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価値判断

2007年07月12日 01時40分01秒 | Weblog
ある仕事に関して、調査会社にいろいろと調べることを依頼している。

もちろん、べらぼうな金がかかっている。
「時間を金で買う」という観点で行っていることではあるが、私は2ヶ月前の入社時からその点が理解できなかった。
自分でいろいろ調べればいいじゃないかという感覚。
べらぼうな金を使う価値が本当にあるのだろうかという感覚。

結局この2ヶ月の成果も、私にはとても納得できるものではない。
調査内容が、私が片手間で調べても見つけられたような表面的なデータを並べただけ。
さらに深くつっこんだものは何もなし。
挙句、こちらから質問すれば「そうはおっしゃいますが、そういうものを解明していくのが研究というものです」と“研究”というものに対する講釈を垂れ始める始末。(これは本気で頭にきた)
こちらの質問の意図も、さらには元々の調査の意図も理解できていない様子。
むしろ、仕事に結び付けようという意欲やネットワークの豊富な商社の方がよっぽど有益な情報をただでもたらしてくれる。
入社早々にそういうものに直面し、今の会社での仕事について大きな疑問を感じていた。

極端に言えば、ネットで調べてでてきたデータをそのまま切り貼りしただけのようなものなのである。

私のいるグループのリーダーも同じように不満を感じていたらしい。
その調査会社に今まで頼んだ中で、最も程度の低い内容らしい。
先方が提示してきた結果に対して私の感覚がリーダーと同じであることで安心はした。
が、問題はチームのメンバーである。

同じ仕事に携わるチームのメンバー、彼らはどう感じているのだろう。
私はまだ会社の仕事の進め方や考え方、またその調査会社にどの程度のレベルの調査を要求しているのかなど、理解しきれている自信がない。
そのため、不満は大きいものの、特に口を出さずにいた。
出すべきかもしれないし、出さないことは卑怯かもしれないが、出していいのかどうかを探っている状態である。
それに、私が出さずとも、出すべきところは当然メンバーから出してくれると思っていたこともある。

グループのリーダーはもちろん平気でいろいろと口にするので、私たちの前で「あれはひどいよなぁ」という。
私は他のメンバーの手前何も言わないでいるが(リーダーとの面接の際にはもちろん本音はぶちまけているが)、他のメンバーはどう思っているのだろう。

とても役に立つとは思えない情報だけを前にして、不満は感じなかったのだろうか。
そして、そんな調査会社の人を「時間もあまりなかったですから」とかばう必要はあるのだろうか。
あくまでシビアな仕事としてやっているなかで先方をかばう必要は一切ないし、もっと厳しく突っ込んでいくことがお互いのためであると思う。
はっきりいって、言い訳を相手に与えているだけでしかない。
そのような行為からは、ともすればその人自身も最終的にそのような言い訳に逃げ道を求めるのではないかという不信感を抱かせかねない。

その調査結果の有効性を自分の考えで判断できていないのではないかと思えてしまう。
その判断ができないということは、極端に言えばその人のやれる仕事のレベルもしょせんはその程度のものでしかないということではないのか。
大金を払って調査させているという金銭的感覚が欠如しているのかもしれない。

今、仕事にリアリティが欠けすぎている。
でかい会社とはこんなものなのだろうか。

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