故郷≪新潟≫の日々

満65歳で中国・黒龍江大学を定年退職した後、生まれ故郷の新潟に戻り、日々の生活を写真とともに日記風に綴っていくもの。

No.235 「トンボとり」のお話。

2014年08月23日 | 日記

幼稚園や小学校などが夏休みに入った。この日の午後、小学校3年生の私の孫と近くの子供達を連れて信濃川河畔の≪やすらぎ堤≫に「トンボとり」に出かけた。気温が30度を越える暑さの中であるが、遊びに熱中する子供達は元気がいい。この日は「赤トンボ」「あぶら蝉」「バッタ」をつかまえることが目標であった。

 

私も子供の頃は「赤トンボ」をこの周辺でよくつかまえたものである。しかし最近の「赤トンボ」の動きをよく観察すると、前後・左右、それに上下に動き回り、俊敏な動きでなかなか子供の持つ「虫とり網」の中に入らない。私自身も網を持って「赤トンボ」とりに挑戦してみたが、これが簡単にとれないのだ。

 

「赤トンボ」のスピードに私の網が追いつかないのだ。昔に比べ私の方が素早く動くことが出来なくなったのだろう。幸運にもようやく私は1匹の「赤トンボ」をとることに成功した。一方、動きのいい子供達は約10匹ほどの「赤トンボ」と5匹ほどの「バッタ」そして1匹の「あぶら蝉」をとることができた。

 

我が家に戻り、子供達は捕獲した「赤トンボ」などを狭い≪虫籠≫から1匹ずつ名残惜しそうに空に向かって放してやった。「赤トンボ」は青空の彼方へ元気よく消えていった。

 

私は子供達を連れて信濃川河畔の≪やすらぎ堤≫に「トンボとり」に出かけた。

捕獲した赤とんぼとバッタ。