しなこじダイアリー

日常生活のあれこれ

東北の底力、心と光 『衣』 三宅一生

2011-07-29 09:41:37 | Weblog

            
                 東北地方の伝統的な服作りの魅力を紹介する企画展を
                 妹からの情報で知り、出かけてみました。
           

 

                 

 

                    

                  岩手県陸前高田市の景勝地・高田松原で奇跡的に
                  流されずに残り、話題を集めた一本松がこの企画の
                  パンフレットに使われていた。

 

           

               会場は六本木ミッドタウンガーデン 21-21 DESIGN SIGHT

 

 

           

              東北地方では、伝統的に地元で入手できる植物などを活用し、
              様々な日用品などを生み出してきた。

              服作りも同様で、細長く裂いた古い布地を使った厚手の織物「裂織」
              厚手の和紙を使った衣服「紙衣」など東北9ヶ所で今も残る伝統的な
              服作りの過程を紹介している。

              企画を手がけたのはデザイナーの三宅一生氏、東北の服作りに
              影響を受け、1982年には白石和紙を使った「紙衣」をパリコレで発表。

 

                  

                       「紙衣」

                    東北の裂織やホームスパンなどを活用した作品も
                    展示されてました(残念ながら撮影禁止)

 

                  

                   会期2日目(27日)のトーク「東北の自然布、日本の心」

                   山村洋子 (原始布・古代織参考館「出羽の織座」主催者
                   予約していなかったのですが、聞く事ができました。 
                          (14:00~15:30)

 

           

                   米沢市の「古代織」参考館

 

           

             山村洋子氏は父の代から東北の自然布に関わり、多くの作品を保存、
             新しい作品も制作しています。

             科布の原料、しなの木のことはじめて知りました。
             しなの木は山間部に自生している木で和名はアイヌ語「結ぶ」という
             意味に由来するといわれていようです。

             樹皮の繊維は強靱で日本三大古代織ー科布、葛布、芭蕉布ーのひとつ。
             しなの木の樹皮から糸を作る行程は映像で紹介されましたが、
             ”結い”(相互扶助)の精神で自然からの贈り物を大事にした様子が
             がうかがえました。

             木から素材を作る行程は樹皮を煮たり何度もさらしたり、干したり
             大変な作業を経て1ミリほどに裂かれた糸を紡ぐ、木から素材を作るのに
             8割の時間を要するそうです。

 

 

                

            「大地震の被災地にエールを送るための企画。東北で受け継がれてきた
            服作りの伝統を、みんなで協力して守ってゆくためにも、その美しく、
            力強い服の魅力を、展示を通して多くの人に知ってもらいたい」と
            三宅一生氏は話しています。
                (7月31日まで)

 

 

                

 

                

                     会場の近く、ミッドタウンガーデンに足湯?
                     興味有りでしたが、通過。

 

                

                       アガパンサスも美しかったけど

 

                

                    蒸し暑さを避けて建物内へ

 

          

               teiさんと待ち合わせをしていたのでお洒落なカフェも通過

 

 

                

 

                

                      素敵なミッド風ママ?2人連れ

 

                

                     ゴクラクチョウ花の脇から見下ろすと

 

 

           

                女性の立ち話風景、マタニティースクールの帰りでしょうか?

                これもミッド風かしら?  ミッドタウンはベビーカーも目立つ
                ウイークデイの夕方近い時間でした。

 

                六本木近くに住むteiさんのブラウスの仮縫いを簡単に済ませ、
                次回はお洒落なカフェに行きましょうと約束をして帰宅。

 

 


浅草と「高座扇」

2011-07-25 22:03:21 | Weblog

            「高座扇」でご存知でしょうか、そうです噺家さんが高座で使う扇子です。
            時にはお箸になり、煙管になり、小道具としてなくてはならないものです。

            「高座扇」を買うために浅草に行くIkuさんとお付き合いすることになり
            妹夫婦と待ち合わせたのは、先週の水曜日、ちょうど台風接近が
            心配されていた日でした。

 

                

                   浅草寺に近い地下鉄出口の階段で見かけました

 

 

        

                      待ち合わせはここです

 

 

                

                      大提灯の内側には「風雷神門」の文字

 

 

                

                雷門からすぐの「文扇堂」では「高座扇」が売り切れでした。
                

               このお店で買えると思っていたので困って自宅にいたkahさんに
               ネットで調べてもらい、近くに扇子を売っているお店が見つかり
               新仲見世に移動。
                

 

 

                

                ネットで紹介されていていたのは「高久」(たかひさ)でした

                人形、羽子板の老舗で、お店の人に聞いたら創業73年
                だそうですが、季節柄扇子が多く飾られていました。

 

 

           

               これが「高座扇」すす竹を使用したもの、無地の扇子を好む人にも
               人気なのだそうです。

               Ikuさんはこれを友人にもと2本買いました、同級生の友人と
               2人は学生時代落語研究会(落研)に所属していたそうです。
               

 

 

                 

                       右にみえる羽子板など作るお店でした

 

 

           

              カフルな扇子が飾られています

 

 

           

                   こちらはシックな扇子

 

 

           

                    高級品のようでした

 

 

           

                刺繍の扇子ケース、「かまわぬ」とトンボは「勝ち虫」
                それぞれ意味がある絵柄なのです。

 

 

           

                こちらは婦人用、プレゼント用に金魚の柄を買いました、
                ”金魚はお金が貯まる”という意味で勧められました。

 

 

                 

                    ランチは洋食屋さんで有名な「ヨシカミ」

 

 

           

           

             テレビでもよく紹介されるお店、店内に有名人のサインがいっぱい

 

 

                  

 

           

                      私が注文したヒレカツやっぱりご飯が合いました

 

 

           

                     妹は人気のハヤシライス

 

 

           

               Ikuさんはランチセット  カレーにメンチ、サラダとアイスクリーム付き

               お互いに全部を味見、下町の洋食屋さんはどれも美味しかった!
               Ikuさんご馳走様でした。

 

 

           

          遅いお昼だったので待たずに入れました、厨房のコックさん達も手持ちぶさた?

 

 

        

             浅草寺にお詣り、台風接近中だったためか堂内は珍しく空いていました

 

 

        

        いつもとアングルを替えて、本堂の階段の上から眺めた雨の宝蔵門

 

 

       

                 そして五重塔こんな眺め方は初めてでした

 

 

               

                浅草に手拭いやさんが増えました、ここも気になるお店

 

               

                 素敵な女性2人 お願いして写真を撮らせてもらえば
                 よかったな~と少し後悔、和服が似合うお2人でした。

 

 

              この日、心配された台風も東京にはそれほど影響もなく通過して
              浅草もひどい風雨にはなりませんでしたが、スカイツリー見物は
              浅草寺境内からになりました。

 

              台風一過、猛暑もひと休み、涼しい日が続きましたがまた今日から
              暑さが戻り、今夜は熱帯夜のようです。
              まだまだこれから猛暑が続くようです、辛い夏ですが頑張りましょう!

 

 

 


「日光の旅」のまとめ

2011-07-24 08:50:51 | 旅行

                      「日光の旅」をまとめてみました。

 

                    

            日光山「輪王寺」では修理中の「三仏堂」の地上26mの空中散歩で
            屋根の高さまで上り思いがけない光景を目の当たりに出来ました。

 

                     

                        そして「東照宮」へ

         

            「三猿」の「神厩舎」の前を通り日暮門「陽明門」に感動して

 

      

                 日光で名高い「猫と雀」の彫刻の下を通り

 

        

            坂下門から200段を少し帰りを心配しながらも静寂と緑を楽しみ

 

         

                               奥宮に詣で

                       

                     杉の大木の参道を通り「二荒山神社」にお参り

 

                 

                     「この先が滝尾神社」かしらと思いつつ
                     かなりの距離があるので、今回は通過して
                
                     「大猷院」へ

 

         

         「仁王門」を潜り、見上げたのは「二天門」、ここも通り、次の階段の上は「夜叉門」
         「唐門」を潜り「拝殿」で参拝、「皇嘉門」を見学して下山

          

                 あまり人気のない帰り道、ひたすら階段を下り

 

                

                  小道の先には何が?と思いつつ下り階段に疲れ通過

 

               「大猷院」を下るとそこにバス停を見つけ世界遺産巡りバスで
               日光山を後にしました。

 

                

                  美しい赤い橋「神橋」の所でバスを降りて見学後、
                  お昼には遅い時間で空腹に気がつきここからすぐの
                  「金谷ホテル」でひと休みしようと坂道を登りました。

 

          

 

          

           フロントに人がいないわけではありません、写真を撮っていいか聞いたら
           女性がカウンターの下に引っ込んでくれました「そのままでよかったのに、、」
           ちょっと恐縮しちゃいました。

 

          

           有名な外国人も多く宿泊したといわれるホテル、落ち着いた雰囲気です

 

                

                  ウイークデイの午後お茶の時間でしたから
                  食事ができるのは、カフェでした。

 

           

                サンドウイッチかカレーだったので、カレーの3種類の中から
                ”鴨肉カレーセット”をチョイス、サラダが食べ終わる頃に
                カレーが運ばれました、ここのカレーは有名なのです。
                カレーソースは美味しかったけど、鴨にしたのにちょっと後悔!

 

           

                     アイスクリームとコーヒーもセットでした

 

 

                 

                    「金谷ホテル」を後に日光の街にでました

 

 

                   駅に戻る道で、名物の日光羊羹をおみやげに買い
                   日光の旅は終わりました。

                   帰りは手持ちの乗車券に特急券を買い指定席で
                   少し疲れた体を休めながら旅の余韻と車窓を
                   楽しみました。

 

 

 


日光山輪王寺「大猷院」

2011-07-22 09:12:33 | 旅行

                 「大猷院」(たいゆういん)は徳川三代家光公の廟所です。
                 境内には世界遺産に登録された国宝・重要文化財が
                 杉木立の中にひっそりと佇んでいます。

                 先祖である「家康公の廟所(東照宮)をしのいではならない」
                 という家光公の遺命により彩色や彫刻は控えめに造られたが
                 それがかえって重厚で落ち着いた雰囲気を醸し出している。

 

                 

                       まず見えてきたのは「仁王門」

 

 

                 

                  仁王門を潜り左に折れると大きな二天門が見えてきます

 

 

 

        

          杉木立に映える美しい門です、楼門下層正面左右に持国天、広目天を安置
          していることから「二天門」といわれます。

 

               

                均整のとれたこの美しい門は上部分と下部分の色彩が
                著しく異なる、日光では他に例のない建物だそうです。

 

 

               

 

               

 

               

 

         

 

         

                背面の風神雷神像

 

 

 

            二天門の前で振りかえるとこんな美しい眺めでした

 

 

               

               二天門を潜り続く石段を左手に曲がり次に見えてきたのが
               霊廟への最初の入り口となる「夜叉門」です。

               切り妻造りで正背面に軒唐破風を付けた落ち着いた造りながら
               鮮やかな色彩が目を引く華やかな門。

               正面背面に「四夜叉」を納め霊廟の鎮護に当たります。

 

 

                

                      「夜叉門」を潜ります

 

 

  

               背面の二夜叉

 

 

           

              拝殿の前、大猷院の中心に位置するのが「唐門」

 

           

                 繊細な彫刻にも気品が感じられます

 

 

           

                  拝殿

 

           

            本殿の最奥部「厨子(御宮殿)の中に宝物殿「家光公座像」と「御位牌」
            その前に家光公の本地「釈迦如来」(非公開)が安置されています。
            拝殿の内部は金箔が施され、金箔玉楼となっています。

            寺院は本尊が南を向くのが定式で、家康公の廟所東照宮もそのような
            造りになっています。

            ところが大猷院の本殿は東北(鬼門)を向いている、これは家光公が
            「死して後も朝夕、東照大権現の側でお仕え奉る」と遺言し、御廟も
            東照宮の方へ向けてあるといわれる。

            それでは大猷院のご本尊はどちら向きかと言いますと、本殿奥壁の裏に
            実はもう一つの部屋が設けられ、そこに「釈迦如来三尊画像」が後ろ向き
            (南面)に掛けられています。

            定式と遺言のどちらにも沿う妙案といえるでしょう。

 

 

 

           

                    皇嘉門 

              本殿の後ろ大猷院の最も奥に位置する家光公の廟所へ入る門。
              中国明朝の建築様式を取り入れたその形から一名「竜宮門」とも
              呼ばれている美しい門、門の天井には「天女の画像」が描かれている。
              門の名前は「陽明門」と同じく宮中の門の名前を戴いているそうです。

              22年が家光公360年遠忌と世界遺産登録10周年記念で本殿と
              共に公開されていたようですが残念ながら公開は終了していました。

 

 

             

              「二天門」の所まで戻り振りかえるとこんな景色が見えました
                (好きな写真になりました)

 

 

   

         輪王寺 「大猷院」 前回訪れたときは1月の寒い日でした、雪が残る境内にも
         拝殿にも人影がなく、し~んと静まり、寒さと寂しさに足早にお詣りを済ませた
         覚えがあります。

         今回は梅雨の真っ只中6月でしたが晴れ間も見えて、参拝客もかなり多く、
         杉木立や木々の新緑が美しい季節でした。
         日光山全体が「世界遺産」、多くの国宝や重要文化財などゆっくり見ることが
         出来ます。
         次回は紅葉の季節がいいかしらなんて思いつつ日光を後にしました。

 

 

 

 


日光 「二荒山神社」

2011-07-20 10:09:34 | 旅行

                  東照宮を拝観の後石鳥居の手前を右に折れると
                  そこはもう「二荒山神社」(ふたらさんじんじゃ)の参道です。

 

                 

                      日光らしい美しい杉木立の参道を行きます

 

 

                 

                       木造入母屋造の楼門を入ります

                  額には 「正一位勲一等 日光大権現」と書かれています

 

 

        

            霊峰二荒山(ふたらさん・男体山)=標高2486mをご神体山と仰ぐ
            神社で日光の氏神様でもあります。

            境内は日光国立公園の中枢をなす、日光連山をはじめとする神域は
            3400ヘクタールと広大です。

 

 

        

               境内の「夫婦杉」と「親子杉」

 

 

               

              夫婦杉と親子杉の間を降りると「大猷院」に行く道に出ました

 

 

         

                「神橋」 正式名が「二荒山神橋」とは知りませんでした
                「二荒山神社」を参拝後、輪王寺「大猷院」を参拝してから
                帰り道に立ち寄りました。

                この後「大猷院」徳川家光の廟を紹介しましょう。

 

 

 


日光 「東照宮」

2011-07-16 18:21:00 | 旅行

             「輪王寺」の黒門を出て新緑が美しい参道を「東照宮」に向かいます

 

                 

              日光東照宮は元和3年(1617)徳川家康公を祭神に祀った神社です

 

 

                 

                      石鳥居 「東照大権現」の額

             鎮座翌年の元和4年(1816) 九州筑前藩主黒田長政公によって
             奉納されたもの、石材は九州から船で小山まで運ばれ、その後
             陸路を人が日光まで運んだ。

 

 

           

                       表門を入ると(表門の内側)

 

 

                 

                        「五重塔」

                慶安三年(1650)若狭小浜藩主・酒井忠勝の奉納 高さ35m、
                吊られた心柱により高層建築の振動を調整する工夫がされている

 

 

       

         

            三神庫  「百物揃千人武者行列」の馬具や装束類が納められている

 

 

         

                神厩舎 神馬をつなぐ馬屋  境内唯一の素木造り

            古くから猿は馬の守り神といわれてきた、有名な猿の彫刻があります

 

 

         

            8枚の彫刻その構図 1枚目母子猿  母は子猿の幸せな未来を願う

 

         

              2枚目 見ざる、言わざる、聞かざる、 目、口、耳を押さえる幼年期
              3枚目 座っている猿1体のみ ひとり立ちでしょうか、少年期

 

         

           2枚目の構図が有名、 悪いことを聞いたり、言ったり、見たりしないで
           素直なままに育ちなさいという意味のようです

 

         

              4枚目 上を見上げる猿2体 青雲の志を抱く青年期
              5枚目 下を見る猿3体  人生の岐路

 

         

             側面の3枚   6枚目 物思いにふける猿  
                       7枚目 結婚の猿、荒波を乗り越えましょう
                       8枚目 妊娠

                そして1枚目に戻ります、こんな物語になっているのです

 

 

         

               神厩舎の前を進むと右手、杉木立の中に見えてきました

 

 

               

                  鳥居の先、急な階段の上

 

 

         

           回廊の中心に「陽明門」 御所十二門内の名称を朝廷から賜ったもの

 

       

            後水尾天皇の筆による勅額があるので、「勅額門」ともいわれ、  
            あまりに美しく見飽きないところから「日暮の門」とも言われる
            日本を代表する美しい門
              (あまりの美しさにぶれた写真になったようです)

 

 

        

              回廊の外壁には我が国最大の花鳥の彫刻が飾られている
              いずれも一枚板の極彩色の透かし彫り

 

 

  

       故事逸話や子供の遊び、聖人賢人など500以上の彫刻がほどこされている
       そして「東照大権現」の額

 

 

               

        

     

              陽明門の内側  まさに日暮の門でした

 

                

                      上段に龍の彫刻

 

        

                     内側に二頭の獅子

 

 

                 

                         神輿社  
                   
                   春秋渡御祭に使われる三基の神輿が納められている

 

                   御本社の前を通り奥宮に向かいます

 

           

                 左甚五郎作と伝えられる「眠り猫」

            牡丹の花に囲まれ、日光を浴びうたた寝をしていることから
            「日光」に因んで彫られたものと伝わる。

            徳川家康の墓がある奥宮にねずみ一匹通さないと猫が彫られているとか、
            猫がうたた寝をするほど平和であるなどいろいろな意味があると伝わる。

 

           

                眠り猫の裏側には、寝ている猫に安心して遊ぶ2羽の雀の彫刻

 

                

                    坂下門を潜り石段を200段登ります

 

 

                

                

                  石段と石柵  長い石段は東照宮の見どころのひとつ
                  石段は、一段毎に一枚石を用い、石柵は一本石を
                  くりぬいて作ったもの

 

 

                

                 不自由を常と思えば不足なし。
                 こころに望みおこらば困窮したる時を思い出すべし。
                 堪忍は無事長久の基(もとゐ)
                 いかりりは敵とおもへ。
                 勝事ばかり知てまくる事を知らざれば害其身にいたる。
                 おのれを責めて人をせむるな、及ばざるは過ぎたるより
                 まされり、と続きます。

 

           

                 200段登り切ると「唐銅鳥居」 

 

 

                 

                        奥宮拝殿  

               参拝をするための社殿で将軍でないと昇段参拝は許されなかった。
               建物全体が銅板で包まれており、その上に黒漆が塗られている

 

 

                 

                     鋳抜門(いぬきもん) 

 

 

                 

                        奥宮宝塔 (墓所)

                      家康公の棺を納めた宝塔

                 元和2年4月17日駿府城で75才の生涯を終え、久能山に
                 神葬され1年後、久能山よりここに移された。

 

 

                    帰路200段の石段は足を痛めていたので
                    ちょっときつかったけど、杉に囲まれたここは
                    空気も清々しく、心地よい疲れでした。

 

                 

                        鼓楼の前を通り

 

 

           

                 陽明門を出て右手回廊沿いに行くと

 

 

                  

                        鳴き龍で有名は「本地堂」
                   
                 天井に龍の絵、その下で、解説と拍子木を叩く音が共鳴して
                 龍が鳴くかのように聞こえる、それを静かに聞く。

 

 

 

     東照宮の見物を終え、参道に戻り、新緑の美しさと荘厳な雰囲気に疲れも癒されます。
      
     境内の特徴は自然の地形を生かした参道や階段を用い、バランスよく配置された
     社殿が荘厳な宗教的空間を作り出していることにあります、さらに建物には漆や
     極彩色がほどこされ、柱などには数多くの彫刻が飾られている、これは単なるデザイン
     でなく、信仰形態や学問、思想が表されているのだそうです。

 

    現在の社殿群そのほとんどが、鎮座から20年後寛永13年(1636)に建て替えられた。
    陽明門など55棟その費用は金56万8千両、銀百貫匁、米千石を要し、1年5ヶ月の
    工期で完成したと伝わります。

    東照宮から次の目的地「二荒山神社」に行きます。

 

 

 


日光山 「輪王寺」

2011-07-14 07:45:03 | 旅行

                   6月の中頃、日光に出かけました。
                   十数年ぶりの日光の旅です。

 

          

          早い時間に日光駅に到着、世界遺産巡り路線バスでまずは輪王寺に行きます

 

 

                 

            輪王寺入り口でバスを降りると東参道に勝道上人の同像が迎えてくれます
            日光二社一寺、共通入場券(1000円)を購入三仏堂に向かいます。

 

 

                

                   46年ぶりの大修理が平成25年度より始まります

              奈良時代末、勝道上人によって日光山は開かれ、総本堂 三仏堂は
              重要文化財、そして世界遺産です。
              東日本で最も大きい木造建物、現在の建物は正保2年(1645)に
              建てられたもの。

              ご本尊三仏とは千手観音、阿弥陀如来、馬頭観音、各8,5mの金色
              木像の座像です。
              修理中でも内陣は解説付きで案内されました。

             
              「日光山展望見学」というチラシによると、本格的なお堂の解体修理
              に先行し、展望見学通路が開通、そこはまだ誰も見たことのない、
              「地上26mの天空散歩」という見出しに上がってみることにしました。
                (別料金で400円)

 

           

                平成19年の部分修理の祭、深刻な虫害が確認され、大規模な
                半解体修理へと変更されたようです。

 

 

           

          階段なので2階あたりで数人の年配グループは見学中止、1人での見学でした

 

 

           

                 最上階7階です

 

 

           

                    ぐるっと一周できます

 

 

                 

                       この機会でなければ見られない景観でした

 

 

           

                    三仏堂前、左下の階段が入り口

 

 

           

                 三仏堂修理完了は最短で平成32年予定だそうです

 

 

           

                    日光の街が見下ろせます

 

 

                 

                   入ってきた東参道の勝道上人像の後ろ姿も見えます

 

 

           

                    7階から降りて裏に回ると庭がありました

 

 

                  

                   ここまで降りても人の姿が見えなくて、急ぎ足で出口に、
                   ウイークデイでしたが「天空散歩」をする人はいようでした
                   7階まで階段はちょっときつかったです。

 

 

                  

                     三仏堂裏手の大護摩堂「護法天堂」
                     日光山唯一の護摩祈願所

 

 

                 

 

                  

 

                 

                        新緑の中の「光明院稲荷社」

 

 

                 

                     梅雨空に苔むした石垣と新緑が美しかった

 

 

                 

                      「輪王寺」黒門を出ると杉並木の東照宮参道

 

                 江戸時代、天海大僧正(慈眼大師)が住職となり「家康公」を
                 東照大権現として日光山に迎えます。

                 次は参道を東照宮に向かいます。

 

 

 


早朝のスカイツリー

2011-07-12 14:30:29 | Weblog

             浅草、厩橋から見たスカイツリーの工事用クレーが見にくかったので
             木場公園から撮ろうと思い、月曜日の朝ウオーキングにカメラを持って
             出ました。

 

 

       

              早朝4時50分頃です、少し朝日が当たり始めていました
              厩橋の所からとは反対側に近い場所からですが、クレーン(重機)が
              よく見えます、最後の一機のようです。

 

 

       

              これは5時15分頃、木場公園の大陸橋の上から見たところ
              いつも眺めていてだんだんスッキリしてゆくのがわかります。

 

 

              公園内の歩くコースはほとんど決まっているのですが、沿道で
              良い香りのする花は季節により変わります。

 

               

                6月から香っていましたが、クチナシはまだ咲いています

 

 

               

                   アベリアは長い期間香りを楽しめます

 

 

               

                 夏の花クラジオラス、香りはないですがまっすぐ伸びた
                 茎に白い花がきれいでした
                  

 

 

               

                   名前が分からない花、小さな花です

 

 

        

             ちょっとピンボケですがコクチナシ(姫クチナシ)の花、香りは同じです

 

             早朝なので白い花だけ撮ってみました。
             毎日は歩いていませんが、スカイツリーが伸びる様子と
             季節の花が、歩く楽しみにもなっています。

 

 

 

 


四万六千日 (ほおずき市)

2011-07-09 16:28:06 | Weblog

              浅草寺の「四万六千日」の今日、東京も梅雨が明けたようです。
              朝はまだ薄曇りでしたが、ほおずき市が始まる9時頃には
              30度を超す暑さになりました。

 

                

             9時過ぎ雷門に到着したときはもう多くの参詣者で賑わっていました

                

                 宝蔵門の手前あたりからほおずきを売るお店が並びます

 

 

                    

                        まずは観音堂にお詣り

 

 

                

             この日に詣でると 四万六千日の功徳が得られると信仰されています。
             四万六千日と呼ばれるようになったのは、江戸享保年間(1716~36)
             そのご利益が46000日分に相当すると言われるようになりました。

             これは米一升分の米粒の数が46000粒にあたり、1升と一生をかけた
             説など諸説あるようです。(定説はなし)

             四万六千日にちなんでほおずき市が開かれたのは港区芝の愛宕山が
             始まりなのだそうです、その愛宕山のすぐ下に住んでいましたが
             6月末にほおずき市が開かれていました。(規模は小さかったです)
             

 

 

                

                       雷除け(かみなりよけ)のお札

           江戸の昔、落雷のあった農家で「赤とうもろこし」を吊していた農家だけ
           無事であったことから、文化年間(1804~18)以後「雷除」として
           赤とうもろこしが売られるようになりました。

           ところが明治初年に不作が原因で赤とうもろこしが出店できなかったことから
           四万六千日の縁日に「雷除」のお札が授与されるようになったそうです。
           

 

 

 

              ほおずきは薬草としても人気があったとか

 

 

        

 

                 

                        「つりしのぶ」のお店もあります

 

 

            

                    風鈴の音がちょっぴり涼やかでした

 

 

        

 

                

                     枝のほおずきは1本が千円

 

 

                

                  こちらのお姉さんのお店で一鉢友人に送りました
                  何処も値段は一緒で、2500円、送料も均一で800円
                  風鈴を付けてもらえました。

 

 

  

               「ほおずき市」は9,10日の開催です

 

 

               

 

               

 

       

                 笑顔が素敵な二人でした

 

 

                  

                       ボクもとって!  

 

 

      

                    ほおずきに花をそえて

 

 

     

           宝蔵門を出る頃には、売り込みの声が一段と賑やかになっていました

 

 

              

                  スカイツリーのクレーンも残り1台、来年の今頃は
                  ここも大賑わいでしょう。

 

              5月頃から比べると、外国人観光客が多くなっていました。
              浅草がひっそりしているのは似合いません。

              入谷の朝顔市が中止だったので、ほおずき市の開催に
              なんだか嬉しくなって暑い中を出かけちゃいました。
              子供の頃から通っている浅草はいつも賑やかが似合います。

 

 

 


東日本大震災復興支援テャリティー写真展

2011-07-05 18:15:10 | Weblog

              8名の写真家による「未来への光」という写真展が開催されている。
              

              雲母舟さんのブログに紹介されている東日本大震災復興支援
              チャリティー写真展です。

 

 

           

            場所は地下鉄丸ノ内線 新宿御苑前、2番大木戸門出口より徒歩1分です

 

 

                 

                     フォトギャラリーキタムラはすぐ見つかりました

 

 

    

      地震・津波そして台風など自然の猛威の前では人間は非力で無力な存在です。
      しかし、癒しや安らぎなど自然はホスピタル的は効果もよく知られています。
      そして私たち日本人は昔から自然との関係を大切にし、共生を目指してきた民族でも
      あります。

      そんな自然に魅力を感じ、愛しみ、敬意を持って接してきた私たち写真家8人が、
      今回大震災をきっかけに集い、「写真の力」を信じて支援方法を模索しはじめました。

      その第一弾として「NATUER PHOTO AID 2011 未来への光」と題する
      写真展を開催いたします。
      写真は各自が得意とするジャンルの中からこの目的のため、新たに自費制作する
      ものです。

      会場ではこの趣旨にご理解・ご賛同いただける方からの募金を受け付け、全額を
      日本赤十字社東日本大震災の義援金とします。

      身の丈の活動しかできませんが、一過性でなく、長い支援活動を目指しております。
      是非とも皆様のご理解を賜り、1人でも多くの方に会場へお越しいただきたいと
      思います。     (未来への光パンフレットより)

 

                 

                  紅一点の 米美知子さんが在廊の今日お邪魔しました

 

 

           

                4作品のうちの一点、絵はがきにサインをいただきました、
                想像したよりスレンダーな素敵な方でした。
             
                東京生まれのフリーの写真家で「夢のある表情豊かな作品」を
                テーマに日本の森と色彩美を撮り続けていらっしゃいます。

 

 

           

               フリーの動物写真家として活動されている 前川貴行さんの作品

               日本、北米、アフリカを主なフィールドとして、野生動物の世界と
               風景をテーマに撮影に取り組まれている方です。

               母シロクマの優しい表情に惹かれました。 (サインがいただけました)

 

               8名の写真家の方々がそれぞれ4作品展示されています。
               どの方の作品も本当に癒される作品でした。

               写真展は明日7月6日(水曜日)10時より最終日なので15時まで。
               お時間がありましたらお出かけください。

 

               フォトギャラリー キタムラ
               新宿区新宿1-2-6  御苑花忠ビル1F
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