耐震と断熱


今年度の補助金を受けて行った耐震補強工事何件かが終了し、来年度の工事に向けていくつかの準備が進んでいます。そんななか、最近の省エネ関係の講習会に行くたびに耳にする断熱性能と健康の話を意識するようになりました。断熱工事は省エネのためということではなくヒートショックなどといった健康面の危険を回避する一つの方法であるということです。また、住宅の改修の打ち合わせで出てくる話としては静岡の場合はやはり「耐震」なのですが、「寒さ」を改善したいという話もよくあります。

耐震補強工事では壁や天井を解体するので断熱材を補強する工事を行うチャンスなのです。しかし、室内環境を改善するためには断熱層でそのエリアの床壁天井の断熱層を連続させる必要があります。また、隙間風に対しても対策をする必要があります。そういったことで断熱改修は簡単なことではないのですが、全く考えないというのも残念なことだと思います。新築においてはそういった動きになっていくので、改修の場合もちゃんと検討できるようにしていければと考えています。先日の古民家改修では断熱に対する対応をしています。春からの工事でも耐震補強とともに断熱改修を行う準備を進めています。
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