しなこじダイアリー

日常生活のあれこれ

高円寺「阿波おどり」

2013-08-28 17:15:54 | Weblog

                夏の夜を彩る「高円寺の阿波踊り」は今年で57回を迎えて
                8月24日、25日に開催されました。

                地元で喫茶店「ブーケ」を営む妹夫婦に恒例の手作り夕食を
                届けてから見物しました。

                

                 JR高円寺駅前から続く大通りは大変な人出、とても
                 近寄れなくて、去年と同じアーケード街で見物しました。

        

            ここは中央演舞場と違い細い道なのですぐ目の前を踊り手が通ります

                

                   綿のさらしの上に法被を羽織る男踊りも粋です

              

                    1連ごとに続きます、全部で75連参加だそうです

        

              踊り手のヤットサー、ヤットサーの掛け声に見物客も盛り上がります

        

                 こちらはシックな装いの女踊り

        

                   男踊りの若者もこの笑顔です

          

                  腰に下げているのは印籠

        

             ヤットサーヤットヤット 一かけ 二かけ、三かけて四(し)かけた踊りは
             やめられぬ、

        

             五かけ 六かけ 七かけて 八(や)っぱり踊りはやめられぬ
                                          ヤットサー ヤットヤット

     

             汗びっしょりの踊り手に沿道からうちわで風を送ります

      

            ちびっ子達も編笠に手甲、おはしょり姿で真剣な表情です

   

                踊りを彩る鳴り物、花形は大太鼓でしょうか

            

              沿道の声援に応えてのパフォーマンスで盛り上げます

      

               

               

               

        

                  かっこいいでしょう~

         

        

        

        

        

        

                  一番人気の坊や、さまになっているのに驚きです!

               

                     こちらでは ”ママちゅかれた~” 

        

              25日には80の連が参加して、観客は50万人に上り2日間で
              95万人が阿波踊りのリズムと熱気に酔いしれたそうです。

              
                8月最終土曜、日曜日、高円寺の阿波踊りが終わると
                そろそろ秋の気配になります。

                

 


「花開く江戸の園芸」展

2013-08-23 06:42:57 | 美術館 博物館


           今から150年前に来日したイギリスの植物学者、ロバート・フォーチュンが
           驚いたこと、それは日本人がみな花好きであるということ。

           花や緑を愛する心や、上手に育てるための技術は、大名から町人、農民まで、
           身分を越えて大切にされていました。

          

            江戸東京博物館で開催中の「江戸の園芸」展、えど友で見どころ解説を
            聞いてから見ることが出来ました。

        

           慶長八年(1603)、徳川家康が征夷大将軍に任ぜられて、江戸時代は
           幕を開ける。
           そして266年という長きにわたって平和が続いたことにより、さまざまな
           文化芸術が大きく発展した。

               

           園芸、花作りも例外ではなく、日本人の細やかな感性と美意識によって
           多くの園芸植物や品種が生み出された。


                  花と緑の行楽文化

 

       

         隅田川花見 (錦絵)   歌川国芳

    江戸時代の人々は、信仰と娯楽をかねて江戸の名所を巡る文化を育んでいきましたが、
    江戸で人気を博した名所の大半は、松や桜、梅といった伝統的な樹木が植えられた
    寺社の境内でした。

 

              浅草奥山四季花園入口光景

     花卉園芸が普及し、より多様な植物えの関心が高まると、町人が開設した庭園である
     梅屋敷、花屋敷、百花園などといった新しい名所が登場してきます。

 

                 植木鉢の普及と高まる園芸熱

           庶民が栽培を楽しんだり、生活を飾るために植物を購入し始めたのは
           江戸時代のことです。

          

            武江染井翻紅軒霧島之図 (ぶこうそめいほんこうけんきりしまのず)
            五代目伊兵衛が、浮世絵師に自宅の庭を描かせた図。

             巣鴨染井の伊藤伊兵衛
            庭の造園、維持管理のために、植物の生産と植え留め場、そして
            植木職人の居住などが近郊数箇所にあった。
         
            その中で一番大きな生産地となったのが、巣鴨染井村であった。
            中でも霧島屋伊兵衛が頭角を現した。
            (伊藤姓を名乗り、染井の種樹屋として代々伊兵衛を継ぐ)

   
           
          春宵梅の宴   三代豊国画

     江戸時代城郭庭園には梅が多く栽培された、果実は梅干に加工貯蔵し、籠城時には
     生木でも燃料になる、花は厳冬期に咲き、清廉高潔、凛とした美しさは武士を象徴する。

             

                見立て松竹梅の内  うえ木屋の梅

            園芸植物が商品となると、栽培にも創意工夫を凝らすようになり、
            より洗礼された品種の生産が促進されてゆきました。

            こうした変化の一翼を担ったのが植木鉢の普及です。
            植木鉢は植物の運搬を容易にし、販売と栽培の両面からそれまでの
            園芸のあり方に大きな変化をもたらしていきました。

     

             団扇絵上臈の松の雨      歌川芳虎画

           ジョウロで植木に水をやる女性が楽しそう、庶民も花を育て、愛でた。

                   江戸中期以降には、瀬戸、有田など陶器の産地で植木鉢が量産され、
           鉢植え物が大流行するようになりました。

            

             

            

                    四季花くらべの内 秋      三代歌川豊国画

              上) 初代坂東しうか 中) 八代目市川団十郎 下) 三代岩井粂三郎

 

            ゑん日の景        歌川国貞 (三代豊国)

       夜の縁日、虫売り、金魚売り、植木売りを楽しむ庶民の姿が抑えた色調の中に
       格調高く表されている。

            武士の愛した不思議な植物たち

       江戸時代の鉢植え植物の中でも、とても美しく、かつ珍しい植物は”奇品”と呼ばれて
       珍重されました。
       様々な種類や品種が作出されやがて世界的に類例のない「珍草奇木」として、
       オモトや変化朝顔などが発達した。

  

       万年青7種・金魚葉椿・班入り薔薇  (おもとななしゅ・きんぎょばつばき・ふいりばら)
                        関根雲停画             (下段右端)   (下段中)

           水野忠暁撰  関根雲停画  架蔵7紙の内1紙

        武士たちが限りない愛情を栽培に注いだ奇品は、花の美しさを基準とする
        現在の感覚からみれば到底美しいと形容できるものではありませんでした。

                

                  玉青堂愛翫竺蘭真写 (ぎょくせいどうあいがんじくらんしんしゃ)

     
              武士たちは手間と時間を惜しまず、葉の形や斑の入り方・色などに
              こだわり、ほかに類を見ない珍奇な植物を育てることに熱中しました。

   

                   江戸園芸三花  -朝顔・花菖蒲・菊ー

              江戸の花卉園芸の中でも特異な発展をみせた朝顔・花菖蒲・菊の
              三花、これらはいずれも武士が深く関わって園芸品種の基礎を作り
              やがて植木やがこれを受け継ぎ、発展させていきました。

            

             

                    三都一朝   

            三都から出品された変化アサガオの珍花図譜、彩色図86種を収める。
            
            江戸下谷の植木屋・成田屋留次郎は変化アサガオの品種改良や
            普及に情熱を注ぎ、朝顔大流行のもとを作り出した。
            今に残る入谷の朝顔市の元祖でもある。

            およそ朝顔と思えないほど変化を遂げた朝顔です。

           

                   花菖蒲画賛    松平定朝(菖翁) 筆

              園芸植物として最も著しい発展を遂げたのが、ハナショウブです。
              一人一代でこれを世界の園芸種に育て上げたのが松平定朝。

              天保(1830~44)の初めに優れた花は百種を越えた。

          

               花菖蒲培養録    松平定朝 著

            左は「宇宙」(おおぞら} 右は「げい裳羽衣」(げいしょううい)とともに
            定朝一代の傑作、品種が現存する。 (天女の羽衣という意味)

 

            百種接分菊 (つぎわけぎく)   歌川芳国   

        1本の菊にすべて異なる100種類もの菊を接ぎ木したもの。  弘化2年秋、
        今衛門の作品。 色とりどりの菊を数えるとちょうど百本あり、すべての花に
        花名を記した短冊がついています。
        1本の菊で百花繚乱 江戸の園芸技術の高さをよく示しています。
        

                  園芸文化の明治維新

        江戸から明治へと移り行く時代の流れの中で、江戸の園芸文化は大きな
        曲がり角を迎えます。

        西洋から輸入された洋薔薇の美しさは文明開化の日本において急速に
        受け入れられていきます。

        これと対照的に斑入り常緑植物にあれほど惚れ込んでいた奇品栽培家の
        姿は次第に影を潜めてゆきました。

                (小笠原 左衛門尉亮軒著「江戸の花競べ」も参考にしました)

 

             

                  
            花や緑に親しむ人々が描かれた浮世絵や屏風、現代と変わらない
            技術が満載の園芸書、丹精込めて育てた自慢のひと鉢が描かれた
            刷物などを通して、平和な時代に花開いた江戸時代の園芸文化は
            思った以上に興味深いものでした。

            江戸博を出るとすっかり暮れていました、いつもこの道を通る時は
            江戸時代に思いを馳せた後で、平成の世に戻る道でもあります。

         

                  江戸東京博物館  開館20周年特別展 
                        「花開く江戸の園芸」は9月1日まで。


         


富岡八幡宮 「子供神輿連合渡御」

2013-08-13 08:15:12 | Weblog

              昨年紹介した富岡八幡宮の本祭、今年は子供神輿40基ほどで
              連合渡御が11日に行われました。
              今回は可愛いちびっ子達のお神輿を紹介しましょう。

 

                

                  連日の猛暑で11日も朝からうだるような暑さでした

                

                これが八幡宮のお神輿、今年はこちらの出番はありません
                何しろ重量が4,5トンもありますから、左の写真のように
                かなりの大人数でなければ担げないのです。

                 

                      宮司さんたちも子供神輿の出発待ちです
                                      (出発は9時半です)

 

  

               ものすごい暑さに出発前にミスト風シャワーを浴びていました

            

               記念撮影の組は我が家のすぐお隣冬木の子供たち、お祭の盛装です

            

                  子供神輿は、まずお祓いを受けてから出発です

   

            大人たちのサポートで渡御の始まりですこれは深川一丁目のお神輿

           

                早速水をかけられているのは深川二丁目のお神輿、
                                        このお祭は水かけ祭なのです

        

          ちびっ子達の”わっしょい、わっしょい”のかけ声  ~わっしょいが決まりです~

         

                木場のお神輿もずぶぬれ

        

                 可愛い手作り神輿も参加

        

               白川二丁目のお神輿も担ぎ手は女の子も男の子も一緒です

        

              肩に届かない・・でもいいんです、参加することが大切なんです

        

                お神輿が見えないくらい大人数の組でした

        

               三好のお神輿も手作りですね

        

           いっぱい水を浴びてずぶぬれの子供たち、沿道から ”がんばれ”の声が

        

              みんなが大好きなあのキャラクターのようですね

        

              元気がないな~ ちょっと疲れたかな、この辺りで休憩時間です

 

           心地よい太鼓のリズムを聞きながら休憩タイム

                大人も子供も暑さを忘れて笑顔、笑顔、笑顔

    

             ちょっと疲れちゃったかな、ファイト!

        

              仲町二丁目、この組はよっと大きな子供たちが参加ですね

        

              我が町富岡二丁目のお神輿が見えてきました

        

                  元気な子供たちです

 

              待ち構える水かけ隊も二丁目レディー

              右奥車上では「深川六中放送局」が実況放送中、
              生徒達が手作りお神輿も手がけたそうです。

        

                  みんな楽しみに待っていたこの日でした。

 

                

                     出発の前に見かけた手作りお神輿


                

                       乗っているのはアンパンマンでした

         
         
         

                 子供たちにも見物する人たちにも暑い暑い日でした

 

                  

                       深川囃子の女子お囃子隊

                

                    江戸三大祭の富岡八幡宮の大祭は来年です。
                    昨年4年ぶりだったのです。

                    
                    


                                                                                        


中国菜 老四川  飄香 (ビャオシャン)

2013-08-10 07:32:11 | Weblog

                6月末に友人と出かけた中国料理のお店は銀座三越12階の
                「老四川 飄香」というNHK朝の番組でお馴染み井桁さんの
                四川料理店です。

                 

                    銀座三越12階のお店は明るい店内でした

 

            

                 ランチコース料理の前菜はまり特徴がなく良く覚えていません

 

                  

                          でも好物の黒酢酢豚は絶品!

 

                  

                  点心はちょっと贅沢に海老や蟹がふんだんに入っていました 

 

                  

                 夏の人気麺、汁なし坦々麺は少し辛味を押さえてもらいました

 

                  

                     海鮮たっぷりの焼きそば、2種の麺をシェアしました

 

                  

                   おなじみ杏仁豆腐はとろとろで、杏仁の香がよいデザート

 

                  

                   お料理は井桁さんの人柄を思わせるような優しい味です

 

            

                  落ち着いた雰囲気の良いお店でした。

 


上野不忍池の蓮

2013-08-02 07:33:56 | Weblog

       自分で休日にしようと思った朝、いつもより早く目覚めて、蓮の花を見に行こうと
       思い立ち、上野公園不忍池に出かけました。
       6時過ぎでしたが不忍池には散歩の人やカメラを持つ人たちが行き交っていました。
          

           

            爽やかな緑の葉の間にピンクの花が開いていました

 

        

                透き通るような花びらからは優しい香りがします

 

        

                早朝に開き午後にはしぼんでしまいます

 

        

           大黒天のお堂の横で大きな葉の間から見えた蕾は明日開くのでしょうか

 

        

            花托と葉の間で窮屈そうで、手が届けば少しだけ動かしてあげたい花

 

        

              おちょぼ口のような蕾は、葉から顔を出しているように見えました

 

        

                花の命は短くて、4日目には散ってしまいます

 

        

                 2日目、それとも3日目の花でしょうか

 

        

                  子ども達の成長を優しく見守る母のような花

 

       

               六角堂にもひと際映える蓮の花です

 

          

              花托 (果托)  その形が蜂の巣に似ているところか「はち巣」
                        ”はす”といわれるようになったという説もあるそです。

 

        

            大きな葉の陰に見つけた小さな蕾は、そっと開花を待っているようでした

 

        

              まっすぐ伸びた茎はストロー状でしょうか

 

        

                大きな葉がそっとよけているように見えました

 

        

              朝露と思ったら近くのおじさんが、”昨日の雨だよ” と・・・

 

        

              今日の午後には散ってしまうのでしょうか

 

          

                  今日の花と明日の花の競演

 

        

                なんと初々しい

 

 

                    見ている間にはらりと一枚落ちました

 

        

              この花は明日まで・・と近くにいたおじさんの解説

 

        

         葉の下をそっと覗くとここにもまだ蕾が見えました、8月上旬まで楽しめるそうです

 

        

                 すがすがしい朝のひと時でした

                 
               蓮の種の寿命はなんと1000年以上だそうです。
               長い長い年月静かに眠っていられるのです、すごい生命力です。

 

        

               池の側でこんな可愛い姿が撮れました

 

                

                        弁天堂はまだ開門前

 

                  

                弁天堂の前でサングラスをかけた、見覚えのある男性と
                すれ違いました。

                上野から程近い根岸出身の落語家林家正蔵氏でした。

                この頃やっと弁天堂が開門しました。

  
     

          不忍池から近い「清水観音堂」の”月の松”も育っています。

 

          蒸し暑い朝でしたが、蓮の花が少し疲れた身心を癒してくれました。
          1週間も休んだ早朝ウオーキング、この翌日から再開しました。