shuの花日記

山や近所で見かけたお花をエピソードを添えて掲載しています。お花の説明は主にウィキペディア、花図鑑を参考にしています。

登山道とテント場周辺で観た花々(その②)

2023-08-04 04:49:47 | みんなの花図鑑
山道とテント場周辺で観た花々(その①)からの続きです。

種池山荘の南側斜面にお花畑が広がります。
南東側にはチングルマ(バラ科ダイコンソウ属の落葉小低木)の大群落が観られました。


ウサギギク(キク科ウサギギク属の多年草)、コバイケイソウ(メランチウム科シュロソウ属の多年草)なども混じっていました。


チングルマの群落です。


西側にはミヤマキンポウゲ(キンポウゲ科キンポウゲ属の多年草)の群落が観られました。


種池は小さな池です。


池の側にキヌガサソウ(シュロソウ科キヌガサソウ属の多年草)の群落がありました。


こちらはテント場から針ノ木方向へ少し歩いたところで観たキヌガサソウです。




近くでオオヒョウタンボク(スイカズラ科スイカズラ属の落葉低木)の花を観ました。自生しているこの花をきれいな状態で観られたのは、とても嬉しかったです。




テント場の近くではミツバオウレン(キンポウゲ科オウレン属の多年草)、イワカガミ(イワウメ科イワカガミ属の多年草)も多く観られました。




 

マイヅルソウ(キジカクシ科スズラン亜科マイヅルソウ属の多年草)も観られました。


数は少ないですが、コバイケイソウも咲いていました。


これから開くこの花は何でしょう?


蕾はセリ科の特徴が出ています。葉を観ると先に登山道で観たミヤマセンキュウ(セリ科ミヤマセンキュウ属の多年草)とは違います。
ハクサンボウフウ(セリ科カワラボウフウ属の多年草)に似ているように思いますが、鋸歯の切れ込みが深いように思いました。近くに花が咲いている個体がありました。恐らく同じ種だと思います。




こちらのセリ科の植物は葉の形状が違います。これまで知らなかったのですが、キレハハクサンボウフウという品種があり、それに似ているように思いました。




セリ科の植物も悩ましいですが、スミレの仲間も悩ましいです。黄色いスミレを観ました。葉の形からタカネスミレの仲間のように思います。
北アルプスに自生するタカネスミレの仲間は、キバナノコマノツメになります。


こちらの黄色い花は、葉の形、雄しべの数からしてミヤマキンバイ(バラ科キジムシロ属の多年草)でよさそうです。




ベニバナイチゴ(バラ科キイチゴ属の落葉低木)の花も観ました。


最後にテント場で観た樹木の花です。コメツガ(マツ科ツガ属の常緑高木)のようです。コメツガは本来高木ですが、高山帯においては高く育たないように見えました。
 

これで登山道とテント場周辺で観た花々はお仕舞いです。
残念ながらこれより上へは行けませんでした。いずれ再挑戦したい思います。
ご覧いただき、ありがとうございました。

コメント (12)
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