小林美希の取材日記(つぶやき)

取材を通して思う素朴な疑問や、日々の出来事を紹介します。 

2時だ

2010-01-20 01:54:32 | Weblog

 まだ仕事していたいが、寝よう。
 深夜、特に2時以降は起きていないほうがいいらしい。
 女性は乳がん、男性は前立腺がんになる確率が高まるという。
 切羽詰っているが、体調管理も仕事のうち。我慢して寝よう。


 

日経ビジネスオンライン連載④

2010-01-18 00:46:27 | Weblog

 本日公開で、日経ビジネスオンラインの連載が掲載されています。


守るべき弱者はどこにいる?

正社員より派遣、派遣より独立
非正規雇用の29歳男性のケース

http://business.nikkeibp.co.jp/article/topics/20100112/212108/

 
 余談ですが、個人的にも、健康が本当に第一だと感じて日々、健康作りに気をつけています。

新卒、頑張れ

2010-01-13 02:46:25 | Weblog
 本当に、言いたい。新卒採用、頑張れ!

 合同企業説明会とかに毎年のように参加すると、毎年、変わらないことがある。

 人事担当者と学生が自由に話せるような会場で、企業側が声をかけるタイプの学生はだいたい似た感じである。
 一言でいってしまえば、つまるところ素直な感じでかつ意思の強さや真剣に人の話を聞こうとする「目力」のある子に声をかけている。
 その後を追うと、どんな不況期でも、そういう子は内定を得ている。

 私個人的にも思うのが、これまでの感じからいえるのは、学生からしたらフリーの人間なんて不信に思ってもいいはずなのに、快く取材に協力してくれるタイプの子は、上記の企業が声をかけるタイプと同じで、内定をもらえていることがほとんどだ。

 つまり、PRとか面接とか、訓練はさほど重要ではなく、その人の人間味とか、やる気とか真剣味が表情や気迫に現われる元気で笑顔を見せられれば、希望を失わないでいい、そのまま頑張れ!とエールを送ってあげたい。

 確かに疲れる。私も就職活動の時は本当に参った。けれど、最後まで粘って、有名企業でないところに良い企業を見つけていって欲しいなぁ。私も、大学の頃は、有名企業ばかりに目がいってしまっていてダメで、卒業後もまた就職活動して、最初に入社したのは民事再生法を申請したばかりの株式新聞だったが、すごく良い会社だった。
 私も、優良中小企業の発掘、学生のためにも情報発信できるよう、これから頑張ろう!

 人に親切であろう、何か役に立とう、目の前のことを一生懸命やってみよう、という気持ちのある人なら、大丈夫だ!


魅力

2010-01-11 16:03:41 | Weblog
 大学時代の友人は、早い子は2人目の出産を控えているのだが、友達を見ていると、出産してから、以前よりずっと綺麗になって、本当に見た感じからして可愛くなった子が多い。なんでだろう?学生時代には想像もつかなかった感じの子が、意外と良いお母さんになっていて、子どものワンピースを自分で作ってあげたとか聞いて、集まった友達らで、びっくりしてみたり。そういう姿を見ていると、あー、私も早く子どもが欲しいなぁと思ってテンションが上がる。スーパーなんかじゃ、手作り風の雑巾まで売っているが、働く親でも徹夜してでも自分で作ったなんて話を聞くと、その強さにちょっと感動してしまう。今では、男性がちゃんと家事をする家庭も増えてきた。というか、働くことを当たり前と思っている女性はそういう人を必然的に選んで結婚する。私も、幼稚園の頃は、母の刺繍が入ったバックが自慢だったことを思い出した。時代はひと世代かわり、状況は違うが、子どもが喜ぶことは、古今東西変わらないはずだ。なんとか、子どもを軸とした労働環境を作れるよう頑張りたいと思うのだ。
 そういえば、私も学生時代は、卒業してすぐ結婚して30歳で小学校の参観日に若いお母さんで出席する・・・なんてことを思ったこともあったのだ。人の人生も価値観も変わるものだ。子どもがいない組も、仕事や夫婦の時間を楽しんでいたりと、学生時代と比べやはり年齢を重ねてきただけ、面白みを増してきたように思う。学生時代の友人というのは特に貴重で、辛いことがあっても、集まればバカ話をしているうちに、その嫌な気持ちはすっかり忘れる。

 高校時代の憧れの先輩(男性)は、街中の女性からモテモテだった人で、およそ結婚とか子育てとかが似合わないタイプで、いやむしろ、結婚なんてして欲しくないと思うアイドル的な人だったのだが、結婚して子どもができて、「お前(後輩)に、家庭っていいもんだって見せてやらないとな」と言っていたのが魅力的で、すごくかっこ良く思えた。自分も、いろんな意味で、そんなことが言えるようになりたいと思った。

 性格の良い人と一緒にいると、自分まで幸せな気持ちになれる気がする。
 参った時は、友達の家にいって、友達の子と遊んだりすると、とてもリフレッシュする今日この頃で、そのうち久しぶりに友人宅訪問したいなぁ。
 みな、それぞれ悩みはあっても、おおらかで良いんだな。

 

プロの仕事

2010-01-11 02:12:02 | Weblog
 最近ちょっとご機嫌なことがあったところに、さらに、ご機嫌になる出来事があった。
 
 今日は取材の帰り道、街はセール一色なので、仕事用のジャケットを買おうかと思って百貨店に寄ってみた。いつもいる私より年上の感じの女性の従業員が普通に声をかけてくれるのだが、私のフルネームを覚えていて、しかも、過去に買ったものも覚えていた。そして、押し売りするわけでもなく、ちゃんと、私に合いそうな服を選んでくれて、試着してみると、お~、これいいなー、と思うもので、サイズもぴったり。すごい!
 これがプロの仕事だよなーと思って、尊敬してしまった。
 百貨店離れが久しいが、ここの店はテナント以外でも、総合レジの年配の従業員が買った服を手にとって、生地を手で触りながら「これは良い買い物をしたね」など、一言二言、プロっぽいコメントをしてくれるから、あー、百貨店って、こういう感じだったよなぁ。と思ったりした。

 これがつい一昨日も、通っている鍼灸院の近くにあるアパレルショップを通院途中にちらーっと覗いてみると、従業員が名前こそ覚えてはいないものの前に買った服を全部覚えていて、あれにはこれが合いますよ、と勧めてくれる。時間もなかったし、買う気なくちょっと見てただけな雰囲気も察して、無理にも勧めないが笑顔で少し会話する。私よりずっと若い感じの女性で、これまた関心してしまったのだ。

 たまには、いろいろ店を覗いて従業員と会話したりするのも、いい勉強になる。
 そういう従業員を大事にする会社であって欲しいなぁ、と、つくづく思った。
 そういう従業員がいる店で、やっぱり買い物したい。

 最近、飲み会には時間もないことからほとんど顔を出さないので、エンゲル係数(?)は小さくなり、その代わりに、鍼灸院に行ったりジムにマメに行ったり、健康茶にはまったりと、健康係数に入れ替わりつつあるおかげで、風邪もひかず、少し体重も落ちてきて、ちょっと服を楽しむ前向きな気持ちになっている。もともとお洒落好きだったし、やっぱり、私も女なので、たまにはお洒落する気持ちになるのは、精神的に、良いことな気がする。で、昔の自分の写真を見ながら、仕事以外にも、また運動やら何やら、頑張ろうと思った。

 

支え

2010-01-07 20:28:34 | Weblog

 ここのところ、手の筋が痛くなってパソコンを打てなくなったり、取材をノートしすぎて指がおかしくなったり、寝ようと思っても仕事を引きずり神経が高ぶって眠れず、眠っても夢のなかで仕事をしている。電車で座れると、いびきをかいているんじゃないかと思うくらい爆睡していて、はっと我に返って恥ずかしい思いをしている。
 緊張状態が続いていて、今日はもう無理だと思いながら帰宅し、また仕事をしようと思いながらも睡魔と疲労で無理だ・・・・と、ぐったりしていた。
 ふだん、ネットのコメントの類を私は見ないようにしている。たまに悪意のあるコメントや思慮のないコメントがあることは否定できず、それを完全に平気でいられるほど私はまだ人間が大きくないからだ。が、あまりに疲れていたからか、日経ビジネスオンラインのコメント欄を覗いてみた。

 すると、コメントを寄せてくれた人々の熱い思いに、涙が出てきた。
 人間は泣くとすっきりするのだろうか。
 さっきまで、もう今日は無理だと思っていたのが嘘のようにすーっと消えた。
 
 
 取材でたくさんの問題を見聞きするがゆえに、自分の悩みを打ち明けられる相手はごくごく限られる。

 しかし、読者に支えられる。
 だからこそ、初志貫徹。大学生の就職試験の頃に仲間と言っていた「社会のために人の目となり耳となる」、というジャーナリストの精神を持ち続けることを忘れないでいられる。
 支えがあればこそ、だ。
 
 


 
 

桜の木

2010-01-06 03:28:24 | Weblog
 帰り道、普段はチャリなのだが、ちょっと物思いにふけりながら、ゆっくり歩いた。空には、オリオン座。星を見上げると、なんとなく懐かしい気分になる。
 帰路、桜の木がある。しーんとした冷たい空気のなかで、エネルギーをためているような感じがして、なぜか迫力を感じてしまう。

 あぁ、そうだ。そろそろ椿の季節か。寒い時期に綺麗に咲く花。まだ今の私にそういう渋さがないのだが、私も、この寒さに耐えようと思う。

 政策実現する立場にあるはずの政治家や、政策提言する立場にあるはずの研究者が、私が生まれるずっと前からいるはずなのに、日本は変わらない。ごくたまに本当に稀に良い政治家がいる。すごく立派な研究をしている研究者もいてすごく勉強になるが、肝心の政策に結びつかないことが少なくない。そして、日本が後退している。
 私は、どうすればいいのか。悩む。迷うこともある。それでも、思ったことをやるしかない。現場の声を第一に。


 

今週のエコノミスト

2010-01-04 15:47:23 | Weblog

 今週のエコノミスト(1月12日号)で、周産医療の立て直しを考えるうで、最も考えるべきと感じている根本問題の、女性の働き方について、原稿を書いております。毎日新聞のWebにも紹介されています。

http://mainichi.jp/life/money/kabu/eco/pickup/news/20091226org00m020007000c.html


周産期医療の立て直しには女性の労働環境改善が必要だ
 ◇いま周産期医療が崩壊しつつある。だが、医療だけを見ていては問題は解決しない
 ◇小林美希(こばやし・みき=労働経済ジャーナリスト)

 脳内出血を起こした東京都内の妊婦の救急搬送が8病院で断られ、最終的に受け入れた都立墨東病院で出産後に死亡した、いわゆる「墨東病院事件」(2008年10月)から1年余り。この事件は、周産期医療(妊娠22週から生後7日未満の母子を対象とした医療)の崩壊を象徴するものだった。

 事件を受けて都は周産期医療体制の再構築を表明。09年3月には「母体救命対応総合周産期母子医療センター」(スーパー総合周産期センター)制度を開始した。緊急に母体救命措置を必要とする妊産婦について、昭和大学病院など3病院が、救命救急センターと連携して必ず受け入れるシステムだ。また、厚生労働省は同年11月、「周産期母子医療センターの整備指針」を13年ぶりに全面改定。妊産婦の救急受け入れ医療機関を増やすため、センターの設置要件を緩和した。

 だが、周産期医療問題の背景には、こうした措置だけでは解決できない、根深い問題がある。
 ◇増加するハイリスク妊婦

 少子化のなかで、日本における出生数は、1993年の118万8282人から08年の109万1156人へ約8%減少した。だが、分娩施設数は、同じ期間に4286施設から2567施設へと40%も減少(厚生労働省「医療施設調査」)、各施設の負荷が急増している。

 一方で、最近は、出産をめぐって問題の起きやすいハイリスク妊婦が増加している。

 ハイリスク妊婦とは、(1)妊娠22週から32週未満の早産、(2)妊娠高血圧症候群、(3)妊娠30週未満の切迫早産(早産の危険性が高い状態)、(4)胎盤が子宮口を覆い帝王切開が必要となる前置胎盤、(5)40歳以上の初産婦、(6)肥満指数BMIが35以上の初産婦、(7)多胎妊娠--など。また、日本産婦人科学会は、35歳以上の初産婦を「高年初産婦」と定義している。35歳以上の初産では、妊娠高血圧症候群、胎児が出てくる前に胎盤が剥がれる常位胎盤早期剥離、前置胎盤などを起こす確率が高くなる。ダウン症児が生まれる確率も加齢に比例し、30歳までの1000分の1が40歳では100分の1、45歳では30分の1に高まる。

 こうしたハイリスク妊婦の増加は、主として初産の高齢化による。人口動態調査によれば、初産の平均年齢は80年の26・4歳から08年には29.5歳に上昇。08年の産婦のうち約58%が30歳以上、約20%が35歳以上となっている。08年の合計特殊出生率(1人の女性が一生に生む子供の数)は1.37と前年を0.03ポイント上回ったが、出産適齢期である20代~30代前半の出産は減り、30代後半以降の出産が増えた。高齢初産婦の場合、不妊治療による多胎妊娠のケースが増え、その面でもハイリスクとなる。


(以下、省略、雑誌で合計3ページ。上記の毎日新聞のWebで全文読めます)

日経ビジネスオンライン連載3

2010-01-04 02:24:57 | Weblog
 日経ビジネスオンラインの連載:守るべき弱者はどこにいる? 第3回目が本日から公開されています。

 職員も保護者も子供も、幸せをつかめない
 保育士の36歳女性と29歳女性のケース

http://business.nikkeibp.co.jp/article/topics/20091228/211907/


 これとは別に、以下のコーナーで、近いうちに、私が書いているものも出るかと思います。

 2010年を占おう オンライン「新春おみくじ」
コラム筆者が「この1年」をズバリ