小林美希の取材日記(つぶやき)

取材を通して思う素朴な疑問や、日々の出来事を紹介します。 

予告 女子会TV

2013-07-26 10:32:05 | Weblog


8月9日19時~ インターネットTVでマタハラについての番組
「仕事のあとの女子会TV」に出演します。
 有志の弁護士やジャーナリストとの企画第1弾です。

 以下が詳細になりますので、ご興味あればぜひ。。。


*****


みなさま、
(bccでお送りしています)

こんにちは。
毎度インターネットテレビ番組のお知らせを送っている松元ちえです。いつもお世話になってい
ます。
今回、新しく番組をはじめることになったので、以下お知らせします。

女性たちが職場や日常的に直面する問題や不満、不安などについて取り上げていく予定で
す。かたくなく「公開おしゃべり会」のようにゆるやかにやっていきたいと思っています。
ぜひご覧ください。
ツイッターなどでも「こんな問題取り上げて!」などご意見・ご要望ありましたら、ご連絡くださ
い。

【転載転送歓迎】=============================================================

          ■□□■  仕事のあとの 女子会TV  ■□□■
          ■□□■  『マタハラをはねかえせ!』  ■□□■
           <http://www.ustream.tv/channel/joshikaitv>

★「マタニティハラスメント」って聞いたことありますか?女性が妊娠・出産することは会社にと
って面倒なことだそうで、多くの女性たちが仕事を辞めるように追い詰められています。『産
ま せない社会』(河出書房出版)の著者・小林美希さんから、マタハラの実態を紹介してもら
い、弁護士から法律の解説もあります。ぜひご覧ください。当日は生放送なので、ツイッター
<@joshikaitv>での質問や意見もお待ちしています。

日時   2013年8月9日(金曜日) 19:00~20:00


英キャサリン妃の出産

2013-07-23 12:10:43 | Weblog
英キャサリン妃の出産。誰もが当たり前のように「おめでとう」と思い、「女の子でも男の子でもいい」と言う。テレビ中継を見て、微笑ましく見ている人が多いに違いない。

子どもは、本来、周囲から「おめでとう」と言われて生まれるものだ。

しかし、日本ではマタニティ・ハラスメントが横行。働く女性が妊娠すれば「妊娠解雇」にあいやすい。まるで、妊娠が悪いことのようだ。激務が避けられず、さらに追い込まれれば、「職場流産」という最悪のケースとなる。何か、おかしくはないか?


身近にいる人の妊娠や出産に、普通に「おめでとう」と言える社会・職場環境を!

壁に耳あり障子に目あり・・・

2013-07-16 00:46:29 | Weblog

 社会人のスタートを経験させてもらった株式新聞時代、上司から喫茶店では耳を澄ませと言われた。

 喫茶店は情報の宝庫だと。

 
 その癖は治らず(笑)、喫茶店、電車、公園、スーパー、銭湯などなど、いたるところで私は耳を澄ましてしまう。。。

 最近、気になっているのは公園の親子集団。気になったあるケース。

 ママ友(たまにパパも参戦)らが、井戸端会議をしている傍らで、子どもたちが遊んでいる。

 が、その親たちは、平気でタバコを吸っていたり、ビール片手に子どもを見ている。いや、見ていないでしゃべっている。

 子どもたちが、喧嘩を始めてギャーギャー泣きわめいて、はじめて、子どものほうに目をやっている。
 子どもたちは、皆、なんだか乱暴だ。他の子を思いやりながら遊んでいる感じではない。

 親のほうは、いじわるしている子を注意するわけでも、諭すわけでもない。

 そして子どもの様子を見ていると、なんだか、子どもたちから私は声をかけられちゃうんだけど、どーーーも、親からちゃんと相手にしてもらってないような雰囲気を醸し出している。私に何か猛烈にアピールしてきて、遊んで欲しいらしい。

 うーーむ。




 先日「ルポ産ませない社会」(河出書房新社)を上梓したばかりだが、1章で描いた「なぜ、親になれないのか」は、また違う角度からも、もっともっと深堀していく必要があると思った。

http://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309246222/


いわゆる「特定看護師」問題、厚労省が意見募集

2013-07-15 00:16:08 | Weblog


関係学会に限られているようだが、いわゆる「特定看護師」問題について、厚労省が意見を募っている。8月5日まで。

何も言わないと、役所は、「何も問題はない」と片付けてしまうから、チャンスは活かさないと。


http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r98520000035zu4.html


こちら、看護師の業務拡大についての詳しい資料
http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r985200000362eg.html

今週の週刊現代(マタハラコメント)

2013-07-01 23:14:53 | Weblog

 今週の週刊現代(7月13日号)で、マタニティ・ハラスメント(マタハラ)関係でコメントが掲載されています。


「コンプライアンス・タブー」――職場では本当のことは言えないから
■育休から復帰した女子社員に言いたいこと
http://online.wgen.jp/


 雑誌の読者層から言えば、こういう見出し・内容になってしまうのでしょう。取材に来た編集者は真面目な感じでしたが、、、。
 正当なところもきちんと書かれたのでよしとしよう。

書店巡り

2013-07-01 00:20:03 | Weblog

 取材などで出かけるたびに、ちょっと、書店に寄って著書「ルポ産ませない社会」(河出書房新社)をチェックしてしまう。

 写真は、丸善・丸の内本店。2階と3階に著書が置かれていた。3階は社会問題のコーナー。2階が写真で、丸の内ワーキングマザー塾のコーナーが特設されているなかにあった。さすが、丸の内。。。

 新宿紀伊国屋、浜松町の文教堂、有楽町の交通会館のなかの三省堂などなど、平積みとなっており、多くの読者に手にとってもらい、共感して欲しいと願っている。


 詳しくはこちらのHPにて。
 http://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309246222/



【第1章 なぜ、親になれないのか】
今、親になると孤立してしまう理由/就職氷河期世代が妊娠期に抱える問題/妊娠を理由にした雇い止め/年々増える35歳以上の高年齢出産/アラフォー助産師/消費される“婚活・妊活”/“女性誌的”育児の間違い/自分の満足のための妊娠/「命の選別」につながる出生前診断/「産後うつ」と向き合う/3人の子を置いて“失踪”した妻/困難を極める都市部での育児/近所のおばちゃん・おじちゃんの存在/新生児訪問で感じる危険信号/親になることを否定する職場/男性の育児休業の現実

【第2章 ベルトコンベア化するお産】
悲鳴を上げる産科医療/足りない産婦人科医/産科医療の危機レベル/医師が忙しすぎることで起きる弊害/どこに勤めても悲惨/「病院によって、こうも違うものか」/“セレブクリニック”でのお産/「あっさり検診」への不安  /激減するベテラン助産師/地方で強まる悪循環

【第3章 奪われる子どもの幸せ】
苛酷な労働を強いられるNICU/丁寧なケアが否定される/「ありがとう」が消えた職場/貴重な小児科医の妊娠解雇/親が育つチャンス/この病院で産んで良かったと思えるか/なぜ女というだけで働けないのか/幼稚園を追い出された「何もできない子」/ケアされる障がい者と、ケアされない障がい者  /虐待を直視する現場/乳児院で起きていること/「子育てはゲームでないと伝えてあげないと」/母子を孤立させる食物アレルギー

【第4章 良いお産に向けて】
赤ちゃんを迎える親に伝えたいこと/「仕事をしているからこそ、育児もがんばれる」/育児から復帰した助産師たちの声/離職率を激減させた病棟/奮闘する地域の診療所/必要なのは「寄り添う助産師・叱ってくれる医師」/医療の高度化の「その後」が問われる時代/子の居場所が少ないなかで/心疾患患者の明るい未来/好成績を収める「キャリアママチーム」/見直されるべき母乳の素晴らしさ/注目されるカンガルーケア/茨城県で初の「おっぱい券」/支え合う場所をつくる/子どもを産める社会に向けて

著者
小林 美希 (コバヤシ ミキ)

1975年生。労働経済ジャーナリスト。神戸大学法学部卒。株式新聞社、毎日新聞社『エコノミスト』編集部記者を経て、2007年よりフリーのジャーナリスト。著書に『看護崩壊』、『ルポ 職場流産』など。
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