今回の北陸旅行では、雪国植物園に行ってコシノカンアオイを観ることを一番の目的にしていた。
高内山でも観られるかと思ったが、植物(葉)は見つけたものの花は観られなかった。
雪国植物園には9時45分に到着した。入園料を支払い、合わせて見頃の花が載っているリーフレットを購入した。
そのリーフレットには山野草が96種載っていた。しかし目当てのコシノカンアオイは載っていない。果たして観られるのだろうか?
受付の方に訊いたが、コシノカンアオイのことはご存じなかった。園内にガイドさんがいらして、その方に訊ねて欲しいとのことだった。
入口のゲートをくぐって1、2分でそのガイドさんに出会えたのは幸運だった。咲いているという場所を伺って、そこへ直行した。
ところがである。そこでも葉は観られたが花は見つからない。行ったり来たりを3、4回繰り返して、一旦諦めることにした。
雪国植物園は最高地点が標高165mの里山(低山)である。山全体が整備されていて季節ごとにお花が楽しめる。中でも人気なのがこの時期に観られるスプリング・エフェメラルで、とりわけ雪割草(オオミスミソウ)の人気が高い。
低山ではあるがそこは山である。山好きの性として山頂まで登ってみたくなった。そこで上を目指して歩いていたら、たまたまお花をじっと観ておられる方にお会いした。
お話ししたところ地元の方で、ここへは足繁く通っておられるとのこと。コシノカンアオイの咲いている場所もよくご存じだった。
そこで案内をお願いして、連れて行っていただいた。
こちらは蕾。
そしてこちらは花が開いたものだ。
花が筒状になっていて中が暗い。写真を撮るには工夫が必要だと思った。是非リベンジしたい。
上記はマクロレンズで撮ったものだが、他にズームレンスで撮って拡大したものもある。
慣れると自分でも見つけられるようになった。案内いただいた方と別れた後に探したところ、いくつか見つけることができた。
コシノカンアオイはウマノスズクサ科カンアオイ属の多年草で、日本の固有種。分布は本州の日本海側(秋田県南部、山形県、新潟県、福島県西部、長野県北部)に限られる。
花期は3~5月。茎先に全体が暗紫色または淡紫色の花を1個つける。花に花弁は無く、萼裂片が花弁状になる。萼筒は太く大きな筒状で、萼筒上部がくびれることはなく、長さ15~20mm、径14~24mmになる。
萼筒内壁には格子状に隆起した襞があり、9~15個の縦襞と約7個の横襞がある。萼裂片は広卵形で、質が厚く無毛で、長さ約12mm、幅約14mmになり、平開し、表面はなめらかである。
雄蕊は暗紫色で12個あり、子房壁に短い花糸で内外2輪につき、葯は外側を向く。子房は上位で萼筒内で高く盛り上がる。花柱は6個あり、それぞれが合着しないで直立し、背部が伸びて長い角状になって萼筒の入口付近まで達する。柱頭は楕円形になり、花柱の角状突起の外側に側生する。
ギフチョウの幼虫の食草となっている。(ウィキペディア)
「コシノ」と名が付く山で観られる植物で、忘れてはいけないのが、コシノコバイモとコシノチャルメルソウである。
いずれも購入したリーフレットに載っていなかったが、案内していただいた地元の方によるとどちらも雪国植物園で観られるとのこと。
そのうちコシノコバイモの咲く場所を案内いただいた。
私にとっては昨年弥彦山で観て以来の再会であった。
コシノチャルメルソウは写真を撮り忘れてしまったのが残念である。来年もう一度出かけてみたい。
コシノチャルメルソウの代わりにもう一つの「コシノ」を載せておきたい。地元の酒店で購入したものである。
撮影:2024/03/24
高内山でも観られるかと思ったが、植物(葉)は見つけたものの花は観られなかった。
雪国植物園には9時45分に到着した。入園料を支払い、合わせて見頃の花が載っているリーフレットを購入した。
そのリーフレットには山野草が96種載っていた。しかし目当てのコシノカンアオイは載っていない。果たして観られるのだろうか?
受付の方に訊いたが、コシノカンアオイのことはご存じなかった。園内にガイドさんがいらして、その方に訊ねて欲しいとのことだった。
入口のゲートをくぐって1、2分でそのガイドさんに出会えたのは幸運だった。咲いているという場所を伺って、そこへ直行した。
ところがである。そこでも葉は観られたが花は見つからない。行ったり来たりを3、4回繰り返して、一旦諦めることにした。
雪国植物園は最高地点が標高165mの里山(低山)である。山全体が整備されていて季節ごとにお花が楽しめる。中でも人気なのがこの時期に観られるスプリング・エフェメラルで、とりわけ雪割草(オオミスミソウ)の人気が高い。
低山ではあるがそこは山である。山好きの性として山頂まで登ってみたくなった。そこで上を目指して歩いていたら、たまたまお花をじっと観ておられる方にお会いした。
お話ししたところ地元の方で、ここへは足繁く通っておられるとのこと。コシノカンアオイの咲いている場所もよくご存じだった。
そこで案内をお願いして、連れて行っていただいた。
こちらは蕾。
そしてこちらは花が開いたものだ。
花が筒状になっていて中が暗い。写真を撮るには工夫が必要だと思った。是非リベンジしたい。
上記はマクロレンズで撮ったものだが、他にズームレンスで撮って拡大したものもある。
慣れると自分でも見つけられるようになった。案内いただいた方と別れた後に探したところ、いくつか見つけることができた。
コシノカンアオイはウマノスズクサ科カンアオイ属の多年草で、日本の固有種。分布は本州の日本海側(秋田県南部、山形県、新潟県、福島県西部、長野県北部)に限られる。
花期は3~5月。茎先に全体が暗紫色または淡紫色の花を1個つける。花に花弁は無く、萼裂片が花弁状になる。萼筒は太く大きな筒状で、萼筒上部がくびれることはなく、長さ15~20mm、径14~24mmになる。
萼筒内壁には格子状に隆起した襞があり、9~15個の縦襞と約7個の横襞がある。萼裂片は広卵形で、質が厚く無毛で、長さ約12mm、幅約14mmになり、平開し、表面はなめらかである。
雄蕊は暗紫色で12個あり、子房壁に短い花糸で内外2輪につき、葯は外側を向く。子房は上位で萼筒内で高く盛り上がる。花柱は6個あり、それぞれが合着しないで直立し、背部が伸びて長い角状になって萼筒の入口付近まで達する。柱頭は楕円形になり、花柱の角状突起の外側に側生する。
ギフチョウの幼虫の食草となっている。(ウィキペディア)
「コシノ」と名が付く山で観られる植物で、忘れてはいけないのが、コシノコバイモとコシノチャルメルソウである。
いずれも購入したリーフレットに載っていなかったが、案内していただいた地元の方によるとどちらも雪国植物園で観られるとのこと。
そのうちコシノコバイモの咲く場所を案内いただいた。
私にとっては昨年弥彦山で観て以来の再会であった。
コシノチャルメルソウは写真を撮り忘れてしまったのが残念である。来年もう一度出かけてみたい。
コシノチャルメルソウの代わりにもう一つの「コシノ」を載せておきたい。地元の酒店で購入したものである。
撮影:2024/03/24