どうにかスケジュールをやりくりして、日帰りで名古屋行って、昼夜ぶっ通しで歌舞伎観てきました。
昼の部も夜の部も最前列の同じお席。うゎぁ体力いる~
昼の部
一幕目 旭輝黄金鯱
柿木金助:尾上 菊五郎
乳人園生/金助母村路:中村 時蔵
向坂甚内:尾上 松緑
鳴海春吉:尾上 菊之助
ねりの定八:坂東 亀三郎
太郎作/ころの三蔵:坂東 亀寿
小田春勝:尾上 松也
国姫:中村 梅枝
娘おみつ:尾上 右近
山形道閑:片岡 亀蔵
奴瀬平:河原崎 権十郎
腰元関屋:市村 萬次郎
大黒戎太夫:市川 團蔵
石谷歩左衛門:坂東 彦三郎
後室操の前:澤村 田之助
二幕目 汐汲
蜑女苅藻:坂田 藤十郎
此兵衛:中村 翫雀
―旭輝黄金鯱―
ロビーには地元金しゃち酒造のその名も「金鯱」樽が飾られてました。
凧の飛来あり、千手観音あり、本水立ち回りありとスペクタクル満載で、ご当地再演は嬉しい狂言です。
幕間に4列目くらいまでビニールシートが配布されます。
木曽川の場で菊ちゃんがしゃちほこと立ち回りするとき水かぶり席だからです。
横一列が一丸となってシートを持ちあげないとすごい量の水が降ってかかってきます。
菊ちゃんがどぼんともぐって顔をあげたらこっちにむかってぷはーっと水はきかてきますもん。
ビニール越しでなく観たいけど、エライ水しぶきでビニールなしじゃかえって観えない~
参加型芝居でした
―汐汲―
衣装、背景ともに目に鮮やかな優美な世界。
またまた藤十郎さんの足腰にびつくり
昼の部終演後、御園座近くの五城というお店に駆け込みました。
名古屋だしぃ、みそ煮込みうどん食べたいしぃ と、スタンダードみそ煮込みうどん頼みました。
ごんぶと麺で腰がしっかり。
そんなに煮込まれているわけではないので小麦粉感を味わうのかな。
名古屋の煮込みうどんの味噌の味がおいちい
夜の部
一幕目 舞妓の花宴
白拍子和歌妙:中村 時蔵
二幕目 伽羅先代萩
乳人政岡:坂田 藤十郎
沖の井:中村 時蔵
荒獅子男之助:中村 翫雀
仁木弾正:尾上 松緑
松島:市村 萬次郎
八汐:市川 段四郎
栄御前:澤村 田之助
三幕目 身替座禅
山蔭右京:尾上 菊五郎
太郎冠者:片岡 亀蔵
侍女千枝:尾上 松也
同 小枝:尾上 右近
奥方玉の井:中村 翫雀
四幕目 弁天娘女男白浪
弁天小僧菊之助:尾上 菊之助
南郷力丸:尾上 松緑
忠信利平:坂東 亀三郎
赤星十三郎:中村 梅枝
伜宗之助:尾上 右近
浜松屋幸兵衛:片岡 亀蔵
鳶頭清次:河原崎 権十郎
日本駄右衛門:市川 團蔵
―舞妓の花宴―
予想以上の大曲で時蔵さんお顔が汗でぴかぴか光るほどの奮闘舞踊です。
―伽羅先代萩―
政岡の藤十郎さん、息子の亡骸をかかえ、マジ泣きしてました
短いバージョンだったのであっという間にネズミくんが巻きもの持ち去って床下の場。
男之助がネズミさんサイズというのをいつも突っ込みたくなるが、
\(・_\)オイトイテ (/_・)/
ここだけのシーンで登場でヒステリックなセリフまわしですよね。男之助さん。
松緑さんの仁木弾正は初めて拝見ですが、眼ヂカラがいいですね~。
しかし花道を行く時のライトの照らしがいまいちで、いつも楽しみにしてる幕にうつるどんどん大きくなる弾正の影が見れませんでした。影ファンとしてはもの申す~
―身替座禅―
亀蔵さんの顔芸が楽しかった
焦る顔、驚く顔、いや~アニメキャラでした。完全に。
そして菊パパの浮気男もやっぱりかわいいにくめないね~観てる限りは。
しかし翫雀さんみたいなおばはんいるよねー。あの顔と体。ある意味女にしか見えなかった。
―弁天娘女男白浪―
菊パパと一緒だけど、菊ちゃんの弁天でつー
男とバレちゃったあとの声のギャップ度がアップ
女装もヤンキー弁天も充実してきた感じ。南郷の松緑さんとの信頼関係もリアル感じられます。
稲瀬川勢揃の場もフレッシュでした。
夜の部、どれも厚いのが4つで、満腹感でした。
お隣の席の菊パパファンの方が東京からの遠征で、同じ新幹線っちゅーことで、名古屋駅まで一緒にタクシー乗せていただきました。
早めに駅についたのでいろいろおしゃべりしたけど、お名前うかがわなかった
とても熱心な歌舞伎ファンで、キュートな方だったのですが…
でも、きっとまた劇場で会うでしょうってお別れしたのでまたお会いできるといいです…
吉例顔見世
平成22年10月2日(土)~10月26日(火)
御園座