shuの花日記

山や近所で見かけたお花をエピソードを添えて掲載しています。お花の説明は主にウィキペディア、花図鑑を参考にしています。

白山立秋お花見ハイキング(その② 別当出合~中飯場)

2023-08-14 05:30:31 | 山行・旅行
この記事は白山立秋お花見ハイキング(その① ~別当出合)の続きです。

さて、今回は私にとって18回目の白山です。と言っても山頂を目指さずお花を楽しみながらのハイキングなので、ゆっくり歩いて行きます。
初日は9時32分に別当出合を出発し、砂防新道を歩きました。
先ずは鳥居をくぐり吊り橋を渡ります。


前を歩いていたグループが、何やら見ていました。吊り橋のたもとにクマシデ(カバノキ科クマシデ属の落葉広葉樹)が果実を付けていました。
 

吊り橋を渡るとホタルブクロ(キキョウ科ホタルブクロ属の多年草) ソバナ(キキョウ科ツリガネニンジン属の多年草)が群生していました。 モウズイカさんからご指摘いただき訂正しました。モウズイカさんありがとうございます。




よく似た花でこんな花も見かけました。花冠の大きさは1.5cmほどで、見た目でもホタルブクロよりずいぶん小さいです。
柱頭が花冠の外に出ていません。そのためツリガネニンジン(キキョウ科ツリガネニンジン属の多年草)やハクサンシャジンではないように思いました。
結局何か分かりませんでした。


いつも7月下旬から8月上旬にかけてこの辺りで花が観られるウバユリは、もうすっかり花が終わって果実になっていました。
写真は撮らずに通過しました。

ヤマブキショウマ(バラ科ヤマブキショウマ属の多年草)が現れました。ヤマブキショウマの名は、葉が同じバラ科のヤマブキに似ていることに由来しています。
今回の白山行では砂防新道で観られました。


続いてオオバギボウシ(リュウゼツラン亜科ギボウシ属の多年草)が1株だけ観られました。今回の山行で観た唯一の株でした。
白山では昨年別山市ノ瀬道(チブリ尾根)を歩いた際、標高1000m付近でオオバギボウシを多く観ました。


この小さな花を咲かせている植物は何でしょう?ミヤマトウバナ(シソ科トウバナ属の多年草)でしょうか?自信がありません。


ノリウツギ(アジサイ科アジサイ属の落葉低木)です。


この黄色い花はカンチコウゾリナ(キク科ヤナギタンポポ属の多年草)のように見えました。
白山にはカンチコウゾリナとミヤマコウゾリナが自生します。葉の先端が尖っているのはカンチコウゾリナの特徴の一つです。


またしてもシソ科の植物です。アキギリ(シソ科アキギリ属の多年草)でしょうか。時期的には早いように思いました。




こちらはクサボタン(キンポウゲ科センニンソウ属の半低木)です。
細い鐘状になる4枚の花弁に見えるのは萼片で、花弁はありません。花期は8~9月で、写真はまだ蕾の状態のものが多いです。


アキノキリンソウ(キク科アキノキリンソウ属の多年草)がたくさん観られました。もっとマシな写真を撮ればよかったと思います。
よく見かける植物の写真はぞんざいになることが多いので、気をつけたいと思います。


このキク科の植物も写真がぞんざいになりました。花径が3~3.5cmほどあったと思います。写真を拡大して観ると舌状花は11~13個あるように見えます。シオン属で候補となるのはミヤマヨメナ(キク科シオン属の多年草)です。
ちなみに園芸種のミヤコワスレはミヤマヨメナを元に改良したものです。


ここまでのところ、晩夏から初秋に咲く花が多く観られました。今年の白山は秋の訪れが早いように思いました。
ゆっくり50分ほど歩いて中飯場(標高1500m)の水場に着きました。ここで10分ほど休憩しました。


今回歩いたコースの地図を再掲します。


その②では花を付けた植物が10種(その①と重複するものを除く)加わり、合計16種になりました。
このペースで、ブログもゆっくり進ませていただきます。
白山立秋お花見ハイキング(その③ 中飯場~甚ノ助避難小屋)に続きます。

コメント (10)
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