教え子の王威さんが私達を大慶市で有名な豚肉料理店「一口猪」へ招待してくれた。中国語の「猪肉」は、日本語に訳すと「豚肉」となる。この店は近くに自分の養豚場を経営しているため、常に新鮮な「豚肉」を提供できると説明してくれた。
自慢の豚肉料理のほか、ジャガイモや豆などを使った地元ならではの“郷土料理”が次から次へとテーブルに運ばれてきた。私が驚いたのは、この店一番の名物料理が登場した時のこと。
食堂の中が破裂しそうな大きな“鐘”を鳴らしながら、日本の「お神輿(おみこし)」のようなものに乗って運ばれてきた「豚の丸焼き」料理で、よく見ると豚の顔がハッキリと分かる料理であった。
この肉を野菜と一緒にトウモロコシの皮で包んで食べるのである。ボリュームもあり、なかなかおいしい料理であった。教え子である王威さんの温かい気持ちが伝わってくる「昼食会」をゆっくりと楽しんだ。
“鐘”を鳴らしながら「お神輿」のようなものに乗って運ばれてきた料理。
豚の顔と分かる「豚の丸焼き」料理。
上の写真の肉を野菜と一緒にトウモロコシの皮で包んで食べる。
右から教え子の王威さん、筆者と大島先生。