こんにちは 岡本しょういです

京都の南部、和束町で日本共産党の町会議員をしています。町や議会などの情報をお知らせしています。

「安保」を問う参院選に

2010-05-06 22:17:43 | こんにちは、日本共産党です!

お久しぶりで、すみません。

連休はいかがお過ごしだったでしょうか。

それにしても急激に暑くなってしまいましたね。ちょっと異常ですね。

4月があまりに寒い感じで、その反動もあるので余計にそう感じますが、ようやく季節が夏に向きはじめたということで。でも、いきなり30度はきついですね。

連休明けの今朝、和束橋のところで宣伝してました。

マイクで話す中身は、何と言っても、普天間基地問題に対する、鳩山政権の「裏切り」です。

「最低でも県外」と言って、沖縄の人々の期待を集めて、政権についたのに、アメリカには何も言えないまま、結局「県内移設」では、あまりに「最低」です。沖縄のみなさんが怒るのも当然です。しかも総理は「最低でも県外というのは、民主党の公約ではなく、個人的な考えだ」とまで言ったそうですが、あまりに情けない言い訳です。

私も今朝、この「怒」という字を大判のポスターの裏に赤いビニールテープを使って書いたものを掲げて宣伝しました。

宣伝では、「政府は沖縄県と交渉を続けると言ってますが、交渉する相手は沖縄の人々ではなく、アメリカのオバマ大統領ではないか。何で、アメリカの基地の引っ越し先を日本の政府が右往左往しながら考えないといけないのか」と話しながら、「鳩山政権が何でこんな対応しかできないのか。それは50年も前に結んだ日米安保条約にしばられて、アメリカいいなりから抜け出せないからです」と訴えました。

すると・・・

信号待ちをしておられた軽トラを運転する男性が

「安保条約は廃止や。なくさなあかん!」と大きな声で激励してくれたんです。

これははじめての経験で、とてもうれしい激励でした。

多くの方が、沖縄も徳之島も、ハッキリNO!と言ってるのに、「何でやねん!」と感じているし、アメリカに沖縄や徳之島の人々の思いを何ら伝えようともせず、国民にばかり無理を押し付ける政府の姿勢に、安保の影を感じているのではと思います。

昨日もあるおばあちゃんが、「何で鳩山さんはあんなにはっきりしないのか。どうも納得できない。戦争でアメリカに負けたから仕方ないんかと思ったりするけど、もう60年以上も前の話やし、もういいかげん勘弁してもらわんと、沖縄の人があまりにかわいそうやと思う」と話しておられました。

鳩山さんというか、鳩山政権が、自民公明政権と何ら変わらず、アメリカいいなりの姿勢から抜け出せないのは、安保条約に縛られて、「安保があるから日本は安全だ」「安保があるから基地は必要だ」という思考しかできないからです。

安保条約の廃止を一貫して掲げている日本共産党以外の政党は、みんな「安保の鎖」につながれて、その事に疑問すら感じないくらい「飼いならされている」状態と言えます。

国民の中でも、というか基地を抱え、多大な被害を受けてきた沖縄でも、安保の鎖に縛られて、「基地があるから雇用が、経済が活性化する」とか「安保が平和を守ってきた」という意識が沈殿していた面がありますが、いま大きな変化を起こしつつあると感じます。

今度の参議院選挙は、「安保を問う」選挙にぜひしたいと思います。

私が「安保」を考え始めた「原点」というか、最初の1歩は、1977年に横浜で発生した「米軍機墜落事故」でした。

「パパママ バイバイ」という話をご存知でしょうか。

この事故の事を早乙女勝元さんという方が絵本にまとめたものですが、事故で亡くなった3歳の男の子が最後に話した言葉です。

この話はアニメーションにもなっていて、民青同盟に加盟したばかりの高校生の時に、何かの集まりでビデオで見て、はじめてこの事故の事を知ったんです。

閑静な住宅地に、突然、空から米軍機が墜落し、幼い子ども2人が全身大やけどを負い、ぐるぐる巻きの包帯姿で亡くなりました。奇跡的に助かったお母さんも、4年後に亡くなりました。

これだけひどい事ですから、事故を起こした米軍はちゃんと謝罪も補償もする、国民を殺された日本の政府は、厳しくアメリカに抗議し、事故の原因究明や被害者への補償を要求し、政府としても出来る限りの対応をするのが当たり前です。

ところが実際は違いました。

米軍は事故の原因究明どころか、事故現場に日本の警察も消防も被害者も立ち入らせず、事故機の残骸や関係機器などをさっさと回収し、事故を起こした米兵もさっさと帰国させ、まさに無罪放免でした。

でも、私が一番怒りを覚えたのが、日本政府の対応でした。

中でも象徴的だったのが、こんな場面です。

事故が発生し、被害者が大やけどを負い、一刻の猶予もない中、自衛隊のヘリが飛んでくるんです。普通、「自衛隊が助けに来てくれた」と思いますよね。

でも、自衛隊は、被害者を助けに来たんじゃなかったんですね。
自衛隊のヘリは、パラシュートで脱出した事故を起こした米兵を乗せると、さっさと帰ってしまったんです。

この場面を見たとき、自衛隊は国民を守るのが仕事ではない、アメリカの「手下」なんだと確信しましたね。

政府は、幼い子どもを2人も殺されたにも関わらず、アメリカに対して抗議するどころか、まさにアメリカの手下になって、事故原因の究明もせず、被害者への補償もせず、ひどい対応に終始しました。

今回の鳩山総理の対応も、この時と、基本的に何も変わってません。
4月25日の県民大会で、高校生が普天間基地の「日常」を告発しましたが、普天間基地のある宜野湾市は、いつ「パパママバイバイ」のような事故が発生してもおかしくないんです。

そんな危険な基地を「日本の安全のために必要だから」と、反対する国民の声も無視して、押しつけ続ける政治が、事故から30年以上たっても、政権が代っても、何ら変わらず、まだやられている。

もういいかげん、変えたいです。

7月の参院選挙は、そんな思いもこめて、安保を正面から問う選挙にしないといけないし、共産党を大きく伸ばす事で、アメリカいいなりの政治を変え、安保をなくす大きな1歩を踏み出したいです。

最後に、「パパママバイバイ」のことを告発した歌を紹介します。

「ファントムよりハトを飛ばして」の一部分

どうして 日本の空から アメリカの飛行機が落ちるの

平和なはずの日本の国に どうして基地があるの

ファントムよりも ハトを飛ばして

ファントムよりも ぼくらの空には 

平和のハトを 飛ばしてほしい

ファントムよりも ハトを

この問いに、応える政治にしたいですね。

 

 

 


最新の画像もっと見る

コメントを投稿