問い合わせが多いので、今まで週刊エコノミストで企画から手がけてきた若者の雇用関連の特集の一覧を掲載します。
常に、なかなか取り上げてもらえない問題と向き合ってきました。
『お父さんお母さんは知っているか 息子と娘の“悲惨”な雇用』(2004年5月4・11日合併号)…これが初めての特集(第2特集)で現在の前進となるもの。この特集が実現しなかったら辞める覚悟でいた思い入れの強い特集。
『子供を産めない職場の現実』(2004年11月)…妊娠解雇、雇用不安から中絶するなどの問題。この頃から企画の番では雇用問題の特集に特化したいと思っていた。
『「結婚できない」男の現実』(2005年2月15日号)…フリーターが雇用不安から結婚できない若者をルポ。当時、慶応大学でしかそうしたデータを持っていなかったため、実証するのがとても大変だった。
「娘、息子の悲惨な職場」(2005年3月22日号)…だったら正社員になればいいという国会の様子を校了日に入稿した思い出深いもの。初の第1特集。朝日新聞、日経新聞に取り上げられた。
「娘・息子の悲惨な職場 PART 2」(2005年5月31日号)…新卒採用が改善し始め、就職活動中の大学生や、派遣などの問題を9ページにわたってルポ。
「娘・息子の悲惨な職場 PART 3」(2005年9月20日号)…非正社員から正社員への脱出をルポ。
「娘・息子の悲惨な“結婚適齢期”」(2005年12月6日号)…忙しすぎて出会えない、結婚できない。結婚情報サービスを通して結婚したカップルをルポ。
「少子化対策~政府はやる気があるのか~」(2006年2月21日号)
「娘・息子の悲惨な職場 PART 4」(2006年3月28日号)…景気回復のなかで残される就職氷河期をルポ。ここから氷河期世代問題が新聞記事などにも広がった。
「女と男が働きやすい職場」(2006年10月3日号)…タイトルと逆に男性社員が育児休業取得後に職場でイジメにあった話をルポ。
「娘、息子の悲惨な職場 PART5」(2006年11月7日号)…正社員になっても果てしなき低賃金にあえぐ超就職氷河期世代に焦点を当てた。
***ここから、若者の問題に特化するためフリーに***
「娘、息子の悲惨な職場PART6」(2007年6月19日号)…子どもができたことで夫婦どちらかが失業したHIKSカップルをルポ。
「娘、息子の悲惨な職場 PART7」(2008年5月20日号)…大量採用、大量離職の背景にある過酷な労働実態をルポ。メガバンク、アパレル、証券、就職支援会社。
***週刊アエラでとても読んで欲しいもの***
週刊AERA(12月3日号、12月10日号)で2週に渡り、政府のジョブカフェ事業での税金無駄遣いを独占スクープ。「日給12万円の『異常』委託費」、「追及第2弾 時給2万900円のジョブカフェSE」・・・委託事業丸投げの実態