由流里舎農園

歯科医師(歯学博士)・野菜ソムリエの島谷浩幸がお届けする気ままな農天気ブログ

冬の川越探訪、学会発表報告…其の壱。

2019-02-16 21:53:36 | 日記
今夜はちょっと趣を変えまして、
昨日2月15日と今日16日に埼玉県川越市で開催された学会報告を。
会場はウェスタ川越、第6回慢性期リハビリテーション学会です。
昨年に横浜で開催された第5回大会でも、私は学会発表しましたね。

さて。
昨日はまず、いつものように新幹線で新大阪から東京へ向かいました。
今の季節の楽しみは、山頂に雪を抱いた山々を車窓から眺めることですね。
今冬の大阪は例年よりも降雪がないイメージで雪はまだ見ていませんでしたが、
琵琶湖の西岸に聳え立つ比良の山々や滋賀県と岐阜県の県境にある伊吹山(1377m)は、
山頂付近が見事に真っ白に染まっていました。
残念ながら富士山は雲で覆われ、裾野の広がる麓付近しか見れませんでしたね。





それはともかく東京に到着し、東京から大宮で乗り換えて川越市へ。
ちなみに私の埼玉県での学会発表は、およそ18年ぶり。
当時、私は歯科大学の大学院生でしたね。

私の演題口演は、2日目の昼前のセッションでした。
タイトルは前にもお伝えしましたが、
「入院患者における義歯の有用性と装着率向上への対策:顔貌の回復からQOLの改善まで」。
少々長い題名ですが、一言で言えば、
入院患者さんには便利な入れ歯をもっと使って頂きましょう、ということですね。





そのセッションが終われば、学会はお昼休憩。
その時間帯に、お昼ご飯付きのランチョンセミナーが開かれます。
セミナーは3講演の中から気に入ったものを選んで自由に参加できるのですが、
私が選んだのは「木の持つ力を活かしたリハビリテーション病院の可能性〜木の力再発見〜」。
大阪のリハビリテーション病院の理事長先生と、
(株)住友林業・木化推進部の副部長さんの講演でした。

私は今朝、セミナーの整理券をもらっていましたので、
会場となるホール入口で資料とお弁当を受け取り、会場入りしました。
学会の魅力の一つは、普段の仕事では関わらない業種の方のお話を聞くことができること。
今日は、住宅メーカーのイメージがある住友林業さんのお話。

よくエコの話題で挙がる「緑化」ではなく、「木化」。
木には木目やその色合い、香りなどに人を癒す不思議な力があり、
リハビリの効果を促進したりして、病院にも適した素材であるということ。
その他、カフェやコンビニなどでも木化することで、
売り上げが上がった実例などが紹介されました。

ただ、どうしてリハビリの効果が上がるのか、カフェの売り上げが上がるのか、
その理由、エビデンスがまだ不明確だそうです。
今後はそれを数値化するなりして、実証していくとのことでした。

おっと。
今夜はちょっと長くなってしまいそうです。
てなわけで、続きは明日以降ということで。





コメント
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