しなこじダイアリー

日常生活のあれこれ

谷中の「吉里」

2012-05-29 07:14:44 | Weblog

                 「ボストン美術館展」を楽しんだあと、国立博物館の前から
                 上野,浅草界隈を走る”めぐりんバス”で谷中に出ました。
                 目的地は「吉里」というお店でした。
                            


               

                 

                いっしょに出かけたY.Yさんに予約をしていただけたこちらは、
                谷中の喧騒も路地を入ると静かな一軒屋レストランです。
                 

 

                 

                知り合いにこんなお宅がありました、懐かしい感じの小庭です
                

 

           

            ランチのお弁当、一品づつ説明を受けましたが、品数の多さに驚きでした
            そして丁寧に調理されているのでどれも美味しくいただきました。

 

                     

                         ご飯も進みます

 

 

           

             デザートは選べて、これはいちごのムース、甘酸っぱいソースでいただく
             爽やかな一品、アイスティーがよく合いました。

 

                 

                  和モダンとでもいいましょうか、雰囲気のよい部屋です。

                  私たちは大きいガラス戸がある明るい2階の席でした。
                  そこから前に紹介したお隣の指人形のお店「笑吉」が
                  見えて立ち寄ってみたのです。


                  印象に残る「ボストン美術館展」を見て、美味しいランチを
                  いただき、素敵な友人と過ごした休日でした。
                  

 

 


ボストン美術館「日本美術の至宝」

2012-05-27 22:43:11 | 美術館 博物館

                東京国立博物館で開催中のボストン美術館展に出かけた。
                 

                 

                

                    五月の上野の森は新緑が美しく爽やか

 

                

                「かつて海を渡った幻の国宝が一堂に里帰り」というのを見て
                なぜ国宝が海を渡った? と興味は別の方向にも広がった。
                

                アーネスト・フェノロサ 聞いたことはある名前、でもよく知らない、
                いろいろ調べてみた。

                ボストン美術館草創期に在職していた、日本の美術、芸術に
                深い関わりのある人だった。

                日本のお寺に関係があったような・・・それも調べてみたら
                滋賀県の三井寺(園城寺)に京都クラブの人たちと行ったとき
                解説の先生が一緒だったので、くまなく見せてもらえたのです。
                そしてこちらに足跡があったのです、これは後に触れるとして・・

                音声ガイドを聞きながら日本の至宝を見ているうちに、”里帰り”と
                フェノロサの関わりが分かってきました。

 

            

             雲龍図(部分)  奇才 曽我蕭白の江戸時代・宝暦13年(1763)の作品
                        
             東洋美術の殿堂ボストン美術館には10万点を超える日本の美術品が
             収蔵され、その量と質において世界有数の地位を誇っている。
                                         

 

                    

                       普賢延命菩薩 平安時代・12世紀中ごろ
                                        
                「仏のかたち、神のすがた」の中の1点で「普賢延命菩薩像」
                四方を固める四天王が付いているのは珍しいそうです。
                    
                普賢菩薩が乗る蓮華座は3つの頭を持つ1頭の象が支えている。
               

 

                   

                   唐織 「紅地流水芦菊槌車模様」 江戸時代・18世紀
                 
                  明治時代海外に渡った工芸品は、多くの人を魅了した、
                  日本の工芸が技術的に高度な発達を遂げていたからです。
                  彼らを感嘆させた精緻な技の美です。
                   
                 
                  
            フェノロサは初来日のときショックを受ける。 明治維新後の日本人は
            西洋文明を崇拝し、日本古来の浮世絵や屏風は二束三文の扱いを
            受けていた。

            写楽、北斎、歌麿の名画に芸術的価値があると思っておらず、狩野派
            土佐派といったかつての日本画壇代表流派はすっかり忘れられていた。

            仏像、仏画など仏教に関するものは、政府の圧力により、ただ同然で
            破棄されていた。
            全国の大寺院は寺領を没収され、経済危機に陥り、寺院を叩き売るなど
            追い詰められていた。 (廃仏毀釈は日本人の手で日本文化を破壊した)
 
            フェノロサは寺院や仏像が破壊されていることに強い衝撃を受け、日本
            美術の保護に立ち上がった。
            古美術の収集や研究を始めると同時に鑑定法を習得し、全国の古寺を
            旅した。
            日本人が愛する幽玄の精神を学ぶために能楽も学んだ。

            1884年政府の宝物調査団に任命され文部省職員となり、弟子の
            岡倉天心と奈良や京都の古寺を歴訪する。
            

            フェノロサ27歳の時長男誕生、名前を”カノー”と命名。
            32歳の時には法隆寺の秘仏(誰も見たことなかった)救世観音に出会い
            その翌年には三井寺にて受戒し締信の法名を授かった。

            1896年2度目の来日東京高等師範学校教授となる。
            そしてこの年三井寺・法明院を訪ね茶室「時雨亭」に滞在、今も愛用の
            地球儀、望遠鏡、蓄音機が保存されている。

            その後も「浮世絵展覧会」や「北斎展」開催のため来日、1901年(48歳)が
            最後の来日となる。
            1908年滞在先のロンドンで心臓発作で急逝 享年55歳
            生前から墓は法明院にと願っており、翌年分骨され三井寺・法明院に埋葬
            されました。  戒名は「玄智院明徹締信居士」

            フェノロサについては「貴重な日本の美術を海外へ流出させた」と批判する
            意見もあるそうです。
            
            フェノロサは日本人の気づかなかった”美”を日本画に見出し、価値が
            分かるから購入したのであり、彼が集めた2万点の美術品をボストン
            美術館は大切に所蔵・展示している。
            フェノロサは天心に嘆く「日本人が売るから買い求めるのです、もったいない」
            と・・・

           

            岡倉天心は欧州の視察体験から、国立美術学校の必要性を痛感、
            日本初の芸術教育機関東京芸術学校(現東京芸大)を設立、初代校長と
            なる。  フェノロサは副校長に就き美術史を講義する。

 

            最終的に日本政府が美術品の海外流出に歯止めをかけたのは1933年、
            すでに膨大な美術品が流出した後だった。

            長くなりましたが、まだまだフェノロサのことに関しては書ききれません、
            「ボストン美術館展」は素晴らしい日本の美術品の里帰りでしたがそれ以上に
            アーネスト・フェノロサのことを知るきっかけになったことも感慨深かったです。
               

            

        


同窓会

2012-05-21 08:15:12 | Weblog

                  新緑が美しい5月、M女子学院の同窓会に出席して
                  楽しいひとときを過ごしました。

                  前回は年齢が節目の時に集まり、1年半ぶりでした。

 

            

                      今回は八王子の懐石料理のお店

 

                   

                        鶯啼庵 (おうていあん)

 

                   

                     部屋は和室にテーブル、みんなで会話しやすいように
                     コの字形に並べ替えて始まりました。

 

                   
                             ガラス越しの写真で残念!

 

 

            

                    美しい庭園、ガラス戸を開けたら心地よい風でした

 

                   

                       新緑に心も和みます

 

            

                 前菜   料理長お奨めの肴  旬の味覚盛り合わせ

                       かぶと形の器、粽に菖蒲の葉と皐月の彩りでした

 

                  

                       お造り   旬の鮮魚のお造り あしらい添えて

 

                  

                      椀物    蓬真丈清汁仕立て 
                             海老 おくら じゅんさい 木の芽

                             蓬麩が春の香りです

 

                  

                      焼物    五月鱒の新緑焼き 
                             酢取り茗荷 餅麩の鍬焼き

 

                  

                       鉢物   丸茄子と豚肉の旨煮
                             九条葱 糸鰹 おろし生姜

 

                  

                      料理長さんから   もずく 長芋 酢物仕立て

 

                  

                       御食事   新生姜の炊き込みご飯 

                          生姜の香りが爽やかな美味しいご飯でした

 

                  

                      水菓子  彩り果実のゼリー寄席  季節の甘味
                            
                             小さな柏餅に、かわ~いいの声が・・

 

                   
                              
              

                       6年間一緒だった懐かしく素敵な同期生たち
                       本当はもっと大きい写真で紹介したいのですが・・

 

                  

 

                     2年後、次回の幹事を仰せつかいました。
                     初めてで少し心配ですが、今回のような和やかな
                     素敵な集まりにしたいです。
                     幹事の皆様お疲れ様でした、楽しいひと時でした。
                      
                      
                         
                              


カフェ 「Ter Room」 

2012-05-20 08:57:14 | Weblog

                  対岸から見えた人が多いところ、鮎見橋を渡りきっても
                  カーブになっていて見えません、行ってみることにしました。

 

           

                   角を曲がると庭が素敵な家の前に出ました

 

                

                    黄色のモッコウバラが満開、足元にはナデシコ

 

                

                      アーチのあるウッドの小道

 

                

                   どなたの家なのでしょうと思いつつ

 

                

                     見ていたらお隣はカフェでした

 

                

                    順番待ちのようなので名前を書いて待ちます

 

        

                 ウッドテラスのある「ティー ルーム」というお店でした

 

                

                 ようやく順番が来て席に着いたのですが、テラス席は
                 少し肌寒い時間です(ひざ掛けが用意されていました)

 

            

                自家製のケーキもありましたが、大好きなスコーンとコーヒーを注文

 

                  

                   温かいスコーンはホイップクリームとジャム付きです

 

           

             目の前は多摩川の流れ、思いがけない静かなひと時を過ごせました。

             テーブルに飾られた花とナプキンに添えられた一輪の花の心遣い。
             お隣の素敵な庭の家は、こちらの方のでした、15年目の庭だそうです。

             

               地図に載っていなかったお店、偶然見つけたお店で疲れを癒し、
               青梅での締めくくりとなりました。
                 (帰宅後調べたところオープンは土、日、祝日だそうです)

 

                 

                     裏側から駅にも行けると聞いたので

 

            

                 教えてもらった坂道を駅に向かいます、すこし寂しい道でした
                  

 

                  

                        こんな祠の前を通り

 

                  

                     民家のあるところに出てほっとしました。
                     10分ほど歩いたでしょうか、青梅街道に出ると
                     ようやく地図を見て方角がわかり、駅に着きました。

 

            

                  青梅駅構内の通路にも映画の看板が・・・ 
                
                  ピエトロ・ジェルミ監督の懐かしいイタリア映画、
                  イタリア映画に夢中だったころ見ました。

 

                  観光案内所でもらったマップを片手によく歩きました。
                  東京都青梅市、青梅特快を利用すると、我が家から
                  1時間半ほどで行ける街でちょっとした旅行気分を
                  楽しみました。

                  そしてここ青梅街道の宿場町として栄えた青梅には
                  花の名所もあるようです。
                  この日つつじがまだ見られるお寺さんがあったのですが、
                  夕方になってしまい、次回の楽しみに残しての帰宅と
                  なりました。
              

                


青梅の史跡散策

2012-05-19 06:57:39 | Weblog

            

                    旧稲葉家住宅

             稲葉家は江戸時代に青梅宿の町年寄を務めた家柄で、有数の豪商でした

 

            

               青梅街道に沿って蔵造り二階建ての母屋、門、棟割長屋が並びます

 

         
         

             くぐり戸を入ると間口いっぱいの土間を持つ商業部分,奥が住居部分

 

                       

                     急な階段を上がり2階部分を見せてもらえます

 

            

              入ることは出来ませんが、2階は広い部屋になっていました。
              物置となっていますが、使用人が寝泊りしていたのではないかとの
              説明でした。
               

              北側には蔵があり(現在工事中)棟の低い登梁様式であることから
              江戸時代後期(18世紀後半)の建築と考えられます。
                  

 

            

                 坂を下り、多摩川に出ました、一つ目の橋は柳淵橋

 

            

              多摩川が大きくカーブしているところで、橋を渡ったところが釜の淵公園
              そこの郷土資料館隣にもう一軒の旧住宅がありました。

 

            

                   旧宮崎家住宅

              もと山村にあったものを釜の淵公園に移築したもの平均的な農民の家

 

            

               囲炉裏のある広間に間仕切りがなく、接客、団欒、食事、炊事など  
               生活の中心的機能が一体となった大きな部屋になっています。

               正面にある押板と呼ばれる座敷飾りは、床の間の祖形と考えられ、
               現在の床の間のような使われ方をされていました。

 

            

                       庭からの眺め

 

                  

                       青梅市郷土博物館

                    青梅の歴史の流れや特産物など見られますが、ここに
                    青梅縞の反物が展示されているので見てくださいと、
                    旧稲葉家住宅の解説をされている方から言われて、
                    立ち寄ってみました。

 

         

                  青梅夜具地と青梅縞

            青梅縞は青梅地域で絹と木綿を織り交ぜて織られたもの、主に着物用の
            生地として用いられていたも。   古くから織物が盛んだったそうです。
            

 

                

                 博物館を出るとすぐ多摩川に架かる鮎美橋が見えます

 

                

                    橋の袂に珍しい花が咲いていました

               中国北京市昌平県からの友好のサンザシ(山査子)の花でした。
               1988年友好のシンボルとして青梅の梅と、昌平県サンザシの
               苗木300本を交換したのだそうです、そのうちの1本でした。

 

           

                  鮎見橋から覗いたらきれいな多摩川の流れでした、
                  昔は鮎が見えたのでしょうか?

               

                  橋を渡る時、対岸に人影の多い場所が見えました。
                  地図に案内はなく、青梅駅に向かう方向ではなさそうですが
                  行ってみることにしました。  そこは素敵なところでした。

 

                 

 


青梅の名前の由来 「金剛寺」

2012-05-18 21:12:26 | Weblog

                 青梅の名前に関係があるというお寺によってみました。

 

         

               旧青梅街道から多摩川方面に向かう坂の途中にありました

 

                

                       金剛寺 表門

               創立は平将門と伝えられます。この門は天保2年(1831)の
               火災の祭に、金剛寺の諸堂宇の中で唯一焼失を免れた
               建築物です。

 

                

                      しっかりした造りの鐘楼です

 

                

                   これが名前の由来になった梅の木です

                 平安時代に活躍した平将門の伝説を持つ古木ですが
                 現在では完全に老衰期にあるそうです。

                 この梅は季節が過ぎても黄熟せず、落実まで青く、
                 このため「青梅」と称せられ、青梅市の名称もこれによって
                 付けられたといわれます。
                 青梅市の象徴でもあるのですが・・・

 

            

                しかし植物的には突然変異とされているようです

 

                  

                          本堂

                  金剛寺の青い梅のことは知っていましたが見るのは初めて
                  でした、古木で老衰期とはいえ新芽が青々と茂りりんとして
                  立つ様子はなんだかいとおしく感じられました。

 


青梅 「昭和幻燈館」

2012-05-17 07:16:12 | Weblog

                 

                映画の看板と、怪人二十面相、映画館のような「昭和幻燈館」は
                昭和の幻想 映画看板とジオラマの美術館。

 

           

                 「風と共に去りぬ」  ゲーリー・クーパーが素敵でした

 

                 

                       オーシャンと11人の仲間

                フランク・シナトラ、ディーン・マーチン、そしてサミーデイビスJR 
                みんなトップ歌手、私生活でもお仲間とか・・・当時話題でした
                惚れ惚れするような、かっこいいおじさんたちでした。

 

         

             オードリー・ヘップバーン、アラン・ドロンそして渋~いジャン・ギャバン
             青春時代に憧れの素敵な大人たちでした。

 

           

                ルネ・クレマン監督の映画、学校の映画鑑賞で見たような・・・

 

           

                「凱旋門」イングリット・バーグマンの美しさが際立っていました

 

         

                チャップリンの映画は哀愁のある作品が多かった

 

         

          世界的に注目された黒沢明監督の作品、三船敏郎は日本のサムライでした

 

 

           

             映像美術など造形を手がける山本高樹さんによるジオラマです

 

           

                今ではもう見られなくなった昭和が再現されています

 

                 

                    明かりが灯るころまで働く夫婦でしょうか

 

              

                   深川・木場のある風景

               木場から川面に吹く風は心地よい、深川の一角に誰が建てたか
               知らないけれど、稲荷神社の前にチャイニーズバーがあった。

               その店から流れるテレサ・テンの「何日君再来」を聞くとき、
               荷風は自然と木遣り節を口ずさんでいた。

               この作品はそんな出来事を夢想しながら手先が勝手に動き
               完成させたものである。

               (我が家の近く木場辺りの風景だったので紹介しました)

 

                     

                         本郷 樋口一葉と井戸

                    どの作品も驚くほど細部まで作りこまれている
                    人間の高さは5,6cmぐらいでしょうか。

 

                  昭和は遠くなりましたが、この街青梅では身近です。
                  懐かしがってみて見ている自分が年を重ねたな~と
                  改めて実感。

 

            

              大好きだったイタリア映画 「道」小柄のジュリエッタ・ナシーナが、
              アンソニー・クイーンの旅回り道化師に売られていっしょに旅をする
              そんな内容だったように思います。ジュリエッタの純真なあどけなさが
              涙を誘った覚えがあります。何しろ監督がフェリーにですから・・・

 

            

               ヒチコックの「鳥」 鳥が不気味な映画でした。

             ヒチコックの映画はサスペンスもの、スリルがありました。
             本人はお茶目で、作品のどこかに姿が見られて、あの体型のシルエットを
             はっきり覚えています。

               この2作品は外で見かけた看板です。

 

                       

                   レトロな三館を見た後外に出るとすぐ近くに住吉神社

 

              

                 

                 薄暗い部屋にいたので、新緑の緑に吸い寄せられるように
                 70段ほどの階段を上がってみました。

 

                 

                      境内にもまったく人影もなく静寂のなかでした

 

                     新鮮な空気をいっぱい吸いリフレッシュした後は
                     空腹に気がつき、お昼の一休みをするところに
                     行くことにしました。

                     

                     旧青梅街道の駅前を通り過ぎ5,6分も歩いたら
                     見つかりました、観光案内所で教えてもらったお店。

 

         

             そば処 「大正庵」 店内に大正2年に店先で撮った写真がありました

 

                 

                     当時盛りそば1枚が三銭だったそうです

 

           

             注文したのは穴子天とざる蕎麦、かりっと揚った穴子は丸ごと1匹でした
                
             この辺りは昔から蕎麦が名物、美味しい手打ち蕎麦に揚げたての穴子天、
             美味しいに決まっていますね。  店内は満席で、少々待ちましたが、
             かえってゆっくり休憩できました。 

             さあ! 青梅散策の続きを楽しみましょう!

 

 


昭和の香りがする「青梅」を散策  

2012-05-15 21:19:21 | Weblog

              新宿から中央線と青梅線を乗り継いで約1時間、青梅駅を降りて、
              観光案内所でマップをもらい、行きたいところをチェックすると、
              以外に近く、歩いて回ることにしました。

 

            

               駅の看板もレトロな雰囲気、街歩きが楽しみになりました

 

                 

                       自転車屋さんの看板には寅さん

 

          

          映画看板は滅びの美学・・・最後の映画看板絵師、久保板観1941年青梅生まれ
         

 

                 

                    パワフルな昭和の赤塚不二夫会館

 

         

               天才ギャグ作家として時代の寵児だった、赤塚不二夫氏

 

          

                      テレビアニメ化されていたのは知っています

 

         

                このポーズは有名でした、ダークダックスと(中央に赤塚氏)

 

 

           

                ジオラマは漫画家が多く住んでいたトキワ荘

 

         

              ”赤塚ワールド”を体感できる会館、グッズや書籍も買えます

 

 

                

               すぐ隣には懐かしい昭和パッケージ、昭和レトロ商品博物館

 

           

                  駄菓子屋さんはいつも懐かしさがあります

 

                 

           

            昭和30年~40年頃のお菓子や薬などの商品パッケージを中心に、おもちゃ
            ポスター、ドリンク缶などなつかしの生活雑貨がずらり。

 

           

              久保板観は映画と映画看板に惹かれ、市内の映画館の看板を描く
            

 

         
         

          しかし映画産業の斜陽化により映画館は閉館、生業として「久保看板店」を開業
          1993年青梅商店街のイベント「青梅宿アートフェスティバル」に参加


         

           

             再び映画看板が青梅の街を飾り、マスコミをはじめ、来街者に絶賛される

 

 

         

                     ここには懐かしいものがいっぱいでした

 

                     

                     2階には雪女の部屋?人の気配はなし!

                    古い木造の家、急な階段です、一瞬迷いました。

 

               

         

              小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)の会談のひとつ「雪女」でした

           小泉八雲の「雪女」は青梅が原点!と書かれていました、そのわけは・・

           「雪おんな」という奇妙な物語は、武蔵の国、西多摩郡、調布村のある百姓が
           その土地に伝わる古い言い伝えとして私に語ってくれたもの。
           日本語で私に語ってくれた人の名前は変えたが、他は実際に起こったことを
           正確に記した。   (中略)                L.H

               1904年1月20日   日本 東京
                  アートフェスティバルを契機に証明されたそうです。

 

         
         

              マニアには垂涎の品でしょうか?

  

              レトロ博物館を出て町を歩くとあちこちに懐かしい映画の看板

           

           

            私がいちばん好きだったイタリアの女優、ソフィア・ローレンの初期の映画、
            彼女の映画は全部見ています。
            いちばん最近は「ナイン」主人公のマンマの役で少しだけ出演でした。

 

                 

                   M・モンロー主演の 「バス・ストップ」の看板は、ここに

                   青梅シネマチックロードマップによると100もの看板が
                   あるようです。

                   懐かしいものあり、私よりもっと古い時代のもあり、印象に
                   残っている映画の看板に出会うとわくわくしました。
                   看板に気をとられ、レトロな建物に気が付かず、
                   通り過ぎてしまったところもありました。
                   

                   次は昭和幻燈館に向かいます。

 


指人形の「笑吉」

2012-05-12 22:28:36 | Weblog

                お客さんの出入りが多いお店を見かけて立ち寄ってみたら
                指人形を作っている工房でした。
                    

 

                      

 

                 

                         店内に入ると

 

  

        まず正面のこちら、指人形がみんな笑顔なんですそれにほとんどお年寄り?

        その中 上段にギターを持ったプレスリーが、カラーの高いオンステージのときの
        衣装で・・・   作者の露木氏がファンだったそうです。

 

             

                 見慣れた顔ばかり・・・   誰だか一目で分かりますよネ
             
                 

 

                

                     照れるおばあちゃんの表情がいいですよね

                 その場で2人を逆向きにしておばあちゃんが手を上げると
                 ”おじいちゃんの浮気を見つけたおばあちゃんが怒っている”
                 そんな感じになっちゃうんです。

 

               

                 見ているだけで自然と笑顔になっちゃいます

 

               

                     お風呂帰り?

 

               

                     めでたい! めでたい!

 

               

                 段飾りの中央は舞台でした、指人形劇を上演します。
                 
                 
                 人形の指に筆を持たせてすだれの隙間から見ながら
                 注文に応じて似顔絵も書くのです、人形風のね。

 

           

                  一発芸のけん玉   お見事成功!  

 

           

              ちゃぶ台を前に、赤ん坊を見る目が優しい、おじいちゃんとおばあちゃん

 

                 

                      ライダーはハリウッドの俳優かな

 

                 

                     お人形制作は主宰者お露木光明さん

                  1体作るのに2週間ほど掛かるとか・・・    

                  写真や本人を見て注文すると作ってもらええるそうですが
                  現在は3ヶ月待ちのようです。

                  お店を始めたいきさつなど気さくに話してもらえました、
                  このほかにもガラスケースの中には、我が国首相の
                  お歴々、よく似ていますがあまり存在感がないような・・・

 

                 

                     ご自分の人形と左は同級生のお仲間

 

                       

                       テレビ出演も多く、有名人の来店も多数、
                       14日には「ちい散歩」のあとに先週から
                       始まった番組に出演だそうです。

                       

                     こちらの工房に一歩足を踏み入れるとみんな笑顔に
                     なれちゃいます。
                     お人形たちの表情が、笑顔がいいんです!
                     谷中の路地の奥に偶然見つけたお店でした。
                  

                 

 


ポタジェの野菜寿司

2012-05-11 08:29:37 | Weblog

                  六本木ヒルズの指南役teiさんのお誘いで、野菜寿司の
                  お店に出かけました。
                  野菜寿司は銀座の「長嶺」で何回か食べたことが
                  ありますが、違うタイプらしいので、興味を持ちました。

 

                 

                  ヒルズのけやき通りに面したテレビ朝日ビルの1Fです

 

            

               店内は明るいオープンキッチン、その前のカウンター席でした

 

                  

                魚を一切使わない畑の寿司屋さん、野菜を主役にしてしまうとか

 

                  

                       まずひと品目は、蒸し野菜 

                    ジャガイモはインカのめぐみ、赤いのは大根、これは
                    薄味が含めてあり、ジャガイモとかぼちゃは桜塩で
                    いただきます、野菜の味がいちばん分かる蒸し料理。

 

            

                  これが野菜寿司、なんときれいな、ぜ~んぶ野菜?

 

                 

                右から黒米と二層の押し寿司、上には蕪とイタリアンパセリ、
                マグロに見えるのはトマト、トマトペースト添え、ホタテ見立ては
                ジャガイモ、ナッツがアクセント。

 

                 

                   右はごぼう、やわらかく煮てあります、赤いのは梅肉、
                   中央はエリンギのソテェー、焼きねぎは味噌味でした。

 

                 

                   中央のの軍艦巻き、うににしか見えませんね、実は
                   人参ペーストにスパイスの味付けでした。
                   左のスプーンの中身は覚えていませんが、もちろん
                   全部野菜です。
                   
                   どれもこのままいただくように味付けされていますが、
                   薄味で、野菜の味がしっかり味わえます。
                   赤いお椀は野菜の味噌汁でした。

 

                 

                     デザートはかぼちゃのプリンに柑橘のソース

                    

                   脇役となってしまう野菜を主役として扱っています。
                   

                   

                 

                  このとき見たメニューは野菜寿司のコースでしたが、
                  野菜ちらし寿司や、野菜天丼などもあるようでした。

 

                 

                   日本地図に、使用されている産地の案内板、
                   取り寄せる野菜にはかなりこだわりがあるようです。
                   筒状の丸い木は間伐材をお茶で染めたものとか。

                   

                   こちら「ポタジェ」のオーナーシェフは女性、2006年に
                   世界初の野菜スイーツ専門店「パティスリー・ポタジェ」を
                   中目黒に開店、そして野菜寿司のお店は2011年開店。

 

 

                 

                     けやき通りからテレ朝ショップの前を通り
                     毛利庭園のほうに向かいます。

 

            

                   六本木ヒルズのこの景色も好きです

 

               外のベンチが心地よい季節になりました、teiさんとおしゃべりと
               ウインドショッピングも楽しみました。

 

                  

                    お昼が少し軽かったから・・なんて言い訳をしながら
                    カフェへ

            

                   

                        フルーツたっぷりのミルクレープケーキ

 

                       

                       濃いめのコーヒーをブラックでが好みです
                      
               

                一駅隣の神谷町に長く住んでいて(生まれも近くです)息子も
                幼稚園、小、中学校はこの近くだったのに、すっかり変わってしまった
                六本木、外を歩けば地理はわかりますが、地下鉄から直結で
                ようやくビルの位置が分かるようになりました。

                ここから地下鉄利用で我が家まで30分ほどで着くのですけど
                なんだか遠く感じてしまう六本木ヒルズでした。
                teiさんお付き合い有難うございました。