小林美希の取材日記(つぶやき)

取材を通して思う素朴な疑問や、日々の出来事を紹介します。 

公務員

2007-11-01 17:17:25 | Weblog
 怒って相手をねじ伏せようとする人は、たいがい、自分に後ろめたいことがあるものだ。コンプライアンスがうたわれるこの時代に、嘘をつく、隠す、ごまかす、そのために怒るなんて、あり得ないことだ。

 私は株式新聞、エコノミストと、経済関係にいたから、それは、かなり敏感に思うところがある。上場企業の責任ある立場の人は、決して嘘をついてはいけない。嘘をつくと、投資家、株式市場に影響を与えるため、処罰を受ける。それほど、ひと言ひと言に責任がある。

 でも、これって、役人にも当てはまらないか!?

 自分たちに都合のいいことはPRして、都合が悪くなると、居留守を使ったり、ごまかしたり、怒ったり、都合が悪い取材はうけないという小役人がいるのだ。

 雇用環境が悪い地方じゃ、県職員なんて花形になっちゃうから、なお悪い。

 公務員試験を受ける学生は、よほど考えたほうがいいと思う。
 公務員って、就職活動がうまくいかないから受けるものではないし、頭がいいからなるものでもない。市民に奉仕したいと思う人がなるものだ。
 けれど、役所は市民に間違ったことを言ってはいけないし、法律にのっとった行政を行うから、厳格な難しい試験を受けるのだ。
 
 だから、本当に、割の合わない仕事だとも思う。丁寧に情熱をもって、公務員をしている人は、心から尊敬してしまう。

 なーんてことを、ちょっと思ってしまった。