小林美希の取材日記(つぶやき)

取材を通して思う素朴な疑問や、日々の出来事を紹介します。 

できちゃった婚

2008-05-31 15:55:25 | Weblog

 さて、気を取り直して仕事の前にブログでも書こう。
 いやー、ほんと、さっきのごたごたには精神的に参った。おかげで数時間貴重な時間を無駄にしちまったぞ。

 取材をしていると、いわゆる「できちゃった婚」または「できたら婚」で子どもをもった同世代に出会うことがある。
 それで、よく言われてしまうのが、「収入が少ないから大変=妊娠は自己責任=同情できない」みたいなことなのだが、頭で考えるとそうなってしまうが、ちょっと待てよ。と、少し考えてみた。
 子どもを授かる=愛の結晶 と全てがそうはいかなかったとしても、そこで出産という選択をして結婚したり、シングルのまま子育てが始まったり、いろんな事情があると思うのだが、経緯はどうあれ、生まれてきた子どもを実際に目の前にして、その子を可愛いと思い、親として愛し始めたなら、そういう親を尊重してもいいのではないだろうか。
 で、なにが言いたいのかというと、やはり、新たに親となる世代の雇用の安定だったり働くためのサポート体制をもっともっと考えていくべきだということなのだ。
 ネグレクトとか児童虐待とかが問題になるなかで、たとえ「できちゃった婚」で子どもができても、必死に子どもを育てようと働く人がいる。だったら、せっかく授かった命が無事に生まれ、育っていく社会の体制を整えなければならない。

 

東久留米で訂正・・・

2008-05-27 01:53:32 | Weblog
 東久留米で講演をした際、レジメのメールアドレスを間違ってしまいました。レジメのアドレスは aとoが逆でした。

 あと、リクエストのあった特集一覧、また掲載します。


『お父さんお母さんは知っているか 息子と娘の“悲惨”な雇用』(2004年5月4・11日合併号)…これが初めての特集(第2特集)で現在の前進となるもの。この特集が実現しなかったら辞める覚悟でいた思い入れの強い特集。

『子供を産めない職場の現実』(2004年11月)…妊娠解雇、雇用不安から中絶するなどの問題。この頃から企画の番では雇用問題の特集に特化したいと思っていた。

『「結婚できない」男の現実』(2005年2月15日号)…フリーターが雇用不安から結婚できない若者をルポ。当時、慶応大学でしかそうしたデータを持っていなかったため、実証するのがとても大変だった。

「娘、息子の悲惨な職場」(2005年3月22日号)…だったら正社員になればいいという国会の様子を校了日に入稿した思い出深いもの。初の第1特集。朝日新聞、日経新聞に取り上げられた。

「娘・息子の悲惨な職場 PART 2」(2005年5月31日号)…新卒採用が改善し始め、就職活動中の大学生や、派遣などの問題を9ページにわたってルポ。

「娘・息子の悲惨な職場 PART 3」(2005年9月20日号)…非正社員から正社員への脱出をルポ。

「娘・息子の悲惨な“結婚適齢期”」(2005年12月6日号)…忙しすぎて出会えない、結婚できない。結婚情報サービスを通して結婚したカップルをルポ。

「少子化対策~政府はやる気があるのか~」(2006年2月21日号)

「娘・息子の悲惨な職場 PART 4」(2006年3月28日号)…景気回復のなかで残される就職氷河期をルポ。ここから氷河期世代問題が新聞記事などにも広がった。

「女と男が働きやすい職場」(2006年10月3日号)…タイトルと逆に男性社員が育児休業取得後に職場でイジメにあった話をルポ。

「娘、息子の悲惨な職場 PART5」(2006年11月7日号)…正社員になっても果てしなき低賃金にあえぐ超就職氷河期世代に焦点を当てた。

***ここから、若者の問題に特化するためフリーに***

「娘、息子の悲惨な職場PART6」(2007年6月19日号)…子どもができたことで夫婦どちらかが失業したHIKSカップルをルポ。

「娘、息子の悲惨な職場 PART7」(2008年5月20日号)…大量採用、大量離職の背景にある過酷な労働実態をルポ。メガバンク、アパレル、証券、就職支援会社。



たまげた!

2008-05-27 01:44:36 | Weblog
 私はマクドナルドのFC転換のニュースを見て、本当にたまげてしまった。
 いやー、外資だなぁと思った。というか、よくここまでできるなと本当にびっくりした。こうなってくると、訴訟はおろか、本当に、声を挙げていくことが微妙な感じになってきてしまう。



ふ~

2008-05-26 03:53:52 | Weblog

 ここ数日、ちょっと疲れが出て仕事の効率が悪かったせいか、ふ~。リミットギリギリになって、こんな時間になってしまった!

 でも、昨日(土曜)は、初めての東久留米市にお邪魔して、いろいろ、こちらまで元気になる思いがして良かった。
 さて、明日のために、そろそろ寝なくては!
 また鳥がさえずってきた・・・・


そういえば

2008-05-24 02:10:13 | Weblog
 ちょっと前に、国会議員の朝会のメニューの話題があったように思うが、んー、そういえばそうかもー。
 でも、数年前に、大物筋の自民党の朝会に参加する機会があり、会費は確か2万円くらいで、大物政治評論家が司会をして、ずらーっといろんな人が参加していて、その時、なんと、民主党の国会議員も参加していて(その2人のうち1人は比例で当選していて首のあぶなかった人、もう一人は参議院に鞍替えした人)、なんと、次回の朝会で報告者になっていたように記憶している。小泉解散総選挙の前夜だった。国会議員も、自分の首の心配でいろいろ動かないといけないから大変だ。(これは皮肉です)
 で、その朝会は一流ホテルで、やっぱり良い食事だった。朝から食べられないよーと思うようなメニューだったのは覚えている。
 その時、部屋を間違って入ったら、福井総裁と出くわしたことはかなり鮮明に覚えている。政治は朝から動くのだ。
 金融もbreakfast meeting なんて当たり前だし。power lunch power dinner とか、なんだか懐かしい響きだ。経営や政治を追いかけていると、こうした言葉は当たり前のように飛び交っている。
 で、そういう場面と出くわすことも少なくない。
 んー。労使でそういう会合ってありえないかもしれないが、あるんじゃないかしらとも思う今日この頃。

逆の立場

2008-05-22 15:55:53 | Weblog

 今日、テレビ番組の取材を受けた。いつもと逆の立場だ。
 なかなかうまく話せない。
 自分の語彙が少ないことを思い知らされた。
 んーーー。しかも、言葉が慎重すぎて、ズバット言えず、なんだか優等生っぽい答えになってしまう・・・・。
 んーーー。いつも取材で明快に答えてくれる人がすごいと改めて思った。

 

誇りをもつ

2008-05-21 11:23:38 | Weblog

 私は思う。働くこと、自分の人生に誇りをもつからこそ、会社を辞めて転職するということも多いのではないか。先日、若年層の早期離職のうらに過労や仕事への疑問があることをルポしたが、雑誌3ページに4人もルポを入れたため、細かくは書けなかったが、かなりの想いをもって辞めているのだ。

 誇りを失わないために、辞めることは、おおいにしてあるのだ。

若年雇用の特集一覧

2008-05-16 01:11:18 | Weblog
 問い合わせが多いので、今まで週刊エコノミストで企画から手がけてきた若者の雇用関連の特集の一覧を掲載します。
 常に、なかなか取り上げてもらえない問題と向き合ってきました。


『お父さんお母さんは知っているか 息子と娘の“悲惨”な雇用』(2004年5月4・11日合併号)…これが初めての特集(第2特集)で現在の前進となるもの。この特集が実現しなかったら辞める覚悟でいた思い入れの強い特集。

『子供を産めない職場の現実』(2004年11月)…妊娠解雇、雇用不安から中絶するなどの問題。この頃から企画の番では雇用問題の特集に特化したいと思っていた。

『「結婚できない」男の現実』(2005年2月15日号)…フリーターが雇用不安から結婚できない若者をルポ。当時、慶応大学でしかそうしたデータを持っていなかったため、実証するのがとても大変だった。

「娘、息子の悲惨な職場」(2005年3月22日号)…だったら正社員になればいいという国会の様子を校了日に入稿した思い出深いもの。初の第1特集。朝日新聞、日経新聞に取り上げられた。

「娘・息子の悲惨な職場 PART 2」(2005年5月31日号)…新卒採用が改善し始め、就職活動中の大学生や、派遣などの問題を9ページにわたってルポ。

「娘・息子の悲惨な職場 PART 3」(2005年9月20日号)…非正社員から正社員への脱出をルポ。

「娘・息子の悲惨な“結婚適齢期”」(2005年12月6日号)…忙しすぎて出会えない、結婚できない。結婚情報サービスを通して結婚したカップルをルポ。

「少子化対策~政府はやる気があるのか~」(2006年2月21日号)

「娘・息子の悲惨な職場 PART 4」(2006年3月28日号)…景気回復のなかで残される就職氷河期をルポ。ここから氷河期世代問題が新聞記事などにも広がった。

「女と男が働きやすい職場」(2006年10月3日号)…タイトルと逆に男性社員が育児休業取得後に職場でイジメにあった話をルポ。

「娘、息子の悲惨な職場 PART5」(2006年11月7日号)…正社員になっても果てしなき低賃金にあえぐ超就職氷河期世代に焦点を当てた。

***ここから、若者の問題に特化するためフリーに***

「娘、息子の悲惨な職場PART6」(2007年6月19日号)…子どもができたことで夫婦どちらかが失業したHIKSカップルをルポ。

「娘、息子の悲惨な職場 PART7」(2008年5月20日号)…大量採用、大量離職の背景にある過酷な労働実態をルポ。メガバンク、アパレル、証券、就職支援会社。


 ***週刊アエラでとても読んで欲しいもの***

週刊AERA(12月3日号、12月10日号)で2週に渡り、政府のジョブカフェ事業での税金無駄遣いを独占スクープ。「日給12万円の『異常』委託費」、「追及第2弾 時給2万900円のジョブカフェSE」・・・委託事業丸投げの実態

厚生労働省

2008-05-15 18:44:10 | Weblog

 さきほど、所用で厚生労働省にいっていたら、小走りに入り口から入ってくる枡添大臣とすれ違った。なんだか、私は厚生労働省にいくと、1階でよく大臣と出くわす。この数ヶ月で何度もあった。

 それで、今日、感じたのが、情報公開の窓口にいると、次から次へとお年寄りとか、ちょっと病んでる感じの高齢者がたくさんきて、ずーっと、職員相手に文句をいっていることに、ちょっと疑問をもった。
 言っている内容が、あきらかに、わざわざ厚生労働省にきて言うような内容ではないのだ。それに30分も1時間も職員が対応していて、これで、いいのだろうかと思ってしまった。その原因に、確かに国の仕組みや制度の問題もあるのだろうが、今日わきで聞こえてきた3人の話は、明らかに、市町村や都道府県に対して問い合わせたり苦情を言うようなことではないかと思った。ただ、彼らは、そうした機関に何度行ってもダメだったという。
 これは、地方自治体が弱体化したことによる大きな弊害だと思った。
 
 本来なら、地方自治体で処理することができていないから国に訴える。となれば、本来、もっとやるべきことがある職員が、そのクレームに対応しなければならず、おそらく本業にしわ寄せがいっているのだ。

 ちょっと国や地方自治体の役割を問い直して、対策を考えなければならないのではないかと痛烈に思った。

 あと、そうしたお年寄りが家族に文句をいうことができてないんだろうなぁと思った。聞いている限り、家庭内でいうような愚痴でもあった。これは、家族がいないのか、家族が忙しくて話ができないから、役所にきて文句をいっているのも事実だと思った。これって、病院のケースも同じだろう。
 これは後期高齢者の医療費負担の一因にもなっていないか?この制度に賛成する人の理由には、高齢者が話し相手が欲しいからすぐ病院にいってしまうという意見もあるだろう。だったら、私が思うのは、そうしたお年寄りが集まって世間話をすることができる、若者でいったらフリースペースのようなものを作ったほうがいいのではないかと思った。そこに医者や看護師がいたっていいのだ。それで病院にかかる人が減るなら、コストパフォーマンスは、医師の人件費を差し引いてもフリースパースを作ったほうがはるかに安くなり他人と会話できる健康的な生活が送ることができるのではないだろうか。

 そーんなことを考えてしまった。

 そうだ、私にはいろいろ考えることがあるのだ。
 つまらないことは気にしないで、先をいこう。

自分としては・・・

2008-05-14 22:22:45 | Weblog
 私にしては珍しく、コメントにお返事。
 お笑いみのもんた劇場さんのいうとおり、10年以上いた人の言葉のほうが、断然に深みがある!もちろん、10年くらい勤めている人の取材もたくさんしたのですが、編集部の意向が「20代」になったので、新卒早期離職に絞ることになりました。

 私としても、就職氷河期世代とかその少し上の30代後半の銀行員とか証券会社だった人の話を書きたいとは思ったのですが、「大量採用・大量離職」という現象を追うことと、その世代はマッチしないということになり・・・。10年選手の話は、違う媒体で書いておりますので、また時期がきたらお知らせしたいと思います。個人的には、氷河期にわらをも掴む思いで就職して、環境がよくなってきたのに離職するほうが問題だと思っています。離職者の会社への疑問や自分の生きるマーケットへの思いなどは深いです。これこそ、国際的に考えている人たちがたくさんいました。

 今回は、いつもと違って積極的に原稿についてお知らせしていないにもかかわらず、たくさんの人から読んだよとご連絡をいただき、恐れ入ります、、、、、。また次に期待していただければと思います。