くず
2011-09-16 | 草花
くず/葛 マメ科
残暑のきびしいお彼岸前の道のかたわら、
ヌルデの花を写真におさめようと近づくと、
甘い香りがしてきます。
くずの花が、葉陰にたくさん咲き登っていました。
くずの花の色は、
中紅(なかべに)から薄紅(うすべに)の、
旗弁(きべん/上弁)はやさしくて、
臙脂色(えんじいろ)から深緋(こきあけ)の、
唇弁は、匂い袋のようで、
折り重なりて、
緋褪色(ひさめいろ)に褪めてゆく、枯れ花も、いとおしくて…
仲秋の山すそは、真昼の虫の音とともに、
少し、物憂い感をおぼえますね。
葉月の名のとおり、桜葉はすでに落ちはじめて、
夕暮れのすじ雲が、波をつくって、空にヴェールを掛けています。
残暑のきびしいお彼岸前の道のかたわら、
ヌルデの花を写真におさめようと近づくと、
甘い香りがしてきます。
くずの花が、葉陰にたくさん咲き登っていました。
くずの花の色は、
中紅(なかべに)から薄紅(うすべに)の、
旗弁(きべん/上弁)はやさしくて、
臙脂色(えんじいろ)から深緋(こきあけ)の、
唇弁は、匂い袋のようで、
折り重なりて、
緋褪色(ひさめいろ)に褪めてゆく、枯れ花も、いとおしくて…
仲秋の山すそは、真昼の虫の音とともに、
少し、物憂い感をおぼえますね。
葉月の名のとおり、桜葉はすでに落ちはじめて、
夕暮れのすじ雲が、波をつくって、空にヴェールを掛けています。