姫路に住むSiTさんが夏休み帰省で東京で戻ってきてて、一緒に世田谷パプリックシアターへこまつ座&シス・カンパニー『ロマンス』を観に行きました。
オリガ・クニッペル他:大竹 しのぶ
マリヤ・チェーホワ他:松 たか子
晩年チェーホフ他:木場 勝己
壮年チェーホフ他:段田 安則
青年チェーホフ他:生瀬 勝久
少年チェーホフ他:井上 芳雄
台本できたの2日前だって
すごいなー、みんなほぼ出ずっぱりで膨大なセリフでもちゃんと初日幕を開けたんだから。
でも、事前に目にしたあらすじと違うこと描いていたような感じです。
パンフレットには実際のチェーホフの生涯が年表で記されていて、物語はその通りに展開してるけどギャグっぽい
チェーホフは実はヴォードヴィルが大好きだったということを主軸にして、辛かったであろうエピソードを明るく滑稽に描いてる。
いろんなシーンがヴォードヴィル(演芸?みたいな?)。
そしてチェーホフと女優オリガの晩年の夫婦の関係がジーンときます。
この舞台、チェーホフをまったく個性の違う4人の役者が演じるのが面白い。
少年チェーホフの井上くんが一番背が高くて、どんどん小さくなっていく・・・
(顔の大きさはどんどん大きくなっていくが。)
チェーホフの妻オリガ・クニッペルと妹マリヤ・チェーホワは替わらず演じてるけど、出演者全員ところどころで他の役にまわったりしていろんな役柄をこなす。
みんな舞台人、さすがな役者っぷりでした
こんな達者な役者さんに囲まれて井上くんも大奮闘
途中白髪にひげ付けて出てきたときは「秋篠宮殿下?」って思っちゃったケド
トルストイしぇんしぇいの人生十二か条がためになりました
『ロマンス』
2007年8月3日(金)~9月30日(日)
世田谷パブリックシアター
『レ・ミゼラブル2007』一足早く別所さんが東京公演で千穐楽を迎えました。
今日のお席は最前列♪
ジャン・バルジャン:別所哲也
ジャベール:石川禅
エポニーヌ:新妻聖子
ファンテーヌ:山崎直子
コゼット:菊地美香
マリウス:小西遼生
テナルディエ:駒田一
テナルディエの妻:阿知波悟美
アンジョルラス:岸祐二
日々熱くなってなってきて今日はどこまでヒートアップするかとドキドキ
すると舞台の上も緊張感がみなぎっていて、なんかソワソワ
バルジャン、司教さま宅から逃げるときも椅子にぶつかったが、た、倒れない・・・
振り返って椅子じっと見つめる・・・あ゛~
躊躇しつつ、「♪逃ぃげぇたぁ~」
別所さん緊張のあまりか、歌詞が飛んだっ
♪逮捕する前にジャベール 俺の頼みきいてくれ やり残したことがあるー
ってところを
♪逮捕する前にジャベール やり残したことがある やり残したことがあるー
それって・・・、もの凄くやり残した感いっぱい。
客席のあちこちから息をのむ音が聞こえました
しかし熱演バルジャン、圧倒されました~
裁判所シーンでは「24653↑」大好き、派手なリボンはずしのあと胸の焼印みせるための
シャツも激しくがばっと開っきゃ
岸さんどんどんアニキな貫禄がついてきて、この面構えはどこかで見たような・・・はっ゛(゜o゜)゛
ち、千代の富士。
そしてマリウス見ると、今朝のワイドショーでさんざん顔を見たダルビッシュ有でわないか。
千代の富士とダルビッシュ・・・スポーツ紙を見てるような二人。
千代アンジョ、バリケードかけあがるとこでずるっと足をすべらせてずるる・・・手でささえて止まった
「♪過ぎた~日にカンパーイ」で酒飲んでおセンチな雰囲気でいっきに駆け上がるときだったんで目に付いてしまった
小西くんマリウスはちょっと感情が見えない感じだけど世間知らずのおぼっちゃんで、恋しちゃったらどうしていいか的なのかな?と捕らえるとわからなくもない役つくり。
バルジャンのボルテージ最高潮に達したのが下水道のあとのジャベールに会ったとこ。
本気の雄叫びだった。
禅さんのジャベールも熱いからすごい場面になった~
カーテンコールでは禅さんが今日で楽の別所さんに「なんかしゃべれ」と口の前で手をぱっぱっとひらいて
前に押し出します。
すると目頭の涙をぬぐうようなしぐさをしつつ、胸いっぱいのようでかみしめるように「レミゼラブルに出て足掛け5年、バルジャンが自分の人生の一部になってきました」
というようなことを語り、いっぱいお礼を言ってました。
これであたくしも東京レミはおしまいです~。
レ・ミゼラブル
2007年6月8日(金)~8月27日(月)
帝国劇場