TaKみんぐがお芝居誘ってくりた~
蜷川さん演出のミシマダブルの「サド侯爵夫人」 のほう。
渋谷のシアターコクーンなので、まずはハチ公口で待ち合わせ。
肉食獣なので渋谷肉横町へ向かいました。
中でもわれらの求める牛さんの焼肉屋さんにく求に入店。
カルビ・マルチョウ・レバー
と、スタンダードに行って…
そして大人っぽく…
神戸メリケンカルビ
肉塊だぉ
さて、シアターコクーンへ。
ミシマダブル「サド侯爵夫人」
ルネ:東山 紀之
アンヌ:生田 斗真
サンフォン伯爵夫人:木場 勝己
シミアーヌ男爵夫人:大石 継太
シャルロット:岡田 正
モントルイユ夫人:平 幹二朗
着席して舞台を見ると、蜷川演出のおなじみ、奥が開いていてコクーンの駐車場や道路を見せてる。
そして芝居冒頭でお客さんに見えるようにセットを組み、無機質なコンクリートからフランスのロココ調のお屋敷の中に転換。
現実から違う世界へいざなう。。。って意味かな?
3時間強、膨大なセリフがポエム調で語られる。
和製シェイクスピアですな。
この長い芝居で立ち見席で観てる人もいる~
役者は全員男性で、役は全部女性。
そして女性の「節操」「愛」「無邪気」「無節操」「道徳心」「欲望」を表現しようとするのは冒険だけど、そのむちゃっぷりがフランス革命後の不安定さ、サド侯爵という人物の偏った人格、三島由紀夫ワールド的な刹那な空気が出て、敗退的な感じをかもし出してます。
DVの元祖サド侯爵は登場せず、他人、妻、義母、義妹がサドについて、一軒のお屋敷の中で語る。
勝手で不愉快さ満載のサド侯爵が最後は醜くなってしまったと知らせれ、幕。
サド侯爵を最後醜くしたのは夫人に救いがあるようにしたのか?さらなる痛みなのか?
観てるほうに解釈のはばを持たされているようですが、むずかしー
衣装は中世のゴージャスドレスをまんま再現で豪華。
カツラは塩沢とき。
リアルにフランス貴族の装いだけど、効果音に大鼓が使われてて、セリフの節々で「ケーン」と鳴る。・・・こりは劇団新感線の手法に似てないかに?
むっちゃ難しい芝居でさすがの平幹二朗さん、ドレスの着こなし、膨大なセリフ量、演技、素晴らしい
ヒガシはちょいと硬さがあるけどもストイックさが出ててサド侯爵夫人の悲哀が出てました。
刺繍しながらセリフ言うのはたいへんじゃろーなー。
斗真くんは終始きゃわいいお衣装
ベビーピンク→オレンジ→水色とファンシー路線。
そしてカテコの斗真くんがカワユス
お手手を胸元においてのレベランセ・・・こりゃ、男で惚れるやついるやろ
最後は三島由紀夫が自害したとのときの音声がガサガサと流れ、また舞台奥が開いて生道路。
重かった~。
ミシマダブル「サド侯爵夫人」
2011年2月2日(水)~3月2日(水)
Bunkamuraシアターコクーン
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