東北地方の伝統的な服作りの魅力を紹介する企画展を
妹からの情報で知り、出かけてみました。
岩手県陸前高田市の景勝地・高田松原で奇跡的に
流されずに残り、話題を集めた一本松がこの企画の
パンフレットに使われていた。
会場は六本木ミッドタウンガーデン 21-21 DESIGN SIGHT
東北地方では、伝統的に地元で入手できる植物などを活用し、
様々な日用品などを生み出してきた。
服作りも同様で、細長く裂いた古い布地を使った厚手の織物「裂織」
厚手の和紙を使った衣服「紙衣」など東北9ヶ所で今も残る伝統的な
服作りの過程を紹介している。
企画を手がけたのはデザイナーの三宅一生氏、東北の服作りに
影響を受け、1982年には白石和紙を使った「紙衣」をパリコレで発表。
「紙衣」
東北の裂織やホームスパンなどを活用した作品も
展示されてました(残念ながら撮影禁止)
会期2日目(27日)のトーク「東北の自然布、日本の心」
山村洋子 (原始布・古代織参考館「出羽の織座」主催者
予約していなかったのですが、聞く事ができました。
(14:00~15:30)
米沢市の「古代織」参考館
山村洋子氏は父の代から東北の自然布に関わり、多くの作品を保存、
新しい作品も制作しています。
科布の原料、しなの木のことはじめて知りました。
しなの木は山間部に自生している木で和名はアイヌ語「結ぶ」という
意味に由来するといわれていようです。
樹皮の繊維は強靱で日本三大古代織ー科布、葛布、芭蕉布ーのひとつ。
しなの木の樹皮から糸を作る行程は映像で紹介されましたが、
”結い”(相互扶助)の精神で自然からの贈り物を大事にした様子が
がうかがえました。
木から素材を作る行程は樹皮を煮たり何度もさらしたり、干したり
大変な作業を経て1ミリほどに裂かれた糸を紡ぐ、木から素材を作るのに
8割の時間を要するそうです。
「大地震の被災地にエールを送るための企画。東北で受け継がれてきた
服作りの伝統を、みんなで協力して守ってゆくためにも、その美しく、
力強い服の魅力を、展示を通して多くの人に知ってもらいたい」と
三宅一生氏は話しています。
(7月31日まで)
会場の近く、ミッドタウンガーデンに足湯?
興味有りでしたが、通過。
アガパンサスも美しかったけど
蒸し暑さを避けて建物内へ
teiさんと待ち合わせをしていたのでお洒落なカフェも通過
素敵なミッド風ママ?2人連れ
ゴクラクチョウ花の脇から見下ろすと
女性の立ち話風景、マタニティースクールの帰りでしょうか?
これもミッド風かしら? ミッドタウンはベビーカーも目立つ
ウイークデイの夕方近い時間でした。
六本木近くに住むteiさんのブラウスの仮縫いを簡単に済ませ、
次回はお洒落なカフェに行きましょうと約束をして帰宅。