しなこじダイアリー

日常生活のあれこれ

東京駅ミチテラス2013  「明日へと続く光のレールウェイ」

2013-12-30 05:07:59 | Weblog

              東京駅舎から皇居外苑へとつながるミチテラスに花と光で彩られた
              「光のレールウェイ」が24日から始まっていました。

              28日の夕方ふらりと出かけましたが、東京駅丸の内は会場に向う
              一方方通行になっていて思わぬ時間がかかりました。

                

                  新丸ビルの裏通りはこんな行列になっていました

                  先に見える信号のところがミチテラス、20分ほど
                  待ったでしょうか、流れについてゆくと、目の前に大きな
                  車輪が見えました。

      

          車輪が展示されることだけは知っていましたが、近づいて驚きました

              こんなに美しいレールウェイでした

           

              「光のレールウェイ」の上には、140年にわたる日本の鉄道の歴史を
              彩ってきた車輪をモチーフにした「光の車輪」

     

             車輪は4種類、一番目は「一号機関車」 150形でしょうか


           

               そしてこれは「D51形」でしょうね、力強い感じです

 

           

                    刻々と色が変わります


           

           

           

                     近くで見るとかなりの迫力、今にも動き出しそう


        

                   レールウェイは東京駅に向っています

        

        

        

        

              あまりの美しい色の変化に、何色もカメラに納めてしまいました

                

                     そしてこれは「EF60形」でしょう


  

             こちらは外苑側、高くせり出し天空へと続く「希望の光」となります


 

               すっきりした車輪は「新幹線E5系」でしょう

        

         せり出したレールも美しい色に変化します、ちなみにバックのビルはパレスホテル


 

                    東京駅からまっすぐ伸びたレールです

               

                「希望の光」が天空へと向うレールの先も見届けました


 

         

              外苑側のレールにも二つの車輪 
 
                                                                      

     


        

         「希望の光」が天まで届き、世の中を明るく照らしてくれることを願った夜でした。

                                   

 

                                                               


FRANZ Club 浜松町

2013-12-27 07:10:48 | Weblog

                   お気に入りのドイツビアレストランに行きました。


           

                浜松町駅近くの汐留ビルにあるお店ここに行くのは2回目です


                 

                     1月に旅してすっかりドイツファンになりました


                 

               息子夫婦に誘われて暮れで少々忙しい時期でしたが出かけました


           

                 北ドイツの特徴ある店内は高い天井で開放感があります


                

                   少しにごりのある大好きなドイツビールで乾杯!


                

                     生ハムはやっぱり真っ先に注文


           

                 そしてシュニッツェル、日本のとんかつのようですが、レモンで
                 食べるのでさっぱり感があります、添えてあるサワークラウトが
                 美味しいのです。   ビールに合うのはもちろんですね。


                

                      トリッパのトマト煮込みも美味でした


                

                     フレッシュなドイツの新酒は白にしました

                              
                

                ドイツでも良く食べられているパスタ、れはクリーム系の味、
                特徴のある手打ち風パスタでした。

                ソーセージの盛り合わせは魅力でしたが、家でもかなり頻繁に
                食べているのでこの日は注文しませんでした。


          

           モニターで私たちも行ったニュルンベルクのクリスマス風景など見られました


           今年1月に出かけたドイツやイタリア、イタリア好きがすっかりドイツも好きに
           なって戻った楽しかった旅の話もご馳走でした。

 


 六本木のクリスマスイルミネーション 2013

2013-12-25 08:48:01 | Weblog

                毎年Teiさんと出かける六本木のクリスマスイルミネーション、
                まずヒルズからです。


        

                六本木ヒルズのツリーはゴールドでした


          

              東京タワーのライトアップはオリンピックカラー、2020が見えます


        
        

              けや木通りのイルミネーションも例年通り


        

                

         広場では映画のイベントが行われているようで賑わっていましたが、撮影禁止!
                                (何故でしょうね?いつも思います)
         興味もなく、ここはさっさと通過しました。


        

              今年の毛利庭園は、なんだかおとなしいライトアップでした

              
            地元Teiさんの案内で、ヒルズから裏通りをミッドタウンまで歩きました。
            
            息子の中学が六本木だったので裏通りも懐かしいところです。

        

              ミッドタウンの吹き抜け、今年はこんなデコレーションでした


 

        これもいつものシャンパングラス、しずくが流れ落ちる様子が演出されています


        庭園のライトアップ2013、まず近くから見たところ


 
               ループ状の灯りは色も変わり、動きます


        

          陸橋から見るとループイルミネーションが跳ねるように動くのがよく分かります

   

         光の飛行機が通過します


      こちらは陰が飛び去ります、スポンサーの航空会社の宣伝のようでした

      
      年中行事のように毎年見に行くクリスマスライトアップです。    (12月17日)

      

      昨夜まで旅行で留守にしていました、大阪<ー>別府、はフェリーから観覧車や
      橋のライトアップが見えました。

      金沢、魚津、糸魚川、甲府と地方のクリスマスツリーやライトアップも少しだけ
      見られました。
      夜、戻ると東京駅近辺も賑やかなクリスマスイブでした。


 

           


広重「江戸百景」 茅場町・築地周辺散策

2013-12-20 15:40:01 | Weblog

            江戸東京博物館「友の会」の広重「江戸百景」名所散歩に参加しました。
            今回は我が家の隣り駅、メトロ東西線茅場町が集合場所でした。 

            ひとグループ8名、案内の人が付いて順次出発します、まず着いたのは
            集合場所からほんの数分、「鎧の渡し」があったところです。

                

                  46景      「鎧の渡し小網町」

            江戸時代小網町二丁目の蔵の間から、こちら表南茅場町北側に
            渡し舟が出ており鎧の渡しといいました。

            日本橋川の両岸は江戸の商業の中心であり、江戸で消費される
            大量の物資が船で運び込まれ、大小の船でかなり混雑していた。

            この絵の手前は足の早い猪牙舟(ちょきぶね)、大きな船の舳先の陰は
            渡し舟、手前で舟の往来を眺めているか、渡し舟を待っているのは
            近くの商家の娘であろう。

          

                 鎧の渡し跡案内板と日本橋川に架かる鎧橋

           八幡太郎義家が奥州征伐に行くとき、ここから下総の国へ海を渡ろうとして
           舟を漕ぎ出したところ暴風が吹き、船が転覆しそうになった。

           そこで鎧一領を海中に投げて竜神に祈ったところ、風と浪が静かになり、
           無事に渡ることができたという故事により「鎧の渡し」と名づけた。

                 

                        兜神社

              松平泉守屋敷跡内にあります。今の兜神社は、東京株式取引所が
              設けられるにあたり明治11年に取引所関係者の鎮守として造営された。

                 

                境内に安置されている兜岩は源義家がこの岩に願いを懸けて
                戦勝を祈ったと伝えられていて、周辺は兜町と呼ばれています。

           

               番外     第一国立銀行発生の地
                    

           

                 八丁堀

           現在の茅場町近くの八丁堀は船運のため八丁堀川が開削され、その水路の
           長さが八丁(約872m)あったことから八丁堀と命名された。

           元禄年間以降は江戸奉行所の与力。同心約300人(時代により人数変動)の
           組屋敷が置かれた。   八丁堀の旦那の始まりです。

           地図の右上川に挟まれた角が東京証券取引所、その右が日本橋川です。

           

                  永代橋のところから隅田川テラス出でました

 

                  

                      4景   「永代橋佃しま」 絵

            永代橋は隅田川の最下流で、日本橋の箱崎と深川佐賀町を結んでいた。
            完成は元禄11年です。     (現在より100mほど上流)

            赤穂浪士が本所松坂町の吉良邸で主君の仇を討ち、高輪の泉岳寺へ
            引き上げる途中この橋を渡ったのは、その4年後でした。

            永代橋の下から佃島の方向を望んで夜の白魚漁の有様を描いたもの。

 

              永代橋から見える佃の高層ビル群

  佃島は摂津の国(大阪)から幕府に呼び寄せられた漁民が、この地を賜りそれを埋め立てて
  住みついたところである。  島の名前は出身地の村の名前からつけられた。

  白魚は江戸時代に非常に好まれた魚、佃島辺りで獲れるのが最も美味とされ、漁で取れた
  白魚を幕府に納入することになっていた。
  夜行われる漁の篝火が江戸の風物詩の一つにもなっていた。

 

                  現在の永代橋の下にも遊覧船が行き交います

        当時は日本橋から川沿いを歩き、橋を渡れば深川八幡に行けたので重宝された。


                

                    番外     霊岸島水位観測所

               日本の標高は東京湾の平均海面を基準として計られています。
               その基準となる平均海面を測定していた場所がここでしたが、
               東京湾の埋め立てにより適さなくなり、標高0を決める役目は
               油壺験潮所に移っています。

                  

                      77景     鉄砲洲稲荷橋湊神社 

             赤い塀で囲まれたところが神社、八丁堀の出口に架かるのが、稲荷橋。

             隅田川に流れ出る河口からできた細長い洲が鉄砲の形をしていたとか、
             そこが昔大筒の試射場であったからとかいわれ、鉄砲洲という名が
             付けられていた。

             鉄砲洲から芝浦までの湊が江戸湊となっていた。
             関西方面から菱垣廻船や樽廻船で運ばれてきたいわゆる下り物は、
             この湊で小型船に積み替えられて、縦横に張りめぐらした掘割を通り、
             最終消費地の河岸まで運ばれていた。

             ちなみに江戸周辺で取れた産物は質が劣るとされ、「下らぬ物」といた。
             手前の大きな帆柱は菱垣廻船か樽廻船のものであろう。
                           (ひがきかいせん、たるかいせん)

 

      現在この亀島川に架かる橋は高橋、左手二つの白いビルの間に水路がありました
      今は埋め立てられて公園になっています。  (地図左斜めに向かう水路)

            

                   鉄砲洲稲荷神社

            江戸時代、八丁堀稲荷橋南詰めに江戸湊を守る稲荷神社がありました、
            南北八丁堀の総鎮守でした。

                 

                        す組の水桶

                 

               都内唯一の富士塚が現存し、頂上には浅間神社が鎮座しています。
               これは明治になってからのものですが、江戸時代には庶民に人気が
               あったようです。

 

                 

                        鉄砲洲稲荷橋の碑

   

            隅田川テラスに戻り佃に行きます

          

                  一度通過した中央大橋を渡ります

                

                       永代橋とスカイツリーのコラボ

               中央大橋を渡り佃の高層ビル群の横を通り住吉神社に行きます

                   

                       55景   佃しま住吉の祭

               絵は安政4年(1857)6月28日から29日にかけて行われた
               佃島鎮守の住吉神社3年に一度の大祭の情景です。(旧暦)

               祭が近づくと大幟を神社の前に立てられ、佃囃子の笛の音に
               合わせてはためいていた。

               この絵の幟に安政4年6月とある、広重の死は安政5年9月6日であり
               この絵はその1年前に描かれていることがわかる。

               祭の2日目には、大きな神輿が裸の若集連中によって海中まで
               担ぎ込まれ、その有様は壮観であったという。
               

                

                        住吉神社 

               自分達の生国「佃」と名づけて、郷土の村の住吉神社を勧請して
               この地に住吉神社を建立した摂津の国(大阪)の漁師は、この島で
               自家用に近辺で獲れた魚介類や海苔を煮しめて保存食を作っていた。
               
               これが後に他の人々にも賞味されるようになった佃煮である。


           

  6月に佃を散策した時に住吉神社は紹介しましが、この水盤舎の彫刻に気づきませんでした
  この四箇所の彫刻は江戸時代のものだそうです。

     

         佃大橋からみた佃島   佃煮屋さんの看板が何軒も見えました

 

 

          これが佃大橋、徒歩で渡るのは始めてでした、高層ビル群も佃です

    
           

             隅田川から少しはなれ聖路加タワービルの前に出ました。
             ここにあったのはアメリカ公使館跡の石碑でした。 右側の星の数は
             当時の州の数のようです。


             隅田川を少し離れて築地市場辺りを散策

            明暦の大火(1657)をきっかけに江戸市中の大改造が行われ、築地が
            誕生したのも、この時です。
            
            「築地」という地名は、江戸湊を埋め立て「築いた土地」であることに
            由来しています。
            
              東京中央卸売市場は松平越中守下屋敷跡です。

 

                   

                       78景     鉄砲洲築地門跡

              ひときわ高い築地本願寺の屋根が目を引きます。
              鉄砲洲の内側はもともと葦の茂る洲でありました。明暦の大火の
              教訓から密集地を拡散させるためこの湿地帯も埋めさせ土地を
              造成し、築地と名づけた。

              浄土宗西本願寺はもと浅草にあったが、大火後再建、築地門跡と
              呼んだ。
              壮大な屋根は群を抜いて高く、海を航行する船もこの屋根を目標に
              することができたといいます。

              鉄砲洲の前の海は江戸湊といわれ、大小の船で混雑していた。
              一方このあたりの海は江戸有数の漁場でもあり、春はキス、秋は
              ハゼが獲れ、投網ではカマスやカレイが獲れたといいます。

            

                      番外    築地で大正・昭和の町並み
                        

                    

                        こちらは旅館

                   

                      この建物は売りに出てました

            

                懐かしいような家が何棟もありました

             賑わう大通りからちょっと入ったここは静かで、知らない土地に迷い込んで
             しまったような不思議な感じがしました。
              

                    

                        108景     芝うらの風景

               芝浦は汐留橋から高輪辺りまでの海浜を指した。 ここは多くの漁師が
               住んでいて、小魚を獲っていた。
               美味しい魚が多く、芝肴と称し、のちになって肴は江戸の前で獲れたから
               「江戸前」と名づけて珍重するようになった。

               芝浦の北端近くに浜御殿があった。
                                 (絵の右側石垣の上青々しているところ)
               御殿前の海中には、御留杭(おとめぐい)と称する木組みが4本立ち
               水位が分かったので、船はこれを見て浅瀬を避けながら進んだ。

               
               海上を飛んでいるのは都鳥と俗称されたゆりかもめです。
               浜御殿の先の沖に土盛りがいくつか描かれている、近いように見えるが
               幕府が黒船撃退のために、品川の御殿山を削った土で品川沖に築いた
               御台場のようである。


        

           ここは浜離宮恩賜庭園に入る橋から見える景色です、右手が庭園
            
           絵の景色は中央卸市場の南端から望むのが近いそうですが、現在工事中で
           近寄れず、ここからの眺めになったそうです。

           
           広重「江戸百景」  茅場町・築地周辺散策は4時間近くにもなり、ここで
           解散となりました。

           日ごろから自分でも歩く我が家から近い範囲と思っていましたが、知らない
           ことがいっぱい、江戸の町の名残を見つけるとわくわくしました。
       
           このコースを20回ぐらいも歩かれたという「えど友」の方の解説も素晴らしく、
           江戸好きのお仲間と歩いた楽しい4時間でした。

           

 


東京會舘 シェ・ロッシニ

2013-12-20 08:35:04 | Weblog

                      

                         シェ・ロッシニ

                  千代田区丸の内「東京會舘」のカジュアルレストランです。

 


            

                  こちらの名物ローストビーフは思ったよりさっぱり味でした、
                  ソースも美味しくて完食!


                  

                    友人お勧めの細切り舌平目が添えてあるピラフは
                    一皿を二人で分けました。

                    揚げてある舌平目の細切りも軽くて、ロースとビーフと
                    一緒でも美味しくいただけました。

                  

                       マロンシャンテェリー   

                    コーヒーといただくマロンシャンテリーは絶品です

                    友人とこれが目的でこちらに立ち寄ることもあります。

     
            

                      レストランの目の前は皇居のお濠です


                  

                      ロビーには夢いっぱいのクリスマスツリー

 

                      素敵なランチのひと時でした。

                      

         


皇居一般参観

2013-12-16 06:54:25 | Weblog

                香港の友人Cameliaさんからの情報で、事前に申し込む
                「皇居一般参観」に参加しました。

          

               10時の集合に合わせて東京駅から和田倉門のお濠を渡ります

        

               青空が美しい朝でした

        

             集合場所の桔梗門、ここで入場手続きをします

       

             桔梗門は、皇居参観者や、勤労奉仕者が出入りする門です

         

            皇居案内図ですが、右上皇居東御苑には申し込みなしで入れます。

            今回は右下の桔梗門から入り(1)の窓明館(休所)で説明を受け、
            赤い点線が歩いたコースです。

            この日の参加者は30人ほどでしょうか、案内の人が付きますが、
            外国人の参加も多く、イヤホーンガイドで聞きながらの見学でした。
            

 

              歩き始めるとすぐ江戸時代から残る石組みのところを通ります

              

                   所々に石を持ってきた大名の印が刻まれています

                 

                      これは丸に十の字のようです島津藩でしょうか

        

          間もなく石垣と櫓(やぐら)が見えてきます、江戸城 旧本丸東南隅に位置する
          「富士見櫓」、品川の海や富士山が見られたようです。 (地図の3)

        

           大火で焼失後再建、江戸城本丸の遺構として貴重な櫓です

        

             関東大震災にも耐えた櫓はどの角度から見ても美しい

 

           広場に出ました、この建物は宮内庁庁舎  (地図6)

 

    宮殿と宮殿東庭です、この建物長和殿は長さが160m、緑色の「松の塔」は照明塔、
    若松の葉を模り、松葉の間から光が灯りきれいだそうです。
    上の飾りは、古代婦人の腕輪ふしろを模ったもの。     (地図7、8)

   新年2日と12月23日天皇誕生日の年2回天皇皇后両陛下と皇族方がお出ましになり、
   国民からのお祝いを直接お受けになるのがこの中央バルコニーです。

   長和殿前の広場には2万人が一度に参賀でき、幅2mの寒椿と山茶花の植え込みは
   紅白の花で彩られるそうです。
   黄色の灯籠は有田焼で照明塔として利用されます。


   長和殿の左側大きな玄関は「宮殿表玄関車寄せ」 外国の大統領や大使など外国の
   国賓の方が利用される玄関です。

   車寄せ近くの二つの刈り込みは「南庭の大刈り込み」と言われ、いろいろな樹木を合わせて
   作った刈り込みで、主につつじとの解説でしたが、6mもの高さがあるそうです。

        

              東庭の端に淡いピンク色の冬桜が満開でした

 

           ランプが見える「正門鉄橋」に向います、いよいよ気になっていた場所です
                                                        (地図9)

      それは鉄橋から見た「二重橋」 二重橋を内側から見るのは初めてのことです。

      解説によりますと、「二重橋」というのは間違いで、正式名は「正門石橋」こちら側の
      鉄橋を合わせて二重橋ともいうそうですが、「二重橋」の名で知られていますよね。

      (鉄橋の欄干前にロープが張ってあり欄干の際まで近づけませんでした)

 

    鉄橋の反対側に見えた「伏見櫓」は「月見櫓」とも呼ばれ、皇居で一番美しい櫓といわれ、
    京都伏見城から移築したものと伝わります。     (地図10)
    石垣も櫓も関東大震災にも崩れなかったそうです。   ランプは正門鉄橋のものです。

          「伏見櫓」の下は深い濠でした

       

           一般参賀の人たちは正門鉄橋を渡ってここから宮殿東庭に入ります。
           もう少し見ていたかったですが、鉄橋を渡ったところでUターンでした。

               

                 こちらは長明殿の右側玄関 「北車寄せ」

              総理大臣をはじめ主に日本人のお客様が使用される玄関です

          

            長和殿の右奥の「豊明殿」宮中晩餐会など大きな饗宴が催される時に
            使います。

 

        

                 石垣に映える紅葉は見とれるほどきれいでした

        

           東宮殿は少し高台にありますから富士見櫓もこんな角度から見えました

        

            ここは山下通りという坂道、色づいたケヤキも見られましたが (地図11)

        

               紅葉が美しい道で、春には桜が美しい道になるそうです

               

              山下通りの正面に見えたのは蓮池濠、7,8月には大輪の花が
              見られますが、蓮根は肥料のため残されるそうです。

               石垣の上に見えるのは「富士見多聞」 多聞とは倉庫や
               武器庫として使われる櫓の一種。    (地図4,5)

               左奥 金色の珠が付いた屋根は武道館です

        

            「富士見櫓」の横をもう一度通り戻ります

         この石垣を作ったのは主に加藤清正公といわれます。
         一見無造作に積み上げられたように見える石垣は「のづら積み」といわれるもので
         自然石をそのまま積んでいるため、乱雑で隙間が多く崩れそうですが、水はけも
         よく、最も堅牢といわれ、関東大震災にもまったく崩れなかったそうです。

        最初に集まった窓明館近くのこの建物は「元枢密院庁舎」  (地図の2)


        窓明館には売店がありここでしか買えないお土産が入手できます、この日は
        勤労奉仕の方たちの休憩場所になっていたためお土産は出発前に買うように
        指示されていましたので、皆さん急いで見に行きました。
                            (菊の紋入りカステラと日本酒を買いました)

    
        観光バスによる団体客が多い日もあり、300名も参加という日もあるそうです。
        見学のあと東御苑に行く人たちもいました。
                                     

        

               また桜の季節にでも来てみたいと思いながら桔梗門を出ました


          

             いつも行く大手門から入る東御苑とは雰囲気もだいぶ違いました。
             見学できたのは吹上御苑のほんの一部でしたが大都会の中とは
             思えないような静かなところでした。

            お濠の外から見ると富士見櫓がお城のように見えます、1657年の
            明暦の大火後天守閣は再建されず、櫓がその役割をしていたそうです。

            ちなみに皇居の面積は約115万平方メートルで、濠で囲まれており、
            周囲に8つの門があります。

             12月12日  皇居一般参観コースに参加しました。

             

            12月17日 今朝の新聞によりますと天皇陛下が今月23日に80歳の
            「傘寿」を迎えられるのを記念し、来年5,10月にに宮殿で特別参観を
            行うと宮内庁が発表されました。

            紹介した宮殿の東庭には入れましたが、宮殿内部が一般公開されるのは
            初めてだそうです。
            外観を紹介した「豊明殿」、そして「長和殿」内部も見ることができるそうです。

 

 


大場冨生「木版画展」

2013-12-13 21:08:31 | Weblog

                 

                    今年も友人Teiさんと松屋銀座に出かけました


                 

                     大場さんの版画集にサインをいただくTeiさん


                 

                  スパニッシュソウルギタリストとしても活躍の大場さんです
                  


                       
                 ”Night Trian”


           

                    愛のサンバは永遠に


   

          右はカンタービレ     中は旅の夜風


             "Take the A Train”

 


                 


                 

                        版画集より ”糸杉”


                     

                       ”Fly me to the Moon"

 

                                  大場さんの版画展はジャズやファドのムードです。

                 多彩な方です、この日も夜には恵比須でライブがあるそうでした。

 

                     


紅葉の「六義園」

2013-12-08 17:18:12 | Weblog

        

             毎年ライトアップの紅葉を見に行く「六義園」に今年は朝出かけました。
             期間限定で開く染井門でなく、この日は正門から入場。


              12月3日朝9時過ぎ、入った様子では紅葉の見ごろは過ぎて
              いるように見えちょっとがっかりでした。
          

                

                    夜とはまったく違う雰囲気の内庭大門を入ると


 

    出汐湊から中の島のこんな景色が目に飛び込んできました、見ごろに間に合いました


  

            確かに少し枯れ始めているところも見られました


        

          階段を上がると園内で一番高い築山で、藤代峠という名がついていました
                            (紀州にある同名の峠から名付けられたそうです)


       「富士見山」と呼ばれる頂からの眺望です、大泉水の「中の島と田鶴橋」が目の前に
       広がっていました。  

           この道も夜は通れません、夜は対岸から見ていた場所のようです
         

        

               ここの紅葉には見覚えがありました

        

                   山陰橋から見えた景色は

        

                   神秘的でした

        

                 山陰橋は夜は渡れなくて、遠くから見ただけでした

 

       つつじ茶屋の近くも見事な色に染まっていました、茶屋のところまで行けました

       明治年間、つつじの古木材を用いて建てられたもの、戦災を免れ、現代にその希少な
       姿を伝えています。  モミジの紅葉のころが一番美しいそうです。

 

  つつじ茶屋からもう少し上がると真っ赤なモミジの木がありました、ここは吹上峯といいます

             朝日を浴び輝いていて、思わず”きれい”と声に出してしまいました

                 

                 吹上峯から下りるといつも立ち寄る吹上茶屋のところに出たので、
                 ひと休みしてお抹茶をいただくことにしました。

           

                桜と紅葉のライトアップの時も必ず立ち寄るお茶屋さんです

           

                お抹茶が少し興奮気味の気持ちを落ち着かせてくれました

  

            この吹上茶屋の向かい側からこちらを見ると

       大泉水の向こうに吹上浜と松も見えます、赤い縁台があるところがお茶屋さんです

       

           もう1箇所夜には入れないところに行きます

        

              そこはまだ日がさしていませんでした

       

                滝見茶屋です

       

         ライトアップのとき足元は薄暗く、この小さな手島橋を渡るのが怖かったのを
         思い出します。   ここも橋のこちら側から見るのは初めてです。
         この橋から滝見茶屋を足元を気にしながら見たのです。

       

            道の先に見えるのが手島橋です左手は大泉水、素敵な小道です

       

              この辺りは大木が多くうっそうとしています

       

                日向で見ると赤がいっそう美しい

       

               足を止めて見とれてしまう美しさです

       

                見飽きることはありませんでした

               

                この季節には珍しいつつじが咲いていて、花を見ていたら
                今は主役のモミジに拍手をおくっているよにも見えました。

 

              モミジは散り始めています、晩秋の色です、もう初冬でしょうか?

        

                     ここでは燃える石灯籠のようです

        

                 お茶室心泉亭に入る門もこの季節は情緒があります

        

                  美しさに首が痛くなるほど見上げていました

               

                 黄色に染まっているのは藤の葉、その奥は枝垂れ桜、
                 今はひっそりですが、春には主役になります。

        

            六義園の美しい紅葉に間に合いました、ライトアップは8日まで。

 

            六義園は川越藩主。柳沢吉保が元禄15年(1702)築園した、
            「回遊式築山泉水」の大名庭園です。

 

 


「Hola」GINZA で乾杯!

2013-12-07 07:26:24 | Weblog

               

                 女性二人で出かけたスペインBarで初めて飲んだのは


               

                 シードラー(シードル) ヨーロッパでお馴染みのりんごの酒

                  
                

                    またボケ写真ですが、生シードラーの樽です

                  りんごを発酵させる発泡酒だそうです、熟成してない
                 スパークリングワインのような味でしょうか・・・
                 

               

                 まずは軽いおつまみ、モッツァレラチーズフライなど


            

            ハモンイベリコベジョーダ(生ハム)は口に入れると脂身がス~ととける感じす


            

                サルサベルデ  鶏の出汁で煮た魚介類のポワレ、スープ仕立て


                  

                  この日のパエリアはイカ墨味をチョイス、色から想像できないような
                  繊細な味ですが、口や歯を黒く染めながら味わうことになりました。

                  

                         お供はやっぱりワイン


                  


                    息子のお嫁さんと二人でしたが、女同士の気楽な
                    おしゃべりで夜が更けました。

                    

               


「興福寺仏頭展」

2013-12-01 07:09:52 | 美術館 博物館

                    白鳳の微笑みに惹かれて会いに行きました。


                

             法相宗は弥勒菩薩を鼻祖とし、玄奘三蔵によって中国にもたらされ、
             奈良時代に興福寺に伝わり、「興福寺」は日本の法相教学の中心
             寺院として発展しました。


        

                厨子入り木造弥勒菩薩半跏像


           

                      今回厨子からお出ましでした

                              

                        弥勒菩薩像の光背は 

                

                 檜材と銅を組み合わせて作られ、五方向に三条づづ
                 射光をだす特異な形式。
                           


                  

                厨子の中の絵を見ることができました、正面・左右側面などに
                法相祖師・十大論師の諸像が描かれています。
                これは左奥扉の絵、左側上から三段目が玄奘三蔵です。

                

                 台座は12方6段の華麗な蓮華座で、連弁一つ一つに
                 弥勒菩薩坐像一体を描き、下敷茄子に獅子像一体を
                 あらわしている。 
 

     
                 今回の展示の中でユーモラスな表情がとても気に入り
                 大好きになった 国宝 板彫十二神将を紹介します。


        

             厚さ3cmの檜材の平板から彫りだした12面のレリーフです

        

             大将像は正面向きから左方、右方があり、いずれも岩座に立ちます

        

                表情や姿勢も様々で変化に富み

        

          目鼻・口腔の起伏や手足の重なりがわずかな厚みの中にも奥行きを感じます

        

            右の迷企羅像は肩紐で吊る短衣をつけていますが、他はみな着甲です

        

          下顎を出し歯を食いしばる伐折羅大将、武器を持ち威嚇する宮昆羅大将

          この板彫十二神将像の、豊かな表情に親しみがわきました。
           


           もう一組の十二神将も紹介しましょう。

           木造十二神将立像

       板彫十二神将と同名の大将ですが、十二神将像はその表記、発音、並び順序、
       十二支獣との関係などが決して一様ではなく、興福寺の木造十二神将立像は
       頭上にいただく十二支獣との関係からこの順番になったそうです。


    

      鼠を頭にいただいき、遠くを見やるような仕草でしょうか、細い指先が意外でした

    

       いづれもポーズがある立像で、その姿も側面、背面からも見られ魅力的でしたが、
       特徴ある頭部分のみの紹介です

    

          顔の表情から想像できないほど頭にのせた十二支がかわいいのです

    

          そしてその表情から頭の動物を意識しているようにも見えました

    

            こちらの木造十二神将にもとても親しみを感じました

    

        犬を頭上にいただく大将は、正面から見ると剣を振りかざす姿ですが、
        上半身を少しかがめて、やや腰をひねる後姿に、いかつさは見られません。

 
        今までに仏閣・仏像の展覧会でも多くの十二神将が展示されてきましたが、
        二組の国宝が同時に展示されることは、最初で最後でしょうということでした。

        十二神将はどちらかというと脇役の傾向があるので、その特色など知られて
        いないようです。
        私も十二像の名前は言えませんし、憤怒の表情の名脇役をこんなに興味深く
        見たのは初めてでした。

 

               この十二神将がお守りするのが国宝「銅造仏頭」です。


               

             
            興福寺東金堂の薬師三尊像の本尊・薬師如来は東金堂の火災で
            失われましたが、それから500年以上を経た昭和12年(1937)


               


            現在の東金堂の本尊台座の内部から頭部のみが発見されました。
            それがこの国宝 銅造仏頭です。

            通常は興福寺国宝館に収蔵・展示されているので、今回の展示では
            東金堂に伝わる木造十二神将と久方ぶりに一堂に会したことになります。

                

                   視線は遠方のかなたに向けられています

               

            仏頭には左耳上の頭髪部にたてに入った鋭角的な深い窪みがある、
            この損傷は、堂が焼けて落下した時に何かに当たった打撃の傷で、
            左耳の下辺部も折損しました。

               

             仏頭は、鼻筋から眉にかけての描線がきれいで、青年のような
             若々しさが感じられます。
             口端を窪めて微笑みを浮かべ、品格のあるおおらかな表情の
             美しい仏頭でした。

             
             木造十二神将が広く配置され、その中央に十二神将に護られる
             かのように「仏頭」が置かれ、すべての像が側面も後面も全部
             見られるのが魅力です。

             心に残る「仏頭展」でした。