今日は篆刻サークルの勉強会でした。
お天気も良くチャリで打瀬の公民館まで走りました。
会員全員集合で先月体調を崩された先生も元気に出席。

先ずは2月の月例競刻課題(ひらがな、カタカナ印)の
評価を聞く。印の大きさ八分(約2、5cm)
以下、先生の講評(緑字)です。

タイガー
カタカナと絵柄を合体させ楽しい作品である。
カタカナそのものは筆意を欠くものの丁寧な
刻は好感がもてる。
上手く寅の絵と文字を合体させている。さすがNさんです。

時期的に合わない気もするが、多字数の白文印は
見応えがある。今度は朱文印に挑戦してみて下さい。

「春は曙」
ひらがなの朱文印は刻するのには苦労されたと思う。
文字の配列と空間の構成がみごとで辺縁もスッキリした。

「ぬばたまの夜渡る月」
文字と印面構成に工夫あり、楽しめる作である。
朱文で刻す技量の高さに感心。辺縁今少し
削り込んでも良かったか。
「ぬばたま」とは和歌の枕詞に使われていて、万葉集では「ぬばたま」を
使った句が79首もあるという。
「辺縁がいい味出してるね」とみんな

毎日のようにニュースで耳にする語なり。カタカナ
なので朱文に刻し易かったと思われる。文字の
大小が気になるが辺縁共に上出来の作である。

「如月」
ひらがなの白文印なので比較的刻し易かったと思う。
筆意に不足し、細太も不足。単調さを打破すべし。

独特の風趣ある刻で、ゆったりとした気分にさせられる。
筆で書いた作を見たいです。辺縁の欠けと、印の角に工夫要。
「相田みつおのような文字だね」
「辺縁角は叩いて丸みを出した方が雅味が出る」というも
「これでいいのだ」とSさん。


有名な詩(山村暮鳥)の一節を刻している。刻そのものは
釈文なしでは読みづらいのが残念。多字数でも読める刻を
心がけたい。

文字に筆意はなく、やや丸文字的ではあるが、暖かみある
刻はは感心。辺縁変化も氏の個性出た。

三つの語を調和良く印に配し、氏の持ち味がよく出ている。
刻そのものはやや変化に乏しく一考の余地あり。

「カタカナで雪が降っているような感じにしてみました」とあり
一見して氏の作とは思えなかった。カタカナ二字の単調さ故に
工夫の余地がありそうである。
雪が降っているように白い点々がついている。
雪を表す点々は面白いけど、私としたらカタカナよりひらがなの
文字にしたほうがいいかな、と思った。

「ひらがなで少しやわらかな感じにしてみました」とあり
辺縁が堂々と重みがあり重厚であるが少し軽さを入れてもよい。
文字は二文字のアンバランスが逆に印象が残る。
印の大きさ(約2、5cm)に多文字を刻すのは難しい。
印には逆さ文字(反転)を布字するが、これが結構大変。
みなさんどうやっているか聞いた。
「トレーシングペーパーに鉛筆で文字を書いて
それをカーボン紙で写しとる」
「マジック転写はなかなか難しい。ポスカを使って
簡単に転写するのを雨人さんがやっていた」
印刀の太さは細め(3mmから5mm)の印刀を使いますが
持ち手が細いと使いづらいので
「布などを巻いて持ちやすいように太くして使う」と先生。
今日も為になる話が聞けました。
月に一度の篆刻サークルはなかなか楽しいサークルです。
お天気も良くチャリで打瀬の公民館まで走りました。
会員全員集合で先月体調を崩された先生も元気に出席。


先ずは2月の月例競刻課題(ひらがな、カタカナ印)の
評価を聞く。印の大きさ八分(約2、5cm)
以下、先生の講評(緑字)です。

タイガー
カタカナと絵柄を合体させ楽しい作品である。
カタカナそのものは筆意を欠くものの丁寧な
刻は好感がもてる。
上手く寅の絵と文字を合体させている。さすがNさんです。

時期的に合わない気もするが、多字数の白文印は
見応えがある。今度は朱文印に挑戦してみて下さい。

「春は曙」
ひらがなの朱文印は刻するのには苦労されたと思う。
文字の配列と空間の構成がみごとで辺縁もスッキリした。


「ぬばたまの夜渡る月」
文字と印面構成に工夫あり、楽しめる作である。
朱文で刻す技量の高さに感心。辺縁今少し
削り込んでも良かったか。
「ぬばたま」とは和歌の枕詞に使われていて、万葉集では「ぬばたま」を
使った句が79首もあるという。
「辺縁がいい味出してるね」とみんな

毎日のようにニュースで耳にする語なり。カタカナ
なので朱文に刻し易かったと思われる。文字の
大小が気になるが辺縁共に上出来の作である。

「如月」
ひらがなの白文印なので比較的刻し易かったと思う。
筆意に不足し、細太も不足。単調さを打破すべし。

独特の風趣ある刻で、ゆったりとした気分にさせられる。
筆で書いた作を見たいです。辺縁の欠けと、印の角に工夫要。
「相田みつおのような文字だね」
「辺縁角は叩いて丸みを出した方が雅味が出る」というも
「これでいいのだ」とSさん。


有名な詩(山村暮鳥)の一節を刻している。刻そのものは
釈文なしでは読みづらいのが残念。多字数でも読める刻を
心がけたい。

文字に筆意はなく、やや丸文字的ではあるが、暖かみある
刻はは感心。辺縁変化も氏の個性出た。

三つの語を調和良く印に配し、氏の持ち味がよく出ている。
刻そのものはやや変化に乏しく一考の余地あり。

「カタカナで雪が降っているような感じにしてみました」とあり
一見して氏の作とは思えなかった。カタカナ二字の単調さ故に
工夫の余地がありそうである。
雪が降っているように白い点々がついている。
雪を表す点々は面白いけど、私としたらカタカナよりひらがなの
文字にしたほうがいいかな、と思った。

「ひらがなで少しやわらかな感じにしてみました」とあり
辺縁が堂々と重みがあり重厚であるが少し軽さを入れてもよい。
文字は二文字のアンバランスが逆に印象が残る。
印の大きさ(約2、5cm)に多文字を刻すのは難しい。
印には逆さ文字(反転)を布字するが、これが結構大変。
みなさんどうやっているか聞いた。
「トレーシングペーパーに鉛筆で文字を書いて
それをカーボン紙で写しとる」
「マジック転写はなかなか難しい。ポスカを使って
簡単に転写するのを雨人さんがやっていた」
印刀の太さは細め(3mmから5mm)の印刀を使いますが
持ち手が細いと使いづらいので
「布などを巻いて持ちやすいように太くして使う」と先生。
今日も為になる話が聞けました。
月に一度の篆刻サークルはなかなか楽しいサークルです。