由流里舎農園

歯科医師(歯学博士)・野菜ソムリエの島谷浩幸がお届けする気ままな農天気ブログ

冬の川越探訪、学会発表報告…其の参。

2019-02-18 21:59:26 | 日記
今夜も昨夜に引き続き、
2月15・16日に埼玉県川越市で開催された学会報告を。
昨夜の予告通り、まずは食の話題から。

野菜ソムリエの私にとって、埼玉の食材でまず思い浮かぶのが「深谷ねぎ」。
深谷市の特産品で太めのボリュームがあるこのねぎは、
私が住む大阪のスーパーでも時々見かけますね。
とは言え、今回の訪問地は川越市。
どんな食に出会えるか楽しみにしていました。

宿泊したホテルの朝食バイキングで地元の特産品を使用した料理が出たりしますが、
残念にもそのホテルでは地元食材の記載は一切なく、普通のお惣菜やおかずでしたね。





そんな中でも、素敵な食との出会いはあるものです。
学会の帰路でJR川越駅から大宮駅へ。
そこでの新幹線に乗り換えの待ち時間に埼玉土産を買いました。
それは「十万石まんじゅう」。
自宅に帰ってきてから頂きましたが、
しっとりした白皮に優しい甘みの餡で、とても美味しかったです。

以前、鹿児島土産で頂いた「かるかんまんじゅう」によく似た雰囲気でしたね。
後で調べてみると、どちらも皮に山芋を使っているようですが、
十万石まんじゅうの箱の裏の説明書には、
山芋の中でも最高級のつくね芋を使用、と記してありました。





川越のシンボルとも呼ばれる「時の鐘」ですが、
街歩きをしていた時に足元を見ると、それをデザインしたマンホールがあったり、
川越駅の改札前には、それに似せた「駅の鐘」があったり、
地元から愛された存在だということを実感しました。

学会では其の壱に記したように、木のぬくもりを感じるテーマ。
木化を取り入れた病院や医療施設がこれから増えると、
気持ちまでもっと優しくなれるような気がしますね。





てなわけで、今回の川越探訪、学会発表報告はおしまいです。
ちなみに次の学会発表は、夏頃の予定です。
また詳細が決まりましたら、お伝え致します☆。
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冬の川越探訪、学会発表報告…其の弐。

2019-02-17 19:01:11 | 日記
今夜も昨夜に引き続き、
2月15・16日に埼玉県川越市で開催された学会報告を。
昨夜の内容の続きは、後日にまたお伝えするとしまして、
今夜は学会発表の後に訪れた川越の名所、散策についてです。




さて。
私にとって、川越市は初めての訪問。
学会出張とは言え、各地の観光名所を訪れるのは楽しみの一つです。
歴史的な雰囲気を感じる場所が好きな私がまず訪れたのは、
学会会場のウェスタ川越からJR川越駅を超え、さらに歩くこと20分くらい。
小江戸とも呼ばれる川越の名所に相応しい「蔵造りの町並み」ですね。
(Twitterで写真をアップ☆)

まるで時代劇に出てきそうな古家屋は現役のお店として、観光客でいっぱい。
すぐ前の道路は結構、交通量が多いのですが、
歩道から溢れる観光客を知ってか、車は徐行運転していましたね。
向かって右の脇道に入ると、川越のシンボルとも呼ばれる「時の鐘」。
高さが16mほどあるとのことで、すぐに見つけることができました。
(Twitterで写真をアップ☆)

現在の鐘楼は1893年に起きた『川越大火』の翌年に再建されたものだそうで、
実に120年を超える歴史があるのですね。
3層構造の塔ですが、歩いて真下をくぐることもでき、
見上げるとさらにその高さを実感しましたね。
私が訪れた時間には鳴っていませんでしたが、
今も一日に4回、鐘の音を響かせているそうです。




その後、さらに町並みを進んで、交差点で左折。
しばらく歩くと、「菓子屋横丁」に到着しました。
同じく観光客が溢れる中を、ぐるっと一周横丁巡りしましたが、
ここは、平成13年環境省主催の「かおり風景百選」に選定されたらしく、
確かに甘いお菓子や様々な食材の香りに満ちていましたね。




それからは、再び蔵造りの町並みを経由して川越駅に戻りましたが、
途中に、けん玉屋とカフェが一つになった不思議なお店があったりして、
駅前の都会の雰囲気とはまた違った風情も感じました。

では、次回は川越で出会った食の話題やその他諸々について、
明日以降にご報告致します。






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冬の川越探訪、学会発表報告…其の壱。

2019-02-16 21:53:36 | 日記
今夜はちょっと趣を変えまして、
昨日2月15日と今日16日に埼玉県川越市で開催された学会報告を。
会場はウェスタ川越、第6回慢性期リハビリテーション学会です。
昨年に横浜で開催された第5回大会でも、私は学会発表しましたね。

さて。
昨日はまず、いつものように新幹線で新大阪から東京へ向かいました。
今の季節の楽しみは、山頂に雪を抱いた山々を車窓から眺めることですね。
今冬の大阪は例年よりも降雪がないイメージで雪はまだ見ていませんでしたが、
琵琶湖の西岸に聳え立つ比良の山々や滋賀県と岐阜県の県境にある伊吹山(1377m)は、
山頂付近が見事に真っ白に染まっていました。
残念ながら富士山は雲で覆われ、裾野の広がる麓付近しか見れませんでしたね。





それはともかく東京に到着し、東京から大宮で乗り換えて川越市へ。
ちなみに私の埼玉県での学会発表は、およそ18年ぶり。
当時、私は歯科大学の大学院生でしたね。

私の演題口演は、2日目の昼前のセッションでした。
タイトルは前にもお伝えしましたが、
「入院患者における義歯の有用性と装着率向上への対策:顔貌の回復からQOLの改善まで」。
少々長い題名ですが、一言で言えば、
入院患者さんには便利な入れ歯をもっと使って頂きましょう、ということですね。





そのセッションが終われば、学会はお昼休憩。
その時間帯に、お昼ご飯付きのランチョンセミナーが開かれます。
セミナーは3講演の中から気に入ったものを選んで自由に参加できるのですが、
私が選んだのは「木の持つ力を活かしたリハビリテーション病院の可能性〜木の力再発見〜」。
大阪のリハビリテーション病院の理事長先生と、
(株)住友林業・木化推進部の副部長さんの講演でした。

私は今朝、セミナーの整理券をもらっていましたので、
会場となるホール入口で資料とお弁当を受け取り、会場入りしました。
学会の魅力の一つは、普段の仕事では関わらない業種の方のお話を聞くことができること。
今日は、住宅メーカーのイメージがある住友林業さんのお話。

よくエコの話題で挙がる「緑化」ではなく、「木化」。
木には木目やその色合い、香りなどに人を癒す不思議な力があり、
リハビリの効果を促進したりして、病院にも適した素材であるということ。
その他、カフェやコンビニなどでも木化することで、
売り上げが上がった実例などが紹介されました。

ただ、どうしてリハビリの効果が上がるのか、カフェの売り上げが上がるのか、
その理由、エビデンスがまだ不明確だそうです。
今後はそれを数値化するなりして、実証していくとのことでした。

おっと。
今夜はちょっと長くなってしまいそうです。
てなわけで、続きは明日以降ということで。





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