羽ばたく若鷹

今月の歌舞伎座は夜8：30に始まるお稽古前にぴったりな時間で幕見できる！
18：11～19:50で大ちゃん襲名披露と高麗屋の連獅子セットです。

『鞍馬山誉鷹（くらまやまほまれのわかたか）』
牛若丸：大改め鷹之資/鷹匠：富十郎/平忠度：仁左衛門 
喜三太：梅玉/蓮忍阿闍梨：吉右衛門/常盤御前：雀右衛門 

ＡＮＡ提供の鷹の絵の祝い幕が華やかに開いて舞台一面紅葉。
鳴り物さんが両サイドにいて、浅黄幕が振り落とされると当代きっての二枚目、仁左衛門 さんと梅玉さんが
いて、すでに豪華～
鞍馬山で毎夜不振な音がすると詮議にきた平家の貴族のこしらえ仁左さまとめずらしい奴姿の梅玉さん、そして御父さんの冨十郎さんが鷹匠として舞台中央で花道から登場する大ちゃん改め鷹之資くんを待ち受ける姿が微笑ましい
そして18人の花四天相手に大立ち回りを見せるが、さすが冨十郎さんの子って感じで動きもきびきびと、ずいぶん永いこと奮闘してました。
奮闘は同じく後見をしている信二郎さんも
そして常盤御前の雀右衛門、阿闍梨の吉右衛門さんも出てきて「狂言なかばの口上」。
大ちゃん2歳の初舞台から見守ってる皆さんのあったかさが、作ってない素の話方の口上に表れてました。
吉右衛門さんの「大ちゃんがもう6歳・・・月日のたつのは早いもの、私もついこないだまで6歳だったのに」といのには（笑）
本当にいい襲名狂言だったデス。
奴さん大好きな私といたしましては梅玉さんの奴姿にメロメロです。

『連獅子』
狂言師右近後に親獅子の精：幸四郎/狂言師左近後に仔獅子の精：染五郎
法華の僧蓮念：玉太郎/浄土の僧遍念：信二郎

なにげに今月、大車輪な信二郎さん・・・なんまいだ～の遍念さんがコミカルで動きもなめらかで大きくて楽しかった
・・・って親子獅子はさておいてしまいましたね。
毛振り廻しゃいいってもんでもないけど、３回だけとかって少なくない？
そして染ちゃんのもっと廻したい欲求が不完全燃焼な感じ。
でも親子で連獅子できるって幸せだよね。

イイ感じの大向こうさんと、なんてバットなタイミングの大向こうさんが両サイドにいた本日の幕見でした。

降りてきてEmSちゃんから東銀座到着のメールをもらったのでTULLY'Sでお茶してレッスンへ～
リズムと取り方やフラメンコ用語を詳しく教わって、へ～×５０
私が手先だけでひょこひょこ踊ってたら「バディ～を使うのよ！バディ～！」って



吉例顔見世大歌舞伎
平成17年11月1日（火）～11月25日（金）
歌舞伎座