小林美希の取材日記(つぶやき)

取材を通して思う素朴な疑問や、日々の出来事を紹介します。 

師走

2009-12-31 02:54:14 | Weblog

 追われていて、まったく年末という気がしない・・・。
 時間よ止まって!

ひと息

2009-12-22 03:44:51 | Weblog
 ひと息ついていてる場合ではないのだが、かれこれ18時間近くパソコンに向かっている。私、寝てもいいでしょうか・・・、と自分に問いかけてみる。

 記者2年生の頃、たばこ税と酒税の増税について報じたことがあるのだが、今回は、なんだかスッキリしない感じがする。たばこを推進するわけではないが、今や民営化したJTにとって業績を左右する増税は、いつまでも、都合のいい増税対象としてしか考えていないようで、しっくりこないのだ。

 たばこを追いかけていた頃の取材相手は、大物政治家が多かったり、各方面の関係者と長い付き合いになったり、ほかにもいろんな記者の原点を学んだ取材だったから、個人的に思いいれが深く、どうも腑に落ちない。

 それはさておき、私利私欲に陥る各方面の人たちばかりで腑に落ちないことがたくさんあって、全部を書くのは大変だけど、できるだけ全部書いていきたいと思う。

 今日は知人のMLで勇気付けられ、私のなかで、すごくスッキリしたことがあった!それは、またの機会にブログに書こうかな

今週の東洋経済

2009-12-21 02:24:42 | Weblog
 今週の東洋経済「2010年全解明」の特集のなかで、「子ども手当て」「医師不足」「介護」の3つのテーマを書かせてもらっています。

http://www.toyokeizai.net/shop/magazine/toyo/detail/BI/8e4d3bd214dbcb5030f2fd08cb6021e0/

 

BOX相場

2009-12-20 01:45:55 | Weblog
 原稿でも苦しんでいるが、その苦しみは、だんだん、解消されてきた。が、別の苦悩が・・・。
 先月は自分でも不思議なくらい調子よく体重が減っていたのに、今は踊り場。そして、まるでBOX相場かのように、とても狭いレンジでいったりきたり。じれったい動きを見せている。これは、投資家泣かせだ。手の打ちようがない。良くも悪くもない、つまらない展開だ。
 これを突き抜けるには、どうしたらいいのやら・・・。
 仕事を一生懸命して、カロリー消費することにした。

 以前仲良かった外国人ストラテジストが、よく、勤務時間中にジムに行ってリフレッシュしてまた仕事すると効率が良いといっていたのが、とても印象に残っている。で、今日はちょっと合間にジムに行ってみたが、寒いからか、人が少なかった。が、運動したら、頭が冴えてきた。

本気を見せる

2009-12-18 16:15:54 | Weblog

 さて、しのごの言っても仕方なく、私は原稿によって本気を見せることしかできない。時代の証言を記していくしかないのだ。

 

性分

2009-12-18 03:00:21 | Weblog

 納得がいかないことが起こったら、どうするか。

 私の場合、というか、この業界の人間なら、夜討ち・朝駆けしてでも追及する。その、しつこさ、がなければ、この職業をする資格はない。

 これは、持って生まれた性分で、たぶん、そういう、しつこいタイプの人間がなるべくして記者になるのではないかと思う。頭だけ良い記者は、細かいことや偉そうなことばかり言って口を使って足を使わない傾向があるが、くだらない能書きより、追うことが大事なのだ。

 変にごまかす相手や逃げる相手がいれば、その分、燃えてしまうから大変だ。

 以前、経済界の超大物に話を聞こうと関西まで行ってしまったことがある。
 その人は、本当に自宅に不在だったのだが、何度も訪ねて名刺とメモを置いていくと、自宅に戻ってすぐ携帯に電話をくれた。都内である経営者を夜討ちしていた時も、同じだった。ちゃんとした経営者は嘘をつかず、義理堅い。
 これは、政治家にも通じるものがある。大物は、いちいち目くじら立てないし、逃げない、ごまかさない。悪びれず悪いことをする・・・から、憎みきれない時がある。

 そういう人が、だんだん減っているように思う。夜討ち・朝駆けしてまで話を聞きたい人が思いつかない。ときたま、「先生」と呼びたくなる人がいるが、今の民主党には少なくても皆無だ。今の日本では、一流の人間は政治家になれない。
 リーダーという存在が器が小さくてどうするんだろう。
 最近すごく、つまらない。



深夜の不思議

2009-12-17 03:28:27 | Weblog

 深夜、私は原稿がはかどることが多い。
 原稿は冷静に書くことに務めるため、いいのだが、ふと、変なことを思い出した。
 よく、深夜に書いたラブレターは、そのまま出してはダメといわないか?
 それが、ブログにも当てはまるような気がした。
 深夜というのは、気持ちが高ぶっていたりして、あとで見たら恥ずかしくなるようなことを書きやすいというと思うが、自分も含め、いろんな人のブログを見ていると、そんな気がしてきた。会って話せば普通の人も、なぜかブログだとエキセントリックだったりするのは、ネットのせいか、時間帯のせいなのか?
 んー。私も気をつけよう。

 最近、10分くらいしか経ってないと思っていたら3時間くらい経っていたりで、人間の集中力の限界を試されているようだ。
 つまらないこともあるが、それに引きずられてはいけない。
 面白いことのほうが多い人生になるには、それなりの努力が必要で、時に、難儀な判断を要する気がするが、割り切れれば、それほど大変なことでもない。と、自分にしか分からない意味不明なことを書いてみたりする。


 

日経ビジネスオンライン連載②

2009-12-14 15:33:31 | Weblog

 本日公開で、日経ビジネスの連載第2回が掲載されています。いろいろ難しいですが。。。




2009年12月14日
非正社員が努力しても、なしのつぶてだった
小売業を志向する37歳男性のケース

仕事があれば地域を選り好みせず、地方の工場や小売店などで住み込みで働いたが、景気後退の打撃は大きく職を失った。一度、非正社員になると、そこから抜けられず、ずっと非正社員。

http://business.nikkeibp.co.jp/article/topics/20091124/210453/



新鮮な発見

2009-12-12 13:37:50 | Weblog
 最近、書かせてもらっている日経ビジネスオンラインのHPをよくよく見ると、いろんなランキングをやっていて、ちょっと新鮮な面白さを発見。

 記事の公開日、昨日(前日)、1週間・・・とあるのだが、ふと眺めていたら、先日の事業仕分けの記事が入っていた。

 この1週間で、全体で9位、「会長・社長・役員」の読者が読んだ今週の記事TOP20で9位、コメントの多かった記事で9位、年収2000万円以上が読んだ今週の記事TOP20で18位・・・・。へー、そんなランキングがつけられるものんだんだと、驚いた。

 それはさておき、仕分けについていろいろな分野で異論を発している人がいるが、ある事業については、利権の温床になっていたり、政治がらみの話があったりと、分かる人には分かると思うが、ぎゃんぎゃん言って、かえって自分の首をしめるのでは???と思ってやまない。そこらへんは、誰かがそのうち書くだろう。プロの目はごまかせないが、表面だけをなぞって書く記者もたくさんいるから、読者こそ心眼を大事にしなければいけない。



 ちなみに、オンライン記事の冒頭のページは、以下のようになります。2ページ目以降は、会員登録(無料)しないと読めないのですが、以前スクープしたジョブカフェや、それ以降の取材も織り交ぜて、書いています。

 
ニュースを斬る2009年12月7日
 


事業仕分けで廃止になった「若者支援」
事業の恩恵を受けていたのは誰だったのか?



 内閣府の行政刷新会議が行った「事業仕分け」には賛否両論あるが、仕分けの現場に足を運べば、今まで隠れていた問題が議論された1時間があった。予算編成に向け、仕分けの結論を巡って官僚や関連団体の攻防戦が始まっている。“劇場型”とも揶揄された事業仕分けだったが、それは報道の“見せ方”が劇場型だっただけではないのか。

 例えば、若者の雇用対策として合宿型のニート就労支援「若者自立塾」(若者職業的自立支援推進事業)がいったん廃止と判定されると、「若者を見捨てるのか」というような廃止に対する反発の声も上がったが、それは議論の中身が冷静に伝わっていないからだ。

 「鯛焼きで例えるなら、頭と尾っぽだけをとらえて、肝心のあんこの部分を伝えていない」と振り返るのは、第2ワーキング・グループ(WG)の仕分け人、海東英和・滋賀県高島市前市長だ。第2WGでは仕分けの前半戦、厚生労働省の事業をメーンに、就労支援関係や医療関係の事業について議論された。その中で、若者自立塾はなぜ廃止となったのか。

入塾者は定員の半分以下

 若者自立塾とは、教育訓練も受けず、就労することもできないニートなどの就労や進学などを支援する事業で、2005年度からスタートした。ニートは全国で60万人強と言われる。自立塾は合宿形式で集団生活を行い、生活訓練、就労体験などを通して社会人としての基本的能力を身につけ就労に結びつける。期間は原則、3カ月。

 厚生労働省から委託を受けた日本生産性本部(旧・社会経済生産性本部)が「若者自立支援中央センター」として、民間に事業を委託。2次委託先となるNPO法人(特定非営利活動法人)などの監査、業務指導、研修などを行っている。2次委託先は入塾実績に応じて「訓練等奨励金」を受け取る。

 2006年度、若者自立塾の実施団体は25カ所、入塾者は704人だったが、2008年度は実施団体は30カ所に増加したものの、入塾見込み(定員)1200人に対して、実際の入塾者は半分にも満たないわずか490人。入塾者1人当たりにかかった費用は2006年度の34万4000円から2008 年度は44万6000円に増えた。それにもかかわらず、「卒塾後6カ月後の就労率」は2006年度の65.4%から2008年度は55.1%に低下した。

 財務省では、約64万人のニートの中で若者自立塾に参加した率が0.1%を対象とした事業となっていることや、ほかに通所型のニート支援事業となる「地域若者サポートステーション」(延べ来所者数20万2000人)もあるため、若者自立塾を別途行う必要性を疑問視した。


 菊田真紀子・衆議院議員の「若者の支援であるのに、なぜそのノウハウがない生産性本部が委託を受けているのか」との疑問に対し、厚労省は「入札で毎年募集している。日本生産性本部はキャリアコンサルタントの資格試験を実施しているのでノウハウがある」と答えた。それに対し、仕分け人は「ニートの環境とキャリアコンサルティングの関係に合理性がない。何も日本生産性本部を通さなくても、直接にNPO法人などに補助すればいいのではないか」と言及し、「利用者が少なすぎて、生産性本部にマネジメント能力があるとはいえない」と畳み掛けた。

 尾立源幸・参議院議員は「研修生1人当たり50万円ものコストをかけて就労率が55%では効果が薄いのではないか。1次委託の3億7500万円のうち業務管理費はいくらか」と、日本生産性本部が得ている間接費用について問いただすと、「3300万円が間接コスト」(厚労省)と答えた。さらに、公立病院改革懇談会座長だった東日本税理士法人の長隆氏は「管理費の中身はどうなっているのか。生産性本部の職員は何人分を日当いくらで計上しているのか、年に何日どんな仕事をしているのか」と経費計上の詳細について激しく追及した。
(オンラインにて、あと3ページ続く)


好循環への下地

2009-12-10 03:54:06 | Weblog
 ものごとが好循環するのは、偶然ではない。その前に、相当の努力を要するのではないか。
 たとえば、今日は疲れた、締め切りの最中だ・・・と、会見等の取材を欠席する理由はいくらでもできるが、そういう時こそ出てみると、予想以上の収穫があったり、その時すぐに役に立たなくても、その後の取材につながることが多い。
 今日は図らずも、そうした場面に、同じ状況で居合わせた、お世話になった大先輩がいて、あーー、行って良かったと痛感した。その数時間がなければ、この時間に起きていなくてもよかったのかもしれないが、時に無理は必要不可欠だ。

 こうやって常に下地を作っていかなければ、仕事は継続しない。

 頑張り時には頑張るしかないのだ。