紫蘇の効用

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團菊祭・夜の部

2008年05月22日 | 歌舞伎

花の團菊祭、夜の部は弁天の通しでござるよ

一、 青砥稿花紅彩画 白浪五人男
 弁天小僧菊之助:尾上 菊五郎
 日本駄右衛門:市川 團十郎
 南郷力丸:市川 左團次
 赤星十三郎:中村 時蔵
 忠信利平:坂東 三津五郎
 浜松屋宗之助:市川 海老蔵
 木下川八郎:中村 松江
 大須賀五郎:市川 男女蔵
 千寿姫:中村 梅枝
 川越三郎:片岡 市蔵
 薩島典蔵:市川 團蔵
 伊皿子七郎:大谷 友右衛門
 浜松屋幸兵衛:中村 東蔵
 :澤村 田之助
 鳶頭清次:中村 梅玉
 青砥左衛門藤綱:中村 富十郎

 二、 三升猿曲舞
 此下兵吉:尾上 松緑



―序幕 初瀬寺花見の場―
梅枝くんの千寿姫に菊パパの許婚とはずいぶん年の差が~って感じだけど、初対面でさっそく茶屋に入っちゃうのね・・・
や~ん昔の人ってハナシが早い・・・
しかし通し狂言のお約束序幕での華やかな寺社前のシーンは幅びろ歌舞伎座では一層華やか


―神輿ヶ嶽の場―
主要メンバー勢揃いでみんな暗闇では何も見えない鳥目のだんまりです。


―稲瀬川谷間の場―
ここのシーンってなんかもっと赤星十三郎と忠信利平の間柄がラブい感じだと思ってたけどさっぱり感じた。
赤星十三郎のほうが大きいからかな~。。。


―二幕目 雪の下浜松屋の場―
さすがの弁天小僧菊之助
セリフまわしも粋でワルなのに万民を味方にしちゃうような愛嬌は至芸ゆえ。
キセルをかんざしでお掃除するのなんてカッコいい~のぉぉぉぉ
意外な配役、鳶頭を梅玉さんというのところが微妙に萌え~
するどい瞳が胸きゅんなのだ


―蔵前の場―
うひゃひゃ~海老さまがぽわわ~ん。優男やると彦市のばか殿に見えてきちゃうんだなー
そして、偶然にもほどがある2組の生き別れ親子の再会では日本駄右衛門團パパと浜松屋宗之助海老さまのリアル親子の寄り添いが


―稲瀬川勢揃の場―
ここでは浜松屋でこしらえた大胆模様の揃いの着物で名乗り。
こんなアバンギャルドな着物を作っちゃう浜松屋はもっと成功してよいじゃろう。


―大詰 極楽寺屋根立腹の場―
見ごたえ充分の立ち回りに拍手の嵐
屋根がどんどんどんどん垂直になっても立ってる菊パパ。
ものごっつアキレス腱が長いのかしらん。


―山門の場/滑川土橋の場―
絶景かな~とは言わないけど五右衛門ヘアーで團パパが中央におると團菊祭のクライマックス感~

アダルティーな配役で歌舞伎の醍醐味を満喫しました。

最後の幕、松緑さんを中心に立ち回りのある舞踊。
きびきびとした踊りでさわやかに幕~となりました。



團菊祭五月大歌舞伎
平成20年5月2日(金)~26日(月)
歌舞伎座



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