昨日、一昨日と、「相楽東部広域連合」についての「住民説明会」が開かれました。
参加の状況はというと、
1日目、全体(主催者もふくめ)50人。そのうち、役場の正職員38人。嘱託職員や教育委員さん、府山城教育局の方、町会議員(4人)、新聞記者で10人。つまりは「関係者」で48人。「純粋」な住民の参加は、2人でした。
2日目、全体41人。そのうち、役場の正職員32人、関係者5人。「純粋」な住民の参加は、4人でした。
2日間合計で、全体91人。そのうち役場正職員70人、関係者15人。「純粋」な住民の参加者は6人、という結果でした。
つまり・・・役場職員・関係者がほとんどを占め、「住民」の参加は全体の6%程度で、「住民説明会」というよりも、「職員説明会」という実態となりました。
まさに、住民不在で進められた広域連合を象徴するような、説明会となりました。
私が参加した、初日の説明会の冒頭、町長は、住民への事前説明が本来の事と言われました。だったら、なぜしなかったんでしょうか。広域連合は、本来すべき事をせずに作られた事を、町長も認めたわけです。
本来はすべき事、と言うなら、しなかった事を反省し住民に謝罪すべきものです。
ところが町長は、反省どころかいろいろ言い訳して正当化に躍起となりました。
町長の本音は、住民に声を聞いていたら、「まとまるものも、まとまらない」(昨年の議会委員会での答弁)という事であり、はなから事前に説明しようなんて、さらさら考えていなかっただけです。
その姿勢は、今回の説明会のやり方にもあらわれていると思います。
本当に、広域連合や教育委員会の統合について、住民にちゃんと説明しよう、理解を得ようと思っているなら、こんな日程設定はしないのではないか。
出来るだけ多くの人が集まりやすいように、各区をきめ細かく回って説明する、平日の夜だけでなく、土日なども考える、PTAなど教育関係者などにも個別に設定して行うなど、その気になればできるはずです。
そんな努力もせずに、わざわざ集まりにくい、平日の夜、1か所だけという設定は、本気で住民に伝えよう、意見を聞こうとの気持ちがない証拠だと思うんです。
書き出すと、長くなるので、今日は書きませんが、説明の中身も、質問への回答もひどいものでした。
住民を置き去りにしたまま、スタートしようとしている、広域連合、教育委員会統合に決して明るい未来も希望も見いだせない・・・その思いをあらためて強くした、説明会でした。
京都新聞では、堀町長が気色ばんで答えたと報道されていましたが、なぜ気色ばむ必要があったのでしょうか?
なぜ記者は、そのような記事にしたのでしょうか?
いづれにしてもこのような住民説明会の結果は、町長の自業自得で無残というか憐れとしか言いようがないですね。
出席した多数の町職員が、そのような事態からどのようなことを教訓として学び取ったのか職員同士でも議論してもらいたいものです。
また、賛成した多数の議員の面目は丸つぶれというより、今後大きな問題が起きて無責任、無能力(ボンクラ)という批判の誹りを受け、一層の議会の威信低下に繋がることがないよう祈っています。
コメントは結構です。
2日間の住民説明会に一般住民が6人だけだとは吃驚しました。
これは、今回の件に関する住民の強い不信の表れだと思います。
町長の言う「信託」という言葉が虚しく聞こえます。
東部の三町村長は、これほど重要な問題の事前説明会をなぜ開催しないと決めたのでしょうか。「事前に説明を行うのが本来」だと言うのなら、議会に言われ開催した村や笠置の議員さんはしっかりしていて、和束の議員さんは○○○と言っているのでしょうか。
また、「法律改正でやりなさいとなった。」などとは、説明を受けている人を馬鹿にして欺くようなことを平然と発言されるのには憤りを通り越して呆れ返ってしまいます。
住民不在の町政を進める町長は、この説明会によって住民の不信が明らかになったことを認識し、詭弁は決して通用していないと知り、住民には謙虚に、住民の目線に立った町政の推進に改めてほしいと思います。