東桂 太郎・次郎滝

富士山の世界遺産を中心にひとめぐりしたいとスタートしました。以前から取り上げている個所もあります、
重複するかもしれませんが、お付き合いください。

「富士急行線」は、古くから富士登山の拠点となっていた富士吉田と、八王子から大月まで延びて来た中央東線を結び、
東京からの登山客らを運ぶために敷設された富士馬車鉄道と都留馬車鉄道による馬車鉄道を前身とする「富士急」。
両社は軌間が異なっていたため、途中で乗り換えが必要で、これを解消するため1921年に両社が合併し、大月 - 金鳥居上・富士吉田間の軌間を統一・電化した。
大月 - 富士吉田間を2時間かかっていた所要時間も1時間以下と大幅に短縮、富士山麓は東京からの日帰り観光圏内とり、また、富士山世界遺産に。
昔の、都留馬車鉄道は一時籠坂峠に至るまでの路線を有し、明治から大正期まではそこから東海道本線、御殿場駅前までを結んでいた御殿場馬車鉄道と連絡していたこともあったと云う。

富士急行　東桂駅前のウオーキングマップ


環境省選定「平成の名水百選」に選ばれた山梨県都留市の「十日市場・夏狩湧水群」の湧水のひとつ、柄杓流川に流れ落ちる湧水。滝以外にも、小規模な湧水が周辺の崖から川へ滴り落ちている。

夏狩り地区にある柄杓流川の崖にある滝。この滝の脇からは断崖を滴り湧水が流れ出ている。壮大な風景は圧巻です！名前の由来は定かではないが、都留市老人クラブ連合会編「都留の民話」の抜粋を紹介します。

昔全国を荒らした侠客の一味に、困る者を助けた太郎・次郎という凶状もちの兄弟があった。ある夜捕方に追われて上夏狩に逃げ込み、ある旧家に救いを求めた、家内の人々は驚きあわて唯うろうろするばかり、その内捕方が踏み込んで来たので太郎・次郎は奥の間から雨戸を蹴破って外に出たが、捕方の追撃は急であった、土地不安の太郎・次郎は逃げ場を失いこの滝の瀬に乗って滝壷に落ちてしまった。と云われています。


滝は、対岸もしくは近くの橋の上から眺める。富士山の伏流水の流れの変化や水量変化などが懸念される地域がある中、湧水も枯れることなく、湧き続けて欲しい。



東桂駅から徒歩10分　駅からの坂道、細い道。
　　　　



　　



小さな湧水が数か所。