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Blog ~建築的日常生活&RUN~

静岡にある建築設計事務所、業務とそれ以外の活動、趣味の話、ちょっと考えたことなどを記録しています。

森とまスクール02・03

2012年08月05日 | 森と学ぶ家づくり


 今日は「しずおか森と学ぶ家づくりの会」が「森とまスクール02 木工作を学ぼう! 木の時計づくり」と「森とまスクール03 空間を学ぼう! 箱の中の光の空間」を賤機都市山村交流センター安倍ごころで行いました。

 木の時計づくりはスギ・ヒノキ・ケヤキ・ツガの4種類の文字盤から好きなものを選び、色の違う木片や木の実を貼り付けてオリジナルの時計をつくりました。木の種類や木目の話を聞くと、想像が膨らみます。子供たちには木の実が人気で思い思いのかたちに並べて素敵な時計ができました。

 空間を学ぼうでは段ボール箱にいろいろな形や仕組みの窓をつくり、穴からの覗くことでそれぞれの窓の効果やそれがあることで空間がどのように変わるのかを実験しました。大人も子供も段ボール箱を覗き込みくるくる回したり、自分がくるくる回ったり、意外な発見に喜んだり楽しい時間を過ごしました。

 参加してくださった皆様、ありがとうございました。

森とま通信 vol.18

2012年08月03日 | 森と学ぶ家づくり

 森とま通信vol.18 2012夏号ができあがりました。今回は「森とまとCO2の話」です。森とまの専門家会員が建築士、製材所、林業、それぞれの視点でCO2について話しています。木の家を大切に長く住むということは環境にもいいことなのです。ご希望の方にはお送りいたしますので、清水建築設計室 または「しずおか森と学ぶ家づくりの会」事務局にお問い合わせください。

森とま通信 Vol.18(2012夏号)
<Contents>
○特集「森とまとCO2の話」
 ・CO2と木の家(清水建築設計室:清水利至)
 ・森林の炭素固定(山田林業:山田芳朗)
 ・天然乾燥材とウッドマイルズ(杉山製材所:杉山徹)
○イベント案内

森とまスクール01

2012年07月21日 | 森と学ぶ家づくり


 森とまスクール第1回「木を使った家具づくりを学ぼう~木製家具のデザインと製作~」ということで静岡市駿河区の「すまうと家具製作所」を見学させていただきました。今回案内してくださったのはデザイナーで家具職人の野木村さんです。野木村さんは「森とま」が活動し始めたころ伐採イベントなどに参加してくださって、いろいろとお世話になっていました。

 まず「すまうと」の活動と現在に至るまでのお話を聞きました。どのような思いでこの仕事をなさっているのか、どのような姿勢で家具づくりと向き合っているのか、何を希望して活動しいているのか、普段あらたまってお聞きすることがないことを話してくださいました。ものづくりに対する思いが伝わります。

 次にショールームで「家具の見方」の話を。家具屋さんなどで家具を見るときにどこを見るとどんな事が分かるのかというお話。作っているから気になる部分、作っているからこそ感じていることなど、木を扱う仕事をしている者にとっては参考になる内容でした。また、「椅子のポイント」ということでどんな違いが座り心地のどんな部分に関係してくるかなどを説明していただき、参加者は実際にその場にある椅子に座ってみて「なるほど。」「あー、はいはい。」などといいながら納得させていただきました。

 作業のタイミングがいいところで作業場のほうへ、いろいろな機械が並んでいる中で作業の手順やそれぞれの機会の役目などをお聞きしました。家具作りの中ではいろいろな機会を使っているけれど、それは職人の腕がなければ使いこなせないこと、使いこなすことでよい家具ができること、道具へのこだわりが感じられました。

 最後に新しい家具をつくるまでどのようなプロセスなのかというお話。発想があって、それをカタチにする方法を検討し、探す。しかし、それは意外と日常のなかにあったり、先人たちの技術の中にあったりもする。それらを見つけて落とし込むことができれば、モノとして作る段階に進める。考えすぎても進まなければ、しばらくほっておく、モノづくりにはそんなスタンスも必要なのかもしれないと感じました。

 今回、お世話になった野木村さん、すまうとの皆様、ありがとうございました。参加者それぞれ発見があったと思います。今回の見学会を通して、またどこかで何かがつながったりすれば、すごくいいなと思います。

[森とまスクール] はじまります

2012年07月06日 | 森と学ぶ家づくり

 しずおか森と学ぶ家づくりの会(通称:森とま)が山のこと、木のこと、暮らしのことを目で見て、触って、体験して学ぶことができるスクールを開設します。山から暮らしへつながる木のつながりが勉強ができる内容になっています。どの授業にも自由に参加することができます。ご家族皆さんで楽しんでください。

 しずおか森と学ぶ家づくりの会では伐採見学会や植林体験会、製材所見学、家具工場見学、木材乾燥工場見学などを行ってきました。活動を始めて5年となる今年は各活動の時期やつながりを整理することで、より分かりやすく、より多くの方に、より自由に参加していただけるようなカタチをつくりました、それが「森とまスクール」です。

「森とまスクール案内」はこちらです。

 お申し込みは「森とまスクール案内」に必要事項を記入の上FAXしていただくか、またはTELで必要事項をお伝えください。また、ご質問等がありましたらお気軽にお問合せください。

<森とまスクール申し込み窓口>
しずおか森と学ぶ家づくりの会
森とまスクール受付担当

清水建築設計室 清水
TEL:054-245-3448
FAX:054-246-4811

森とま通信 vol.17

2012年04月27日 | 森と学ぶ家づくり

 昨日は「しずおか森と学ぶ家づくりの会」の定例専門家会員会議でした。今年の活動のスケジュールなどを中心に話し合いました。いろいろと楽しいイベントを考えています。また、森とま通信vol.17 2012春号ができあがりました。今回は「森とま材の使われ方」の特集です。静岡の山で育てらえたスギやヒノキがいろいろなカタチで使われています。ご希望の方にはお送りいたします。問い合わせは清水建築設計室または「しずおか森と学ぶ家づくりの会」事務局で受け付けています。

森とま通信 Vol.17(2012春号)
<Contents>
○特集「森とま材の使われ方」
○イベント案内

春の山で

2012年04月16日 | 森と学ぶ家づくり


 「しずおか森と学ぶ家づくりの会」は春のイベントととして4月15日(日)に「静岡の山を知ろう!~春山散歩・植樹体験~」を開催しました。今回は静岡市林業研究会森林認証部会の皆さんのご協力によって「静岡市林業センター」から「静岡市千代みどりの森」を散策し、部会員の林業家の山で植林体験をさせていただきました。大人12人、子供11人、犬1匹の参加でにぎやかに行われました。



 午前中は林業センターを出発して山道を登っていきます。途中、コース沿いで見つけた植物の話や、このあたりの林の様子などの説明を受けながら、時々休憩をはさみながら歩きます。子供たちはウラジロという葉っぱが飛行機のように飛ばせることを教えてもらうとよく飛ぶ葉っぱを探したり、キノコや虫をみつけてつついたり、楽しそうに歩いていました。



 一時間半くらいの山歩きをして植林体験の場所に到着しました。今回は林道わきに花の付く木を植えてみようということでサクラ、モモ、ドウダンツツジを植えました。作業の説明を受けた後、それぞれの家族で一本づつ木を植えました。普段なかなかできないことなので子供たちのとってもいい体験になったと思います。



 昼食はお弁当と林業研究会の皆さんが用意してくださった山菜の天ぷらと焼き筍。歩いて作業した後、そして木々に囲まれた場所、おいしいご飯になりました。食後は子供たちは遊び、大人は休憩と専門家から木の話を聞かせてもらったりしてすごしました。今回も盛りだくさんの内容で春の一日を楽しく過ごしました。

木材の乾燥を学ぶ

2012年04月05日 | 森と学ぶ家づくり

 昨日「しずおか森と学ぶ家づくりの会」の専門家会員と建築士仲間数人で(協)静岡乾燥木材加工センターを見学しました。 (協)静岡乾燥木材加工センターは製材品の乾燥処理や修正挽きを受託することで、寸法、強度、性能が確かで安定した木材を供給できるようにするための施設です。しずおか森と学ぶ家づくりの会」は天然乾燥材を供給している中で品質の確保にも取り組んでいく過程として今回の見学会を行いました。森とまの専門家会員でも林業家や製材所はこの施設のことをよく知っていますが、われわれ建築士からしてみるといまいちイメージできない部分がありました。山から切り出された丸太がどのような状態で運ばれてきてどのように選別されていくのか、人工乾燥を行う乾燥機やその工程と人工乾燥された木材の質感、そして乾燥後に寸法を整えられ含水率や強度が計測されている様子。今後の専門家会員の打ち合わせの材料となるものごとをいろいろと確認することができました。

木を植えに行こう

2012年04月03日 | 森と学ぶ家づくり

しずおか森と学ぶ家づくりの会」恒例の春の山遊びイベントのご案内です。春の山を歩いたり、植林体験をして林業家から山の知識を学びます。そして、料理を食べて、遊んで、みんなで山を楽しもうと思います。

第5回 静岡の山を知ろう ~春山散歩・植樹・遊び~

●日程:4月15日(日)※天候不良の場合中止
 9:30集合「静岡市林業センター」静岡市葵区千代

●場所:安池林業管理森林及び千代市民の森

●当日予定
9:30  集合:オリエンテーション
10:00 出発:徒歩にて山歩き 千代市民の森から里山を抜け安池山林へ
11:30 植樹体験:林道沿いに花の咲く木を植樹
12:00 昼食:春のダッチオーブン料理の試食
12:40 リクリエーション:森林フィールドを利用し、みんなで遊ぼう
14:00 帰路へ
14:20 林業センター駐車場解散

●持ち物:
 お弁当、水筒、軍手、長靴又は運動靴、タオル、レジャーシート
・服装は寒くなく動きやすく汚れても良い服を用意してください。
・靴は山での作業によって汚れてもいい長靴又は運動靴を用意してください。

●参加費:1組1、000円(保険代、準備費用等)
・「しずおか森と学ぶ家づくりの会」一般会員は500円

…申し込み・問い合わせ…
しずおか森と学ぶ家づくりの会事務局TEL:054-251-7410

楽しんで考える

2012年02月18日 | 森と学ぶ家づくり


 今日は静岡地域材活用住宅推進協議会の青少年育成事業「森林と環境を考えよう」のサポートで、「しずおか森と学ぶ家づくりの会」の専門家会は静岡市の高山・市民の森で小学生と父兄のみなさん約20名と一緒に森の散策、伐採見学、箸づくり体験、節木の絵描きなどを行いました。



 寒さが厳しい時期ですが天候に恵まれ気持ちよく山歩きをしながら林業の専門家から森の話を聞きます。途中約55年生の杉を伐採をするところを見学し、山の仕事の勉強をしました。森を出ると暖かい日差しにほっとしてしばらく歩いて到着した山頂からは素晴らしい景色を見ることができました。散策から帰って、昼ご飯を食べたら、箸づくりと節木な絵描きです。子供たちは木を削ったり、磨いたり一生懸命手を動かしました。節のある板には子供らしい発想で絵をかきました。



 通常はこの時期に「しずおか森と学ぶ家づくりの会」が伐採見学会を行うことはないので、少し寒さが心配でしたが今回は天候に助けられました。また、子供たちが多くすごくにぎやかな感じもいつものイベントとは様子が違っていましたがそれもまた楽しかったです。そういった今日の「楽しい」時間が少しでも子供たちの「考える」につながってくれるといいと思います。

「森を、つなごう。」

2012年02月01日 | 森と学ぶ家づくり

 静岡市産材活用推進情報センター「ききしず」では2012年1月28日(土)~2月26日(日)の間「しずおか森の活動報告展 森を、つなごう。」を開催しています。これは静岡市を中心に森に関する活動を行っている団体の活動を市民に知ってもらい、森とのつながりを考えてもらおうという企画です。そこに「しずおか森と学ぶ家づくりの会」も参加しています。会場にパネル展示と「森とま通信」の配布をしています。そのほかの団体の皆さんとも実はけっこう知り合いだったりもします。街に出かせた際には少しのぞいてみてください。週末にはワークショップなども開催されます。「ききしず」の場所は静岡市葵区呉服町1-6-5 ミライエ呉服町2F、開場時間は10:00-19:30、入場無料です。