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Blog ~建築的日常生活&RUN~

静岡にある建築設計事務所、業務とそれ以外の活動、趣味の話、ちょっと考えたことなどを記録しています。

富士山を眺めて走る ~静岡マラソン2017~

2017年03月07日 | ランニング


4回目となる静岡マラソン天気は晴れ、4回目にして初めての晴れです。前回自己ワーストを記録した袋井メロンマラソン以来のフルマラソン、フラットなコースでサブ4をめざします。今年からコースが変更になり、これまで難所とされた海岸線での折り返しがなくなり、葵区内を大きくまわるコースになりました。あの場所がなくなると思うだけでだいぶ気持ちが楽になります。そして今回追加された北街道、流通センター通りは私の生活圏なのでさらに地元感が増し楽しみです。スタートも市役所前は同じですが逆方向に、いつもと違う景色が新鮮です。



スタート後はすぐに北街道へ入り東へ向かいます。いつもは交通量の多い通りを沿道の声援を受けながら走るのはとても楽しく気持ちのいいものでした。そして、流通センター通りにぶつかると左に曲がり北へ、このあたりまさにいつも行き来している地域なので気分も盛り上がります。しばらく行くと田畑が広がり、日ごろの練習で向かっている竜爪山が見えてきます。コースは西へと曲がり再び市街地へと向かいます。市街地内もコースが変更され、初めて体験する風景を眺めながらペースは快調、疲れも想定内、イメージ通り順調に走り続けることができました。安倍川を渡った土手の上から、4回目にして初富士山!この景色が見えてこそ静岡マラソン、雲一つない空に美しい富士山を走りながら見ることができました。そしてコースは海岸線へ、このあたり多少の風は感じましたが、過去の激しい雨風を思い出したら比べ物にならないほど快適でした、広々とした視界が気持ちいい。



折り返しもなくこのまま行くだけだと思い順調にペースを刻んでいたのですが、32kmを超えたあたりで急に脚に痙攣が、しばらく耐えていましたが徐々にひどくなり、ついに右ふくらはぎがつってしまいました。そうなると立て続けに左ふくらはぎ、左ももとつってしまい、立っていることもできなくなり歩道へ避難、地面に仰向けに倒れこんでしまいました。自分で治すことができないので、沿道で応援していたお兄さんに声をかけて脚を戻すのを手伝ってもらいました。しかし、痙攣はなかなか治まらず大きなタイムロス。激痛と棒のようになり戻らない自分の脚に棄権も頭をよぎりました。焦らずしばらく休むとなんとか立てるようになりました。ここでサブ4はあきらめて、せめて完走をめざし、ゆっくりと歩き始めます。



1kmくらい歩いたところのエイドでもつカレーが配られていました。普通に走っていれば食べることはなかったでしょうが、今回はもうタイムは気にしないので、この機会にいただきました。紙コップに入ったもつカレー、おいしいのですが走りながら食べるには少し重いかなぁと思ったりしました。しかし、このもつカレーを食べた後から徐々に回復し、少し走っても大丈夫そうなのでレースに復帰、ゆっくりですが再び走り出すことができました。清水区市街地に入ってからは残りの距離がとても長く感じましたが、歩くことなく走り続けました。今回はゴール前もコースの変更があり、これまではゴール直前に狭い道を入っていく箇所がありましたが、今回は広い道路をストレートに走りゴールへ向かうようになっていて、最後の気分を盛り上げるにはうれしい変更でした。そしてネット4時間22分でゴール。自己ワーストは逃れましたが、サブ4を狙っていたところだったので残念な記録でした。ただ、途中のアクシデントから復帰できたと思えば、まぁ良しとします。あまりに良いコンディションだったので、またもや前半オーバーペースだったかもしれません。清水駅海側のゴール地点からも富士山が見えました。こんな良い天気の中走ることができて本当に良かったです。







風が強かったけど走りやすい ~浜松シティマラソン~

2017年02月20日 | ランニング


今年の初レースは浜松シティマラソン21kmです。朝から快晴、きれいな青い空ですが、、、風が強い。浜松市役所前スタートで駐車場は無なので、駅前の有料パーキングに車を止めて市役所まで歩きましたが、ビルの間は特に風が強いように感じました。スタートまでの時間も建物の脇で風をよけて体を冷やさないように待ちます。スタートは地点に並ぶと久しぶりの市街地スタートに気分が盛り上がります。



スタートからはしばらく道幅があるので走りやすいです。市役所前から駅前を通りアクトタワーを眺めながら走ります。そこからコースは北に向きかえて市街地を走っていきます。今回はフラットなコースなのである程度の記録を期待して、ペースを早めにキープして走りました。市街地なので応援してくださる方もたくさんいて元気が出ます。そして走り出してみるとそれほど風や寒さは気にならず快調にレースを進めることができました。途中上り坂が少しあり、そこで若干ペースが落ちましたが、最近上り練習をしていたので辛いことはありませんでした。



ゴール地点となる四ツ池公園陸上競技場は一度通過し、そこから自衛隊浜松基地の周りをぐるっと走り折り返してきます。このあたりも道幅の広く走りやすかったです。行きは向かい風でしたが帰りは追い風になると思って我慢しました。そして帰りの追い風で疲れてくる後半にだいぶ助けられました。今回は調子が良かったので100分を切りたかったのですが、頑張りきれず最終的に74秒及ばず。前半からもう少しずつペースを上げていかなければいけなかったと思います。それでも久しぶりに快調に気持ちよく走ることができたので大満足です。走りやすいコースでした。





のぼりくだりのフルマラソン ~袋井クラウンメロンマラソン~

2016年12月12日 | ランニング


昨日、袋井クラウンメロンマラソンに出場しました。天気予報も一日晴れということで気持ち良く走れることをイメージしながら現地に向かいました。スタート、ゴールとなるのは静岡県小笠山総合運動公園エコパ、県下最大の多目的競技場ということで、大きいです、そして施設が新しいです、到着した時点で気分が盛り上がります。荷物預けや着替えスペースは隣のエコパアリーナ、朝方は寒いのでアリーナの中に居場所があるのはとても助かりました。



スタートはエコパのトラックから、これまで経験した中で一番立派なスタート地点です。9:10にフルマラソンスタート、競技場をでると外周の道路を一周しますが道幅が狭く渋滞が続きます。一般道に出て周りにスペースができて自由に走れると思うといきなり上り坂、そして下り坂、上り坂という感じでな序盤はかなかペースをつかむことができません。ただ、ここで遅れてはいけないという気持ちがあり、速いペースで走っていました。今思うとこのあたりの走りがオーバーペースだったと思います。



山間の道を抜けとコースは平地に出ます。ここまでがなかなかハードだったのでフラットが続く状況が気持ちよく、快調に走れてしまいます。しかし、しばらく行くと再び上り、前回の南伊豆ウルトラマラソンの感じが甦ってきます。今回はフルマラソンということでその時よりもかなり速いペースで走っていたと思いすが、足が疲れる感覚はありませんでした。このままいけば良い記録をだせるかもしれないとも思っていました。



山を越え大きく下ると新幹線と国道を超えて田園地帯へと入っていきます。田んぼの中の道をひたすら走る感じが、小学校のマラソン大会を思い出してしまいました。そしてコース3度目の上りへ、ここまでくるとある程度距離も走っているので苦しいところです。それでも足を止めることなく平地へ戻ってきたのですが、そのあたりから右足のつま先に異変が。指が痺れて、足の裏に痛みを感じるようになってきました。それを気にするように走っていたら、ふくらはぎにも痙攣の前兆が。ここから一気にスピードダウンです。



記録を見ると26kmあたりからタイムが大きく落ちていました。そこからは比較的フラットなコースだったのですが、前半の上り下りよりもずっと辛く感じました。快調に走れていた分、気が付かないうちに脚に負担がかかっていたのでしょう、後半にきて筋肉が完全にかたまってしまいました。最後ゴールのエコパまでは長い上りですが、ここでは足が止まってしまうこともありました。そしてかなり辛い思いをしてのゴール。ゴール後、シューズにつけた計測チップをはずしてもらい、記録証を受けとると、紙コップに入ったクラウンメロンが貰えます。このメロンがとても甘かったです、疲れた体にしみ渡りました。



今回、実は自己ワースト記録となりました。それはペース配分に失敗した結果だと自分では分析しています。ウルトラマラソンの時に長い距離を走れるようにフォームを変えたのですが、それが具合がよくて今回もそれをフルマラソンで試していました。それとコースにアップダウンが多く、ほぼ平地で普段練習しているペースと比較して全体を見渡すことができなかった。そういったことがあり前半が完全にオーバーペースでした。この袋井クラウンメロンマラソンで静岡県内で行われるフルマラソン4つにすべて出場したことになります。そのなかでは、やはりこのコースが一番ハードだと感じました。反省点が多いですが次に活かしていきたいと思います。






絶景を走る ~南伊豆町みちくさウルトラマラソン75km~

2016年11月14日 | ランニング


土曜日に南伊豆町みちくさウルトラマラソン75kmに出場しました、2回目のウルトラマラソンです。2年前は富士五湖ウルトラマラソンの72kmを完走しましたが、最後は膝を痛めてとても辛い思いをしてゴールしました。その時は「もう2度と長い距離は走りたくない。」と思ったはずなのに、なぜかまたウルトラマラソンにエントリーしてしまいました。



スタートは朝5時、ほぼ真っ暗のなかヘッドライトを点けて、足元や周囲に気を配りながら走り出します。しばらくは景色もわからず、山あいの道路を走ります。そのうちぼんやりと明るくなってくると第1エイド、ここではスポーツドリンクだけを補給。そしてしばらく走ると目の前に海が広がり、ここで一気に周囲も気持ちも明るくなります。



 そこからはしばらく早朝の海を眺めながら気持ちよく走っていきます。まだこの頃は、なんて楽しいんだろう!と思いながら気持ち良く走っていました。そしてコースは急に山道へ、慎重に、ぬかるんだ道で滑らないように進んでいきます。山道を抜けたと思ったら今度は海岸へ、トレイルランニングのような変化に富んだコースの展開にわくわくしてきます。そして第2エイドで魚の竜田揚げを一口、第3エイドではこの先のエネルギーになるように磯のりうどんとアロエヨーグルトをいただきます。この磯のりうどんがとても美味しかった。





コースは前半のクライマックス石廊崎へ、ただしそこまで至る上りはかなりきついです。それでも上り切った先には絶景が。しばらくここでゆっくりしていたい気分ですが石廊崎をくるっと一周まわって再び走り出します。今度は急な坂を下ったところで第4エイド、ここでもエネルギー補給に生姜のおむすび、そしてお腹に残りそうで迷いました香りがあまりにも美味しそうだったので野菜いっぱいカレースープもいただきました。美味しいものを食べると元気が出ます。



この辺りでスタートしてから20km、若干の疲労感が。そんななかでの上りと下り、だんだんと楽しいだけじゃなくなってきます。しかし、再び海が見えるようになると大自然を感じる素晴らしい風景、奥石廊崎・ジオパーク。人が近寄れないような断崖、青く透き通る海に浮かぶ島、この風景が今回のコースなかで一番印象的でした。それを見渡す第5エイドで米麹甘酒、甘さが疲れた体に染み渡ります。



この後コースは内陸に向かい、山に囲まれたのどかな山村風景の中を走っていきます。コース図から明らかにこれからしばらく上りなのがわかるので気が引きしまります。そしてずっと変わらない景色が続くなか、楽しみは次のエイドで何を食べようかということになってきます。第6エイドで猪汁、第7エイドでオーガニック野菜スープ、第8エイドで温州みかん、どれも美味しい。たまに沿道から声をかけてくださる地元の方、そしてエイドの皆さんの応援が本当にありがたかったです。



コースは山村風景から森の中の上り道へ、この辺りからが今回のコースの中で一番大変でした。坂が急で走ることはできないので歩いて上るのですが、それでもなかなか終わらない上りにかなり苦しみました。途中の第9エイドでは甘いものがほしくてゼリーを補給。そして上り切った先の第10エイドではもうクタクタ、ドラゴンフルーツ、スターフルーツ、山桃ジュースのサイダー割り、はちみつレモン、あわおにぎり、コーラと大量補給をさせてもらいました。エイドに用意された椅子に座ってちょっと休憩。



補給が効いたのか、ここからの下りが始まるといきなり元気が戻ってきて、あと25km大丈夫だという気がしてきました。途中の第11エイドでは赤しそジュースとゼリーを。このあたりになると、甘い飲み物、甘い食べ物がほしくなってきます。快調に下って行きコースは再び海岸へ、再び雄大な景色に感激、第12エイドはとろろ飯がありましたが残念ながらとろろが苦手なので、スポーツドリンクで水分補給。まだ20km以上、ここからは自分の気持ちとの戦いの時間帯が始まります。



そこからは海沿いの峠を上って、下りての繰り返し、何度もこれで最後の上りかと思い、そして裏切られました。そんななかで事前に期待していた第13エイドがやってきます。サザエ飯おにぎり、カニ汁、イチジクのワイン煮、パッションフルーツジュース、本当につらくなってきた時に美味しくてありがたい。そしてそろそろ終わりが見えてきたという実感が湧いてきます。その後も上り下りの繰り返しは続き、第14エイド、第15エイドでは残りを走りきれるだけの補給を、レモン砂糖漬け、冷凍ライチ、スポーツドリンク、コーラ。



最後は比較的フラットなコースとなり、あとはひたすら走るのみ。前後のランナーの姿も見えなくなり一人旅が続きます。そのためか最後の3kmはすごく長く感じました。そして11時間3分56秒、無事完走しました。やっぱりゴールしたら、やり遂げた嬉しさとやっと終わった嬉しさでウルッときました。前回のように体を傷めることもなく、最後までちゃんと走ることができたことが大きな収穫です。そして、ゴール後にもらえる伊勢海老みそ汁をいただきながら、一日の旅を思い出しました。素晴らしい風景、美味しい料理、コースは思ったより上り下りが多くてハードでしたが、とても良かったです。南伊豆、最高でした!




トレランを感じるマラソン ~井川もみじマラソン~

2016年10月31日 | ランニング


昨日はしまだ大井川マラソンでした、知り合いもたくさん参加しています。しかし、今回はそのはるか上流、標高1400mで井川もみじマラソンのハーフ21kmに参加してきました。会場となるリバウェル井川スキー場は自宅と同じ静岡市葵区ですが車で狭い山道を1時間半、到着したときは気温9℃、雲が多く天気が良ければ見えるはずの南アルプスや富士山を見ることはできませんでした。それでもほのぼの感いっぱいの会場、スタート・ゴールゲートの横が駐車場というコンパクトなイベント、いつものレースとは違う雰囲気にワクワク感が高まります。



今回のコースはリバウェル井川スキー場から山の中の道をひたすら登って戻ってくるコースです。今回の男子のハーフ21km参加者は59人!普段ならありえないゼッケン「30」を付けて、普段ならありえない50位以内を目標に走ります。12:00にレーススタート、スキー場を出るといきなり登り、最初からきついなぁと思いながらも無理せずペースを抑えて走ります。たぶん40~45位くらいを走っていたと思います。当然沿道の応援はなく、ランナーの人数も多くないので、静かな戦いが続きます。折り返し地点が近づいてくると紅葉している木々を目にすることができました。市街地レースでは目にすることのできない風景です。



ほとんど登りと少しの下りを繰り返すハードなコース、折り返し直前は足も止まるほどの急な登りでかなり大変でした。さらに空気が薄いのか、はぁはぁと息が上がります。それでも折り返してしまえば長い下り、急に気持ちが軽くなります、周りの風景を見る余裕もできます。このころになると集団がばらけて自分の周囲には数人しかいない状態です。そして下りが得意な私は後半スピードが落ちてくるランナーを次々ととらえ、最後は少し脚に疲労も感じましたが、比較的快調に23位でゴール、目標を大きく上回る結果に満足です。



今回のレース、山の中のアップダウン、きれいな景色、静かで孤独なランニング、なんか舗装路を走るトレランみたいだと感じました。もう少し早い時間にスタートしてくれると帰ってくるのが楽なんだけどと思いましたが、市内で開催されるハーフマラソン、楽しい高地トレーニングになりました。





2度目は快調 ~朝霧高原トレイルラン~

2016年09月14日 | ランニング


久しぶりのブログ更新になってしまいました、今回はトレイルランの話題です。日曜日に朝霧高原トレイルランレースのミドルコース22kmに出場してきました。昨年に続き2回目の出場です。昨年は前半の舗装路部分で調子に乗ってとばし過ぎたために、後半に脚が痙攣してしまい辛い思いをしました。今年の目標は昨年のタイムを上回ることです。



天気予報では雨で寒くなることも想定していましたが、現地に着いたら雲の間から日が差し、どちらかというと暑いくらいでした。草原の緑がきれいな朝霧アリーナからスタート、昨年の反省から最初から頑張らず、日ごろの練習のようなペースでレースに入ります。余裕をもって舗装路部分をこなしトレイルへ、針葉樹の森の中や背丈ほどもある草が生い茂った草原、遠くに牛たちが見える牧場のわき道を走ります。同じような景色が多いのですが一度走ったことがあるので、そういえばこの先に登りがあるんだったな、これを抜ければフラットが続くとか、思い出すものです。先がイメージできることで気持ちの余裕をもって走ることができました。



後半に入っても今回は快調です。他の選手たちのスピードが落ちてくるので何人かを抜いていくこともできました。そして最後の難関溶岩の涸れ河登りに突入します。ここは溶岩がごろごろしているので走ることはできません、苔で滑らないように足元に気を付けながら登っていきます。この時点でも体力的には余裕があってもっと早く進める感じがしていたのですが、ここで前の人を抜いていくのは危険なので、しばらく周りのペースに合わせていくことになりました。



意外と長く時間がかかって涸れ河登りを終えるとゴールまでは舗装路となります。しかしここからは1.4kmずっと上り、昨年はここでもう脚が痙攣してゆっくり歩くことが精いっぱいでしたが、今年はまだ走ることができます。すでにレースを終えたランナー達が応援してくれる中、坂を上り切り、気持ちよく走り、昨年のタイムを4分ほど上回ってゴール。レース中にはっきり富士山を見ることはできませんでしたが、カラッとした高原の空気の中、いろいろ景色が変わり自然を楽しめるコース、今回は満喫しました、良い休日でした。




緑の風景と上り下り ~富士裾野高原マラソン大会~

2016年05月11日 | ランニング


 日曜日に富士裾野高原マラソン大会のハーフ21kmに出場してきました。今年は第40回の記念大会ということで歴史のある大会なんですね。コースは裾野市運動公園陸上競技場をスタートし富士山に向かって高原を走るルートになっています。当日は天気がよく気温が高くなるかと思っていましたが、高原というだけあって意外と暑さを感じることはありませんでした。スタート地点の裾野市運動公園陸上競技場に到着すると正面に富士山が見えて気分が盛り上がります。



 スタートは陸上競技場のトラックから、スタート地点への整列は早いもん順のようで、ゆっくりしていたら中盤より後ろに並ぶことになりました。10時ピッタリにスタート、最初は集団の動きが遅くなかなか走り出すことができません。渋滞は競技場を出て「富士山すそのパノラマロード」にでるまで続きかなりのタイムロスをしてしまいました。そこから富士山に向かって5km程上りが続きます。体がほぐれていない序盤の上りは厳しかったです、また早い段階で脚を疲労させたくなかったので、無理のないペースでいくことにしました。ここで晴れていれば富士山を眺めながら走れるはずですが、今回は天気が良いものの富士山は雲に隠れていて残念ながら走っている間に見ることはできませんでした。



 きつい長い坂を上りきるると左に曲がってしばらく下りになります。この辺りでは周りの風景や高原らしい気候を感じる余裕ができ気持ちよく走ることができました。風景が似ているからか、ふと富士五湖ウルトラマラソンを走ったときの感覚を思い出しました。しばらくは下ったり上ったりが続きます、くねくねした道だったり、林を通過したり、変化があって、楽しさを感じながら走ることができます。そうしていると、再び「富士山すそのパノラマロード」に合流し、もう一度上りの2周目に入ります。このときは遅れてスタートした10kmのランナーとも合流します。もう体もほぐれているので、その間をぬうように抜いていきます。



 2周目になるとこの先のコースが分かっているので気分が楽になります。残りの距離を考えれば上りもある程度ペースを上げても走り切れるとみて1周目よりスピードアップです。前半のロスをできるだけ取り戻そうと下りはさらにスピードアップ、そうしている間に3度目の「富士山すそのパノラマロード」へと。今度はひたすら下りなのでスピードを上げます、前回の伊豆マラソンでは後半失速しましたが今回は大丈夫、下りということもありラスト3kmはさらにペースを上げて走り切りました。それでも前半のペースが遅すぎてこれまでのハーフマラソンのなかで最も時間がかかってしまいました。今回は練習不足もあり、あまり追い込んだ走りをしなかったので当然だと思います。しかし、気持ちよく走った感はこれまでのハーフマラソンのなかで一番だと思います。高低差があって程よく厳しいですが、この時期の晴れでもそれほど暑くはなく、気持ちが和らぐ緑の風景と環境を楽しみながら走ることができる好みのコースでした。ここが春にエントリーしたレースの最後でしたが満足です。また、秋にどのレースに出ようか考え始めています。






やっと晴れ ~静岡マラソン2016~

2016年03月07日 | ランニング


昨日、静岡マラソン2016に出場しました。静岡マラソンは今年で3回目、私は1回大会から出場していますが、過去2年は雨、風も強く厳しいコンディションでした。今回も天気予報では雨、「今年もか。。。」と思っていましたが、日曜日の朝になると青空が。3回目にしてやっと晴れました。やっぱり、スタート時に雨が降っていないと気持ちも前向きになります。まわりの雰囲気を楽しむ余裕も生まれます。



8:20分に静岡市葵区役所前をスタート。その後はしばらく市街地の道幅の広いコースが続きます、人も多いのですが道も広いので、うまく人をかわして自分のペースを守ることができます。気温もちょうど良く、体もよく動き順調な走りでしたが、今考えるとこの段階で少し調子に乗りすぎた感があります。また、市街地なので沿道で応援をしてくださる方もたくさんいて気持も盛り上がりとても走りやすかったです。そのうちコースは安倍川橋を渡り土手を海に向かって下ります。昨年はこの時点でふくらはぎに違和感がでてしまったのですが今年は快調、気持ちよく走ることができました。ただ、残念ながらこのあたりで見えるはずの富士山は雲がかかっていて見ることができませんでした。



そして、海岸線へ。ここからが辛抱の時間帯になります。過去2年はこのあたりで雨と風が強く、前を向いて顔をあげて走こともできないくらい、とても辛い思いをしました。今年は曇りでほとんど風もなく、一時ドシャっと雨が降りましたがすぐ止み、かなり走りやすい天候だったと思います。しかし、まっすぐな海岸線をひたすら走り、一度折り返して戻り、また折り返していくというコース設定はなかなか精神的には辛いものがあります。そして30kmを超えるのもこのあたりなので、ここをどう頑張れるかがこのコースでのポイントのように思います。前半調子が良かった今回も、やはり30kmを過ぎると脚に疲労がでてきました。



コースは海岸線から清水区の市街地に入っていきます。そこから清水駅前のゴールまでの数キロは脚がつり、急にスピードが落ちてしまいました。前半調子よく走った負担がここにきて脚に出てきた感じです。体力的には全然平気なのですが脚がついてこないという、もどかしい思いをしながらゴールを目指します。特に40kmを過ぎた最後の2kmでは、両足がつってしまい時折立ち止まることもありましたが、なんとか4時間以内のゴールをしたいと思い気力で走りました。結果3時間59分36秒、ぎりぎりサブ4でした。天候が良かっただけにもっと走れたのではないかと思い反省です。しかし、このコースを初めて雨ではなく走ることができたのは良かったです。走りやすくてよいコースだと思います。来年も開催されるのであればまた参加します、一度はすっきり晴れたこのコースを走りながら富士山を見てみたいです。





春の嵐の中 ~伊豆マラソン~

2016年02月15日 | ランニング


昨日、春の嵐吹き荒れる中、伊豆マラソンに参加してきました。修善寺駅前を出発し、三島大社前までの21.8kmを走ります。スタート地点とゴール地点が異なるワンウェイコースになります。朝になって中止の発表はなかったので会場に向かいましたが、道中とても雨が強くて車を運転していて前が見えなくなるほどの瞬間もありました。不安になりながらも駐車場に着くとちゃんと他の参加者も来ていてホッとしました。そこから徒歩で伊豆箱根鉄道の駅まで。ホームの屋根があっても横から降ってくる雨に濡れながら到着した電車に乗り込みます。電車の中は当然マラソンの参加者で満員、修善寺まで約30分。駅に着いたらスタート地点付近で受付を済まして、その後は屋根のあるところで雨をしのいで待ちました。



スタートの直前に急に雨がやみ、太陽も見えて、「良かった!」と思い、やる気も出てきました。そして、スタート。スタート直後は人が多いうえに道幅がそれほど広くないので、歩道にはみ出しながら目標タイムをキープできるよう人をよけながら走りました。そのうち集団がばらけて走りやすい間隔になり、自分のペースを刻めるようになりましたが、雨は降ったりやんだりでした。風はレース中を通して強く、追い風はありがたいのですが、横から吹くときは体重を風が吹いてくるほうに移動しないとまっすぐ走れないほどでした。コース自体は全体的に下り基調で、ところどころで上り坂があります。一般道と堤防道路を中心に、橋を渡ったり、田んぼの中の道を走ったり、比較的変化のあるコースでした。中盤になると途中激しく雨が降る時間もありバケツで水をかけられているようでした。後半になると上り坂で疲れが出て脚が進まなくなってしまい、ハーフ21.09kmを超えたちょっとの距離が最後本当に辛かったです。



ゴール後に三島大社や周辺を楽しもうと思っていましたが、しばらく雨風が強かったことと、体が冷えてしまっていたので、着替えを済ませて早々に引き上げてきました。それでも、一瞬ですが三島大社で青空が見えました。今回は厳しいコンディションでしたが、これを経験しておけば多少の雨ならもうたいしたことはないと思えるような気がします。走るのも大変でしたが、運営の皆さんも大変だったと思います、ありがとうございました。大変なこともありましたが、走れてよかったです。天気が良ければ富士山を見ながら走れる良いコースだと思います。










サーキットを走る ~富士マラソンフェスタ~

2015年12月21日 | ランニング


 日曜日に富士マラソンフェスタのハーフマラソンに出場しました。コースはF1日本グランプリが開催されたこともある富士スピードウェイ、1周が約4.5km、ハーフマラソンはここを約3.5kmのショートカット1周プラス4周します。天候次第ではとても寒くなりそうで心配でしたが、大きな美しい富士山が見える良い天気でした。休憩所はサーキットの施設を使うことができます。以前ここで開催されるママチャリGPにも参加しましたが、その時に比べると参加者の数が少ないので快適に過ごすことができました。



 スタート地点はメインストレート、自動車レースで使うスターティンググリッド上からです。素晴らしい舞台に気分が盛り上がります。スタートを切りしばらくストレートを進むと、第1コーナーの急な下り坂、ここは重力に任せて力を抜いて一気に下ります。その後はカーブと緩やかなアップダウンの繰り返し、コース脇の縁石やコース壁の広告などF1をTVで見ていた時に目にするもの、それらをコース上の目線から眺めることができます。後半はひたすら登り、ママチャリGPで自転車で登ったときはかなりきつい印象があったのですが、走ってみたら思ったほどではありませんでした。しかし、この登りの筋肉疲労が後半じわじわと効いてきます。登り終って一息つくと目の前には1.5kmのホームストレート、向こうがかすんで見えるひたすら長い直線をひたすら進みます。そして再び第1コーナーへ。



 周回コースなので後半になればペースのコントロールもしやすいです。幅も広くて、舗装もよくて最高のコースですが、シティマラソンでは嬉しい沿道で手を振ってくれるような場面がないのが少しさびしいかなと思いました。レースは前半に登りで張り切ってしまった分が後半に響き最後のストレートでペースダウン、平凡な記録に終わりました。それでも今年最後のレース、きれいな富士山を見ることができたし、改善したい点をみつけることができたし、レース自体も気持ちよく楽しむことができました。