く見られる。関東地方はニシキウツギが多いが、信越県境付近から日本海側でタニウツギが多いとある。
どうやらニシキウツギ(スイカズラ科タニウツギ属の落葉低木)のようだった。
同じくウィキペディアによると、ニシキウツギは日本の本州の宮城県以南、四国、九州に分布し、主に太平洋側の山地に多く見られ、日本海側にはない。山地の明るい場所に生えるとある。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/08/49/e97af08d337b757f9001bb7210ee1edb.jpg)
同じくキャンプ場近くではこの花も咲いていた。ずいぶん高い所に咲いていて、撮るのに苦労した。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/39/a2/dbc51240a9abf3c76f7f359f0d5c9513.jpg)
ガマズミ属だとは分かったが、その場で名前が分からなかった。カンボク(ガマズミ科ガマズミ属の落葉低木〜小高木)に似ているが、筑波山に自生するものか不明だったので、結局名前は分からなかった。
ここまで書いてきてすでに長くなってきた。そこで草本は続編でご覧いただこうと思う。本格的な登りはスタートから林道までの間と、キャンプ場から女体山までの間で、それぞれ40分ほどだった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/34/ea/c106093e336ace150aed29d3672bca0c.jpg)
登山道に入るとヤマツツジ(ツツジ科ツツジ属の半落葉低木)がまだ観られた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4e/63/98a00a8393dcc2cfa521bc0c4f326e83.jpg)
女体山御本殿(写真左)、男体山御本殿(同右)に参拝して下山した。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/55/bf/ad9551e558dba877942c99337eff3019.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/25/e4/3166162dad5123ae8156d3492d913191.jpg)
こちらは下山時に歩いた自然研究路で観たヒメウツギ(アジサイ科ウツギ属の落葉低木)。先週もご覧いただいたのでお分かりと思う。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/65/b1/ab34a0d1c8631200dd4643f40dac4acd.jpg)
さて、ウツギと名前が付く花はいくつあったかしら?
続編では林道以降で観た草本をご覧いただきたい。