先日、テレビのニュースで「青森ねぶた」の映像が映し出されていました。高さ5メートルにもなる大迫力のある「ねぶた」でした。そう言えば、民博に「ねぷた」が展示されていたのを思い出し、行って見ました。
行って見ると、「弘前ねぷた」でした。「青森ねぶた」と「弘前ねぷた」の違いを記した説明書きを転載します。
ねぷた祭り
「ねぷた」は燈籠の造形物である。「ねぷた」の起源には諸説あるが、古くは「ねむた流し」とか、「ねむり流し」などと呼ばれており、眠り流しの行事と、北陸から東北にまたがる日本海沿岸部の燈籠行事の双方の系譜につらなる。地域によって、呼び名や形態に違いがある。
青森周辺では「ねぶた」といい、横に広がる「組ねぶた」が特色。一方、弘前周辺では「ねぷた」という呼び名が使われ、扇のかたちに特色がある。この扇の表には武者絵を、裏の見送りには美人画を好んで描く。
弘前ねぶた 地域:青森県弘前市 年代:1978年製作
弘前の「ねぷた」の主流は扇形の燈籠である。この「ねぷた」の図柄は、正面の表絵は「水滸伝」からとった「黒旋風李逵奮戦の図」であり、裏面の見送りは日本の「白縫姫」である。
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