しなこじダイアリー

日常生活のあれこれ

銀座「福臨門酒家」

2012-06-29 07:41:46 | Weblog

                  香港が本店の「福臨門」は広東料理がベースの
                  中華料理店、香港でも高級店のひとつ「福臨門」の
                  国外第一号店が銀座店です。

                

                    1階エレベーターホール、 このビルの7階です

 

                

                     銀座でもこのビルに移って6年だそうです

 

                

                 私は初めてのお店、Kiyoさんのお誘いで出かけました

                    

                      

 

                      

                    食器はロイヤルコペンハーゲンのブルーレース

 

                

                アラカルトで注文のスープは帆立、香港を思い出す味です

 

            

                     金鶏の姿揚げ

               2種類のソースが添えられていましたが、そのままでも皮が香ばしく
               肉の部分はふっくら柔らかくて美味しかった、このお料理が目的で
               ここに行きました。

 

            

                       五目炒飯

 

                  

                     パラパラご飯に具沢山で贅沢なチャーハン

 

                  

                       ココナッツ入りタピオカだんご
                  
                 優しい味のカスタードクリーム入り、タピオカのプチプチが新鮮

 

                  

                      定番杏仁豆腐にはたっぷりのフルーツ

                   スイカとメロンでした、柔らかい杏仁豆腐にフルーツの
                   ジュースがぴったりの爽やかな一品。

 

                 いつもに比べると量が少ないと思いますよね、金鶏が食べた
                 かったのでアラカルトを選び、これで充分な量でした。
                
                                    
                 個室でご婦人たちの会合に北京ダックが用意されていましたが、
                 こんがり焼けたダックの皮の脂身をすっかり取っていました。

                 北京ダックも魅力ですが、香港で友人たちに連れて行ってもらった
                 北京ダックの人気店では皮に肉がついているタイプでした、
                 美味しかったのを思い出しました。 
                 「福臨門酒家」のお料理は銀座店のも美味しかったです。

                   

                       


誕生日の朝の公園

2012-06-26 06:48:38 | Weblog

             私ごとですが、日曜日24日は誕生日でした。
             いつものように朝5時前に家を出て木場公園に向かい、1時間ぐらい
             ウオーキングをしました、公園内で今の季節は沿道に紫陽花が
             咲いていたり、クチナシの花がよい香りを届けてくれます。

 

        

            こんなに新緑が美しいのです、公園に入るとまずは深呼吸です

 

        

           少し蒸し暑い朝でしたが、花壇が開く9時にまた公園に向かいました
           誕生日の朝、美しい花に囲まれるのも素敵かな~と思ったのです。

 

                

               スモークツリーは夏を過ぎるともっと煙のようになってゆきます

 

                

                     花壇の一角、ブルーサルビアでしょうか

 

     

    こんな光景になっていました、ちょっと近寄れません!よほど蜜が美味しいのでしょうか?

 

                

         
         
         

 

        

                

 

        

              このアザミのような大輪の花はアーティーチョーク

         

                  始めてみる花でした

         
         
         

                

                

        

 

        

        

                   セイヨウオニアザミ

 

                

                   せり科のノラニンジンの花にはストライプ模様の虫

                

                  にょろっと伸びた(2mぐらい)花はビロ-ドモウズイカ

 

        

              色が変わってゆくランタナの花には白い蝶がきれいでした

 

          

             紫陽花が咲いているところは園内に何箇所もありますが、この一角は
             額紫陽花の種類でした

 

        

                  線香花火のような額紫陽花

               

        

        

        

        

        

             紫陽花の季節生まれには、いちばん親しみを感じる花です

 

             この一角には実のなる木も植えれています

 

        

               マルメロ  果実は加工食品、種子は香油原料になります

 

        

                  真っ赤なザクロの花

 

        

              ブルーベリーはピンク色のかわいい実をつけていました

 

               

                   小さなぶどう棚には

 

        

               緑色の実が育っています

 

        

                 こちらの棚にはキイウイ

 

               

                    コスモスのような ハルシャギク

 

               

                      沿道に咲くクチナシは大輪です

                     

        

               側を歩くだけでいい香りがします、今朝も楽しみました

 

               

                    こちらはコクチナシ 木も花も小型です

 

        

              公園で咲くいちばん大きな花でしょう、タイサンボクの白い花

 

        

                緑の中に存在感のある花です

 

        

              アメリカデイゴ  こちらも高木です、6月と8月に2回花が見られます

 

               

                6月に咲くもうひとつの好きな花  沙羅の花(夏ツバキ)
                少し小形の花で「ヒメシャラ」と書いてありました。

 

               

 

            朝日を浴びて輝く新緑は梅雨時のうっとうしさを忘れさせてくれます。
            毎日歩くわけではないのですが、日曜日から3日間続いています。

            この2日間は気温が低く、湿度も低いのでしょうかすごく爽やかです。
            これからは梅雨本番でしょう、そして苦手な夏が来ます。
            
            家族や友人たちからお祝いのカードやメールが届きました、元気に
            迎えられたことに感謝です。 ありがとう。


         

 


「高橋由一」展

2012-06-24 07:48:37 | 美術館 博物館

                  東京藝術大学美術館で開催中の近代洋画の開拓者
                  「高橋由一展」東京では初の大回顧展です。

 

                 

                     会期は24日、日曜まで

 

                    

              まず最初に目にするのは丁髷姿の自画像 (39才慶応2~3年ごろ)

              武家に生まれ、狩野派に学び、洋画の絵師になった由一  人物画
              歴史画、名所風景画、静物画、など洋画に命をささげた全貌を
              知ることができます。

              江戸末期に洋画とともに西洋から導入された写真は人々に新しい
              視覚体験をもたらした。
              由一は肖像画を多く描いたがその製作にしばしば写真を利用している、
              同時に写真にない油絵の利点を主張している。
              真を写すのは同じでも油絵は色彩の再現性と耐久性の点で優れて
              いると。

 

            

                 芝浦夕陽 明治10年ごろ(1877)  名所風景画の中の作品

                あかね空、あかね雲ともに広重の風景版画によく見かける特徴がある、
                構図の共通性が見られる作品。
                美しいあかね色が印象に残る作品でした。

 

                    

                      花魁 (おいらん)  明治5年(1872)ごろ

             誰もが断ったモデルを、新吉原の稲本楼で人気を博した小稲が承諾した。
             当時23,4才下髪に結い、これ以上挿せないほどのかんざしを挿し、豪華な
             刺繍の打掛を着て由一の前に座りモデルを務めた。

             目の前の花魁をあるがままに描こうとする、まだ慣れてない油絵の具に
             心躍らせて描いたといわれる。

             鼈甲のかんざしの透け感、独特の質感など表現の追求はそれまでの
             浮世絵の美人画には無い重苦しいほどの雰囲気がただよいます。

             しかし完成後「私はこんな顔じゃありません」と言って泣いて怒ったと
             伝えられます。                                   
             
             江戸時代の美人画は「美しく描かれた女性」だったのです。

 

              静物画   明治9年(1876) 49才で本格的油絵技法を習得し、
                      10年から13年ごろにかけて多くの静物画を描きました。

 

              

                    桜花図  明治12-3年(1879-80)

             桶の木目から削られた板と汚れ、かけ替えられたタガと跡まで克明に描き
             物の質感表現に優れている油絵の特質を生かした作品。

      

            

                   鴨図  明治11年ごろ

             食肉用の鴨がぐったりと置かれ、手前にはフキノトウ、食材も多く描いた

 

             

                   甲冑図 (武具配列図)  明治10年

               作品中最大の大きさの「甲冑図」西南戦争直後に描かれた甲冑図は
               武士の世の終わりを象徴するようです。

 

             

                      鮭   

             由一のトレードマーク「鮭」新巻鮭 実寸は120cmほどある巨大な鮭、
             明治10年ごろ描かれて、最も充実した時期に描かれた代表作。
             その質感表現は「写真みたい」というより「触ってみたくなる」迫真性がある。
              
               

 

 

                  

                 上の紙に書かれた作品を真ん中に左に麻布に描かれた鮭、
                 そして右は板に描かれた鮭、板目をそのままそこに鮭が
                 実在するかのようです。 荷札に「日本橋中洲町」とある。

                 黒い麻布に描かれた鮭は、由一が明治20年東北旅行の折
                 滞在した山形県北村山郡楯岡の旅館に伝わるものです。

                 <それぞれに描かれた鮭の質感を見比べるのも楽しい>

                 由一には絵が好きで画家になりましたといった甘さは微塵もなく、
                 洋画を日本に普及するのが自分の果たすべき使命という自負に
                 溢れていました。
                 

                 「天絵楼」という画塾を開き、展覧会を開催したり、「臥遊席珍」
                 という日本初の美術雑誌を創刊したり、「螺旋展画図」に描かれて
                 いるユニークな美術館を考案したがこれは実現しませんでしたが、
                 まさに近代洋画の開拓者でした。


           

 

          


デパートでランチ

2012-06-21 08:02:56 | Weblog

                デパートのレストランフロアには和、洋、中華などのお店が
                揃っていて、ランチ時は込み合い、少し待ち時間がありますが、
                便利で、時々利用します。

                妹と待ち合わせたのは新宿伊勢丹、レストランフロアをひと回りして
                決めたのは、江戸前寿司 「魯山」でした。

 

                

                 にぎりずし ひとつだけ野菜寿司、この日はなすでした
                 味噌汁が付いています。

 

           

               私は好物のちらし寿司  具の種類が多く大変美味でした

 

                

             ショッピングの後はコーヒータイム  新宿アルタの「チーズケーキカフェ」
             チーズとチョコレートの組み合わせのケーキとコーヒー。
             コーヒーが熱々でなかったのがちょっと残念!

 

                

                    ベークドチーズケーキ ホイップクリーム添え
                  甘みを抑えてあるのでホイップクリームで味の変化を
                  楽しめます、妹は紅茶との組み合わせ。
                  こちらも熱くなかったようです、おしゃべりしている間に
                  冷めちゃいますが、コーヒーや紅茶は熱々が欲しいです。
                  

               
                 いつも妹がいてよかったと思います、楽しいことはもちろん
                 気がかりなこと、家族のことなど話しただけで解決しちゃう
                 ことが多いのです。 
               

 

               別の日、Ikuyoさんと東京駅大丸のカフェで待ち合わせしました。
                

 

                

                    サロン・ド・カフェ ポワシェ

                 180年の歴史を誇るフランスの老舗、パリ16区にある
                 ショコラティエ&サロン・ド・テのカフェが日本初出店とか。

 

                

                    生ハムとチーズのガレット

 

                

                     モンブランはロールケーキでした

 

                

                  明るい店内はトレードカラーのブルーがいっぱい!
                  デパートの中と思えないような吹き抜けの高い天上、
                  1階上の(左側)カフェから見えたお店でした。

                 この日は夏服のデザインを決めました、若い頃からお洒落の
                 お手本だったIkuyoさんとの楽しいおしゃべりタイムは
                 尽きませんでした。
                 

                 デパートのレストランやカフェ、気になるお店もいっぱいです。
                 

 


「本土寺」の花菖蒲

2012-06-16 22:10:21 | Weblog

                本土寺の広い境内は起伏が多く紫陽花はいろいろな場所で
                いろいろな角度で楽しめました。
                そして・・・    
                 

            

                 順路に従って坂道を下りるとその先に広がるのは菖蒲池でした

 

 

        入り口で菖蒲が満開ですと言われましたが、まさに大輪の花が満開でした

 

        

 

        

 

        

 

          

 

                

 

        

 

        

 

        

 

        

 

        

                  奥の白とピンクの花は紫陽花

 

               

 

        

                  菖蒲池を通る妙朗堂に続く回廊は

 

                

                       まっすぐに伸びていました

 

   

            菖蒲池は紫陽花に囲まれています

 

        

             紫陽花と菖蒲がこんなに沢山いっしょに見られたのは初めてでした

 

        

 

        

 

               

                   花びらの根元に黄色のラインが菖蒲の特徴、
                   アヤメにはないそうです。

 

        

         菖蒲池の中央の見物台まで行けます、周りを花に囲まれたここは特別席でした。
         そして誰もが立ち寄るところ、たまたま誰もいなくなった瞬間でした。

         本土寺の菖蒲はあじさいと共に見事でした、普段の手入れの賜物なのでしょう。
         紫陽花はまあるく優しい美しさ、そして菖蒲は凛とした美しさですね。

 

         本土寺はもと源氏の名門平賀家の屋敷跡と伝えられ、建治三年(1277)
         領内の地蔵堂を移して法華堂とし、日蓮上人より長谷山本土寺と寺号を
         授かったのに始まります。

         この日8時半ごろから、まだ人出が少ないうちに紫陽花と菖蒲を楽しみました。
         本土寺を出る頃、多くの人たちが向かうところでした、本土寺がいちばん
         賑わう季節なのです。
         
         


      


「本土寺」の紫陽花

2012-06-14 22:39:10 | Weblog

                千葉県松戸市の長谷山「本土寺」の紫陽花が満開と聞き、
                梅雨の晴れ間の今朝、7時過ぎに家を出ました。

                常磐線北小金の駅を降り、少し商店街を抜けると
                すぐ参道になりました。

 

                

                    木陰が心地よい真っ直ぐな参道です

 

                

                      朱塗りの仁王門を抜け

 

                

                    境内の新緑のトンネルを抜けると広場に出ます

 

        

                   広場の五重塔の前に紫陽花が咲いていました

 

                 

                     お参りをした本堂の階段脇にも咲いています

 

                 

                 

 

        

 

        

 

                

 

        

 

                

                       竹やぶの前にも

 

                

 

                

                      お地蔵さんの前にも

 

          

                   

                

                

 

                

                      お堂の前にも紫陽花が咲いています

 

        

                  かしわ葉紫陽花も見事な大輪を見せてくれました

 

        

                  石塔にも似合う紫陽花に気をとられていたら

 

          

                  紫陽花の陰にこんなかわいい石仏が見つかりました

 

                 

                        どこを切り取っても見られます

 

                 

                       斜面にも

 

                 

 

                 

                       背の高い紫陽花も

 

                 

                       木陰でも

 

        

               五重塔も角度を変えたら紫陽花の向こうに見られます

 

        

                  今日は梅雨を忘れたような青空になりました   

 

                

                 振り返ると一面が色とりどりの紫陽花、雨が似合う花も
                 今日のような初夏の日差しのもとでもきれいでした。

 

                 こちら本土寺では花菖蒲も見られました。

                        


パレスホテル東京

2012-06-12 07:22:11 | Weblog

                 丸の内1丁目1番1号に5月17日グランドオープンしたのは
                 「パレスホテル」 開業は1961年、2009年1月から建て替え
                 工事が行われ、今年5月に完成した。

                 まったく新しい建物になったわけで、こちらにお気に入りの
                                  場所があったKiyoさんと見学かたがたランチを楽しもうと
                 出かけたのはオープン10日後でした。

 

                 

                  正面入り口を入るとすぐ左に入ったところと、奥がロビー
                   (写真は正面ロビーから入り口を見たところ)

 

            

                   和田倉濠に面したロビーは明るくて心地よい

 

                  

                     何もかも新しいので、まずはちょっと偵察を・・

                     地下のアーケード街にレストランやコンビにもあり
                     以前と同じマッサージ室もありました。

                     6階のフレンチレストラン「クラウン」は生憎予約で満席、
                     和食(うなぎ、寿司、天麩羅など)のお店や中華料理店も
                     ありましたが、この日は1階のオールデイダイニング
                     グランドキッチンにしました。

 

                  

                     この奥がメインダイニング

                   テラス席もあり多くの人が食事中、写真は撮れませんでした。
                   フレンチ、洋食、和食の要素を取り入れた幅広いジャンルの
                   食事が楽しめます。
                   天井が高く、開放的なオープンキッチンでした。

 

                  

                      コース料理のグリーンサラダはチョリソ-入り

 

                  

                    大山鶏のココット焼きは熱々で、別の暖かいお皿に
                    移していただきます。(フランス産鉄なべだそうです)

                    グレイビューソースは梅肉と山葵風味でした、鶏の奥に
                    添えられた焼いたミニトマトもソースといっしょにいただくと
                    鶏肉とよく合いいっそう美味しくなりました。

 

                  

                    デザートはバニラ風味のムース、マカロンとフルーツ
                    

                    ピッツア、ハンバーガーなどもあり、ホテルのそれは
                    ファストフード店のとは一味違うのでしょう。

                    以前のパレスホテルにはそう足を運んだわけでは
                    ありませんが、お濠の前の立地がどう生かされるか
                    興味はありました。

                  ホテルのサービスはやっぱり違います、優雅な気分になれます。
                  そして13年春には地下鉄大手町から直結になるそうです。
                  新しくなった「パレスホテル東京」ちょっぴり探訪でした。
                    
                    
                    
                    


江戸東京博物館 特別展 「日本橋」

2012-06-08 07:20:32 | 美術館 博物館

                 特別展「日本橋~描かれたランドマークの400年~」
                 「えど友」(江戸博友の会)の特別観覧会が開催されました。
                 

 

            

                   江戸博の学芸員の方の解説を聞いてから見学です

 

                   

                   400年以上の歴史がある日本橋、石の橋になってから
                   101年目、昨年架橋100年でしたが記念の展覧会は
                   延期になり、今回開催されることになったのです。

                   江戸から東京にかけての絵の展覧会ですが、江戸が半分
                   明治以降が半分、日本橋が描き続けられ、その描く方法も
                   技術も変化しています。

                   

 

                   

                   江戸東京の象徴として日本人に愛され、浮世絵などにも
                   描かれてきた日本橋、江戸時代に木造で架橋されました。

 

                   

                     江戸東京博物館の日本橋です

 

            

              江戸日本橋より富士を見る図   渓斎英泉 (文政1818~29)中頃

           富士山と江戸城を背景にして日本橋を描いた江戸時代の典型的な構図による
           作品、周囲にアルファベット風の囲みがある「蘭学枠」という通称を持つシリー
           ズのひとつ、青の濃淡を基調とした構成は江戸期に人気を博した表現。
           日本橋図でありながら 、独特な印象の作品。

 

                  

                 東都名所年中行事 四月「日本橋初かつお」 歌川広重

                 季節感を添えて江戸名所を描いた12枚揃えのひとつ、
                 旧暦四月の風物詩である初かつおとともに日本橋を
                 描いたもの。
                 擬宝珠(ぎぼし)のある柱と2人の女性の立ち姿が、日本橋を
                 舞台にした美人画としても楽しめる作品。

                 かつお売りが描かれるのは魚河岸が近いことを表していて、
                 魚を売る棒手振りが描かれることは魚河岸の活気をも
                 表しています。

 

            

                冨獄三十六景 江戸日本橋  葛飾北斎  天保(1831~3)

             川の向こうに江戸城と富士が望めるここは日本橋、渡る人々の中央に
             擬宝珠が見える、擬宝珠により日本橋と分かる。
             (擬宝珠は幕府により作られた橋にのみ付けられた柱の黒い飾り)

             橋の下を流れる日本橋川も重要です、海に面した隅田川につながっており、
             この川からさまざまな物資や文化が江戸に運びこまれました。

             逆に日本橋川から川を下り、隅田川に合流した後、上流に向かったのは
             江戸見物を楽しむ人や、浅草見物や、吉原に向かう人々を運んだのです。
             都市江戸の陸路と水路の十字路となっていた日本橋は魅力です。

 

             文明開化が到来し、明治維新を迎えた日本橋でしたが、絵に描かれる
             姿は、江戸時代の定型化された名所絵から一転激動の時代に合わせて
             時々刻々と変化してゆくことになります。

 

           

        東京日本橋風景   歌川芳虎  明治三年 

   3枚続きの錦絵、正面に日本橋を描いた図、正面左に威容を誇るのは高札場、その下に
   この年営業許可が下りた人力車の幟が見える。
   人力車、馬車、自転車などさまざまな乗り物が描かれていておもしろい。

   明治6年(1873)西洋型木橋への架け替え、明治15年鉄道馬車の敷設など日本橋は
   文明開化最先端をゆく名所のひとつとして、鮮やかな舶来絵の具を用いた華やかな
   錦絵にたくさん登場することになる。

   (明治15年(1882)三代歌川広重による「鉄道馬車往復日本橋の図」には日本橋の上を
   走り始めた鉄道馬車が描かれている、多くの人が行き交う中、魚を運ぶ棒手振りが大通り 
   に一人しか描かれていないのは、人々の興味、関心が文明開化の新風俗に向かって
   しまったからでしょうか。)

 

                

                  日本橋(夜明け)    川瀬巴水  昭和40年

           日本橋北側下流から眺めた図、縦型画面にすっきり描かれた日本橋
           柱の装飾が印象的、石造りの橋をより美しく見せるため、全体に淡い
           青色に包まれた画面と、一部が淡い赤に染まった朝焼けの雲が美しい
           近代の日本を代表する作品です。

 

           石で造られた橋は、明治44年(1911)4月3日に開通した。
           花崗岩を主要材料とした西洋風アーチ橋に、青銅製の獅子や麒麟など
           日本人に親しまれたモチーフの装飾を施したこの橋によって江戸時代
           以来の日本橋のイメージが一新します。

           幸い関東大震災や、第二次世界大戦でも破壊されることなく残り続け、
           平成11年(1999)重要文化財に指定されました。

             

           400年以上の歴史を持つ日本橋の姿を江戸から明治、大正、昭和に
           至るまでの浮世絵や版本、絵巻、そして近代版画や写真など、江戸東京
           博物館のコレクション130件紹介されています。
           加えて日本橋近くの版元から安永三年(1774)に出版された「解体新書」や
           明治初期に橋のたもとで営業を開始し、全国へ広がった「人力車」なども展示。

 

           * 筆者不詳の「隅田川風物絵巻」(日本橋部分・18世紀中ごろ)
           この絵巻には「影からくり絵」の細工が施され、絵の裏側から光を当てると
           昼の景色が一転夜景として浮かびあがります。

           今回特殊な装置でこれが見られます、ゆっくり立ち止まり観賞しました。
           驚きの影からく絵りでした。

                     日本橋定点観測400年、変化は都市そのもの歴史と共に楽しめます。

 

           現在の日本橋は何回か紹介しています、日本橋の真上を横切る首都高は
           美しい日本橋を台無しにしているように思えます。
           日本橋三越に行くときに一駅手前の日本橋で降りて、徒歩で橋を渡ることも
           あります、江戸時代好きには五街道の始まり日本橋は特別なのです。
           


            


リストランテ ファロ 資生堂

2012-06-05 07:22:10 | Weblog

                    予定していたレストランの予約が取れなくて
                    銀座で散策中に入ってみることにしたのは
                    おなじみ資生堂レストラン。

 

                

                    銀座8丁目です

 

                    

                      10階のイタリアンレストラン「ファロ」
                    
                店名の[FARO]は灯台のこと、北イタリア料理のリストランテ

 

                

                      モダンな椿模様です

 

                

                     ランチコースの前菜は香ばしいパイでした

 

                

                    バケットやグリッシーニなど種類も豊富

 

                

                 自家製フェットチーネ(パスタ)に空豆とチーズのクリームソース

 

                

                    Kiyoさんはホワイトアスパラガスのリゾット

 

                

                  大山鶏のメイン料理  しっかり鶏の味が楽しめる一品

 

                

                   ドルチェはワゴンから自由に選べます、迷います!
                   全種類というわけにはゆきませんし・・

 

                      

                        エスプレッソはお代わりしました

 

                    明るい店内に真っ白のテーブルクロスと白い磁器、
                    さすがに老舗店、接客も完璧、美味しいランチコースを
                    楽しみました。

                         (5月7日)

 


鳩山会館

2012-06-02 23:26:27 | Weblog

                 バラの花を見に行こうと思い、鳩山邸と旧古川邸、どちらに
                 行こうか迷った結果、鳩山邸にはまだ行ったことがないので
                 文京区音羽の鳩山会館に行ってみることにしました。

 

                 

                  音羽通りの江戸川橋と護国寺のちょうど中間ぐらいでした
                  門を入るとかなり急な坂道を上ります。

 

                 

                  音羽の丘に美しい洋館が姿を現したのは関東大震災の
                  翌年大正13年です。

 

                 

                   鳩山家は4代にわたり指導的な政治家を生み育てた
                   この洋館を建てたのは総理大臣となった一郎氏。

 

            

                    第1応接間

 

         

                   第2応接間             食堂

 

         

                英国風サンルーム

 

           

                  前に広がるバラの庭

 

 

             美しい洋館です

 

                

                    屋根には4羽のふくろう

 

 

                

                       希望

 

                

                       プリンセスモナコ

 

        

                 真紅のバラはその名もスーパースター

 

        

                こちらの赤いバラはマダム・ミユキ  

 

        

      

        

                これだけ名前が分からなかった淡いクリーム色のバラ

 

        

                    ブラックティ

 

        

                 メルヘン ケニゲンは美しいピンクです

 

        

                 スマイルフェイス

 

        

                 こちらの赤いバラは ローラ

 

 

                

                    バラの陰にひっそり咲いていたのはアマリリス

 

                

                     松とツツジと石灯籠は和の趣

 

                

                    そのツツジにに美しい揚羽蝶

 

                

                  庭の奥に別邸がありましたが、こちらには入れません

 

                

                   バラもツツジも美しいけど、緑の美しさが清清しい

 

 

        

             建物に戻り2階も見学、階段途中の法隆寺五重の塔のステンドグラス

 

          

                 広いホールです、ここでパーティーが行われたのでしょうか

 

             

 

                

                      2階のバルコニー

 

                

                    タイサンボクの白い花が咲き始めていました

 

 

                

                   1階の食堂とサンルームの境のステンドグラス

 

                   

               音羽通りのビル群から少し入り坂を上ると、都心とは思えない
               静けさでした。


 
               一郎氏の没後、傷みがひどく、大修復を加えたそうです。
               修復にあたり一郎氏、教育者の薫夫人、威一郎氏を記念する
               部屋を設け公開されていました。
                    (こちら3室は撮影不可です)