小林美希の取材日記(つぶやき)

取材を通して思う素朴な疑問や、日々の出来事を紹介します。 

役人の師走?

2007-12-30 12:42:26 | Weblog

 ついこないだ、参議院議員会館の辺りを歩いていたら、役人と思われる人(もしくは秘書か?)が、携帯電話で「リストに片山虎之助が入ってませんが、どうします?課長」と何度か歩きながら言っているのを聞いてしまった。

 ん?パーティか?会合か?

 というのを、今、テレビに虎ちゃんが映っているのを見て思い出した。

 霞ヶ関と永田町のパワーバランスって、いまだに、いろいろあるよなぁ、と、いろんな法制度の動きや業界再編の動きから思うところがある。
 しっかり、見ていかなければいけない。

 労働問題は、ミクロの問題だけではない。マクロの問題でもあることを、しっかりと伝えなければいけない。



ゾクッとした

2007-12-28 23:36:08 | Weblog
 原稿を書きながら、パソコンのすぐ隣のテレビにふと目をやると、美輪明宏が話をしていた。
 美輪氏自身の話をしていて、自分がゲイであることをカミングアウトした背景を語っていた。
 10代の頃、同性愛者がとても差別されていて、ゲイバーでアルバイトをしていた時の常連客が一族から同性愛ということを攻められ、美輪氏の目の前で首をつったというのだ。それをきっかけに、戦おうと思ったと。有名になった時に、カミングアウトしたのだと、いうような話だった。だから、「オカマ」を売り物にしている芸能人と絶縁したという。

 思わず聞き入ってしまい、ゾクッとした。

 私も、何かを語る時に、あまりに、貧困だったり、自分が引きこもりだったとか自殺未遂したとか、そういったことを売りにするのはどうかと思う。

 売れるために強調すると、問題そものもが薄れてしまう。


寒い・・・

2007-12-28 21:02:26 | Weblog

 原稿書きで、年末年始もなくなってきた。
 必死に原稿を書いているのだが、ちょっと、集中力が低下してブログを書いてみたりする。

 部屋が寒い・・・。
 暖房をつければいいのだが、ここのところ忙しすぎて、部屋にホコリがたまっているため、気持ち悪くて暖房がつけられない。送風でホコリが舞って、吸ってしまいそうだ。ホコリをすうと風邪ひくかと思うと、怖くてエアコンのスイッチを押せない私。

 けど、寒くて凍えそうだ・・・。
 本当にパソコンをカチャカチャと打っているのに手が異常に冷たい。

 雨が雪になったりして

 うぅ。。。
 あ、マスクしてエアコンつけようかな。

X’masの国会

2007-12-27 22:45:16 | Weblog
 やっと、数分だけ一息つける状況になった。

 12月25日のクリスマスの国会。参議院の厚生労働委員会では、質問がトップバッターの櫻井充さん(民主党)、最後の福島みずほさん(社民党)の両氏がジョブカフェの問題について取り上げてくれた。

 参議院のホームページでインターネットで中継がされている。
 http://www.webtv.sangiin.go.jp/webtv/library/result_consider.php

 さらに、それを見てくれた方が、こんな編集をしてくれて、本当に感謝です。
 http://ameblo.jp/hiromiyasuhara/entry-10062215726.html#cbox
 http://montagekijyo.blogspot.com/2007/12/12.html

 12月25日の厚生労働委員会で、櫻井充さんは開始から36分辺り、福島みずほさんは22分辺りの最後の質問でジョブカフェを取り上げてくれた。

 この日は、答弁の終わった夜、福田首相が薬害肝炎の被害者に会った日。
 人の生き死にという深刻な問題が議論されているさなか、貴重な時間を使ってジョブカフェの問題を取り上げてくれたことを深く感謝している。
 これで、問題が進展する足がかりになるかもしれない。いや、なるように前進しなければならない。

 櫻井さんの切り込み方も、5分であんなに突っ込めるんだとお見事だった。「最大の税金の無駄」とか「問題起こした企業ばかり」とか、ズバズバと言っていた。

 私は、福島さんが薬害肝炎について話をしている時に「原告には自分と同世代の女性がいて、自分の子どもと同世代の子がいる人がいる。しかも、2年違いで、同じ病院で出産した。みんな、わがことのように、まだ思っていないのではないか。私だって、いつ原告の立場になったか分からない」というような発言をしていた。

 その言葉を聴いていた時に、私は思わず、ジョブカフェの質問がなかったとしても、いい、と思った。

 他人の痛みをわがことのように考え、その痛みが分かるように説明できる福島さんの言葉に、感動したのだ。

 しかも、社民党の持ち時間は25分と少ない。そのなかの本当に貴重な数分間だったと思ってやまない。
 なのに、大臣をはじめ役人は、ゆっくりと、どうでもいい言い訳ばかり並べる。時間の無駄だ。本当に時間の無駄だ。薬害肝炎でも、福島さんがサンプル調査をやるのかやらないのか、イエスかノーで答えろと言っているのに、ぐだぐだと担当部長は時間を無駄にしていく。大臣も、どうでもいい答弁ばかりで、見ていてイライラした。
 時は金なり、と、改めて思った。

 いや、お金には変えられない「時」を、役人が無駄な答弁で浪費していくのは、税金の無駄遣いと同じくらい許せないことだ。この貴重な国会という場で、いろんな重要事案の方向が決まっていくというのに。

 以前も、ブログで書いたことがあるが、私の原点になる言葉がある。

 大学生の時に、大手新聞の編集局長が言った。
「新人記者時代にヒ素ミルク事件を追っていた。担当医に被害者は何%だったかと聞くと、一人でも被害者がいれば痛みがある。数字で人を見る記者には教えない、といわれ、それからは私憤を公憤に導く取材を心がけた」

 被害者の人数でも重軽でもない。無駄遣いされた税金の金額の大小でもない。

 これを肝に銘じて、これからも、頑張りたいと思う。

 そういうことを、改めてプレゼントしてくれた国会だった。



連絡先

2007-12-27 01:43:46 | Weblog

 しばしば、書いておりますが、ブログ上でコメント欄に書きにくいことは、こちらのメールに送っていただければと思います。

shaoling-online@mail.goo.ne.jp

 今日は、やっと先ほど帰宅したので、また!


今日の国会

2007-12-25 14:25:36 | Weblog

 今日の国会で、AERAで書いたジョブカフェの人件費などについて取り上げられました。詳しくはまた!


http://www.webtv.sangiin.go.jp/webtv/today/index.php

MerryChristmas!

2007-12-24 13:02:47 | Weblog
 イブだ!
 なんて時間の流れが早いんだろう。
 今朝は4時まで原稿書いていたし

 友達と過ごしても、恋人と過ごしても、イルミネーションを見たり、お酒を飲みながら盛り上がったり。仕事していることもあるだろう。
 
 歩いていて、ふと見えるイルミネーションがとても綺麗に見える。

 今年は忙しすぎて、部屋の模様替えもできなかったが、世間からは一足遅く、これから飾りつけでもしよっかな。海外だったら、MerryChritmas & A HappyNewYear だから、それもアリでしょう



ドラマ・・・

2007-12-22 10:33:57 | Weblog

 昨日は、結局、原稿が終わらず、今、出かける前に最後の集中。

 いやー、しかし、ドラマ好きの私は、昨日の「歌姫」最終回を録画してまだ見ていなくて、気になって気になって仕方ない。仕事の効率が低下している・・・。

 うー。
 早く、仕上げて、見たい!

 っていうか、明後日がクリスマス・イブとは思えないような状況で、これまた、うー。って感じだ・・・


飲み会Part2

2007-12-21 20:48:23 | Weblog
 今日は結果的に缶詰となり、行きたかった忘年会も行けないでいるが、ある媒体での忘年会の話。

 某誌の忘年会に声をかけてもらった。行くと、編集部の方のほか、連載担当者やフリーの人たちが大勢いて、100人くらい集まっていたかな。

 その時の挨拶が「みなさんあっての○○です」と。

 仮にリップサービスだとしても、そういってもらい、飲み会に誘ってもらえると、大事にされているような気がして、また、頑張って記事を書きたいと思えるから、人間、不思議だ。

 これって、普通に、職場でも同じことがいえるだろう。
 上司が部下に、君たちあっての会社だ仕事だ、とかって一体、どのくらいの人が言っているだろうか。それが、もし、社交辞令でも、言っているうちに真になっていくものなのに。

 人を大事にするって、仕事でも大事だよなぁ。
 思っているだけではなく、言葉にすることは大きい。
 姿勢が大事なんだ。

 先日、某大先輩のフリーのジャーナリストと久々に会って飲んだ時。
 「いいたいことが言えなくなるような仕事はしない」「われわれジャーナリストは正義の心を失ったらやっていけない」と、盛り上がった。

 私は、いろんな人との関わりのなかから、自分が取材に原稿に魂を入れていく役割を確認している。
 そして、最大の原動力は、読者なのだ。

 読者という強い味方を得た時に、ジャーナリストはどこまでも強くなれる。

 それを支えてくれるのが、各媒体の編集部なのだ。そして、記事が出るまでを支えてくれる、家族であり、友人であるのだろう。


 

ハマコー

2007-12-21 20:09:03 | Weblog

 今日は、いろいろバタバタとしながら、やっとひと段落。落ち着いて原稿を書こうと、パソコンに向かっている。が、テレビではハマコーと東国原知事が出演している。

 ハマコー、面白すぎて、筆が止まっては、進め、の繰り返し。
 ああいう、肝がすわった政治家って、いるかしら。
 豪快な人が、あの年代の人に政治家にも経営者にも、ほかの業界にもたくさんいて、話を聞きにいくと、なんだか、惚れ惚れするというか、心惹かれてしまう自分がいたりするものだ。
 志ある魅力あるワルってのが、いるよなー。

 今、そういう人って少ないよなー。

 小役人みたなのばっかりで、つまらない。
 みんな、自分の利益、保身ばかり。
 あーつまらない。

 ふと思う。
 大きな悪か、小さな悪か。
 大きな悪を追及しようとすると、小さな悪が邪魔したり。その逆があったり。

 ただ、はやり、どんなことでも、人間の情というものの上に立つものはないと思う。

 人の心が、これが悪い、これはおかしい、そう思ったことは、それがたとえ違法でなくても、ルール違反でなくても、悪いし、おかしいのだ。

 事件性の大小でもない。

 人の良心に訴えた時に、これって変じゃないの?人として、どうなの?
 そう思うことを、活字にしないで、どうするのか。

 反対に、悪いこともそうだ。本当は悪いことでも、しかたない時もある。

 それをどう判断するかは、その事実を知った時の、人の心が決めるような気がする。私たちは、人間の情というものを、忘れてはいけないのだ。