第38回伝統工芸江戸木目込み人形 作品展に出かけた
同期会のときに,友人から聞いて,出展してあるのを知り,見に行きました。
同級生のIさんは師範でもう長い事人形作りをしているそうで,今回は生徒さんが,最高賞を取られたとのこと,
うれしかったと思います。
2年前に見せていただいたときは,ギャラリーでの展示でしたが,今回は,全国作品展で,数も多く,
師範の人たちのはもとより,生徒さんの作品もたくさん,飾られていました,何点か紹介します。
木目込人形 天文年間(1736-1740) 京都上賀茂神社に仕える用人によって,
奉納箱を作る柳の木の残片で作られたのが始まりで,当初は,加茂人形と呼ばれていた。
現在は,桐粉で出来た胴体の生地に,筋彫りをして,衣装を木目込んで作る事から,木目込み人形と呼ばれ
何人もの職人の手を経て作られるのが特徴だそうです。
江戸に伝わった木目込人形が,改良を加えられたようです。
職人さんではなく,個人の手で作られた,木目込人形は素晴らしかったです。
この餅つきは,最高賞だったと思います,作者が台まで自作と話していました,右の雨上がりが同級生の作品
入賞作品を,多く撮影しました,彼女のは賞の対象外作品のひとつでした。
作品の多くが創作で,素晴らしいものでした,土台に布をはめ込んでゆくのですから,実際は硬く出来ていますが
着物のすそなど,たなびきそうな感じに仕上がっています。
グループ作品です
お人形を見ていて,私も木目込み人形を持っていたのを思い出しました,と言っても遠い昔の事,
無くなってしまいましたが,ガラスケースに入った,段飾りの雛人形です。
畳の部屋に,豪華な段飾りが飾られていた家もありましたが,物の無かった時代,親が用意してくれた
木目込みのかわいいお雛様は宝物でした。
大きくなると,自分で飾り,しまうときは筆でほこりを取り,一体づつ和紙に包んで,しまったものでした。
5月にお雛様の話になってしまいましたが,私の木目込み人形の思い出です。