小林美希の取材日記(つぶやき)

取材を通して思う素朴な疑問や、日々の出来事を紹介します。 

地元・勝田はいいもんだ

2012-08-23 00:25:59 | Weblog

 先週半ばから故郷である勝田に帰って缶詰している。もうじき帰京するが、たまに帰郷するのもいいもんだ。

 今回は缶詰だったので、ほとんど出歩いていないが、近所の買い物とか、取材の行き帰りにちょこちょこ歩くと、ここは変わったなぁとか、ここは変わらないなぁとか、勝田は中途半端な田舎なのだが、それくらいが生活するのにはちょうどいいのかなとか。

 東京の暮らしに慣れてしまった身には、とにかく、どこの家を見ても大きく感じたり。

 窓をあけていれば、けっこう風が通って涼しく感じたり。庭に朝顔が咲いていたり。

 たまには自然のなかで生活するのもいいもんだ。

 って、ちょっと年とったか!?

 

NURSE ナースとは

2012-08-09 09:02:01 | Weblog

 私がここ数年、特に熱心に取り組んでいる看護師問題。

 看護師=ナースで、nurse の意味には、看護師だけでなく、授乳するとか、育てる、大事にするという意味がある。

 それを知って、やはり、看護師の役割には、そうした、本来のあるべき「看護」という、ケアの部分、人を大事にする、助ける・・・。命を吹き込むという役目があるんだろうと改めて思った。

 そういう意味からも、「特定看護師」(看護師特定能力認証制度=医師の業務を看護師に拡大する制度)はナースの仕事ではないだろう。

 認証制度の創設を目指して議論が行われている今、看護師がミニドクター化して看護師でなくなり、きわめて中途半端なものになろうとしている歴史的分岐点だ。

 看護師を位置づける保健師助産師看護師法の改正は必要なのか? 憲法的な大事な法が国民的議論なく改正されようとしていることを、まず、知らなければならない。

 同制度は、厚労省のカリキュラムを受け、試験に合格した看護師でなくても、同じ、危険な医療行為をできるという欠陥のあるものだ。

 患者や家族にとって、どんなに怖いことか・・・・。

 ナースという言葉の意味を考えながら、思った次第だ。


8月8日

2012-08-09 08:57:09 | Weblog

 昨日、8月8日は「そろばん」の日である。パチパチの日だから。

 最近、知ったのが「パイパイ」の日で、授乳の日だそうだ。

 へ~。


 そして、なぜか忘れもしない、2005年8月8日は、小泉純一郎元首相の下で、郵政解散のあった日。解散総選挙に突入した日だ。

 もう7年も経つのか。



7月31日毎日新聞夕刊

2012-08-01 12:18:29 | Weblog
 7月31日の毎日新聞の夕刊「特集ワイド」のコーナーでコメントをしています。

http://mainichi.jp/feature/news/20120731dde012040005000c2.html

(以下は毎日HPから、一部です)

特集ワイド:「中流」が消える日 非正規増加で「生活苦」6割超

毎日新聞 2012年07月31日 東京夕刊

 正社員から非正規雇用の身になって、そこから抜け出せなくなる。取材をきっかけに、彼女の相談に乗っている労働経済ジャーナリストの小林美希さん(36)は生活苦の行き着く先を次のように話す。

 「お金がなく、妊婦検診を受けないで、産む直前に病院に駆け込む『飛び込み出産』が増えています。出産後も子供の失明や半身まひなどで、病院に戻ってくるという話を聞くようになりました」。なぜ? 「親の雇用が不安定だと、子供の虐待につながることが多いんです」という。

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※名目賃金指数は2010年を100として算出。出所は厚生労働省。非正規労働者比率の出所は総務省
※名目賃金指数は2010年を100として算出。出所は厚生労働省。非正規労働者比率の出所は総務省
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 厚生労働省の国民生活基礎調査(11年)によると、「生活が苦しい」という人は61・5%にのぼる。86年の調査開始以来、初めて6割を超える最悪の数字だ。子供がいる世帯ではもっと多く、7割近い。また、世帯の平均年間所得(10年)は538万円で、前年より約13万円減。ピーク(94年)の664万円から約120万円も少ない。これは、80年代後半の水準に当たる。

 平均所得自体はそう低いとは思えないが、所得の分布を見ると「年収300万円時代」が浮かび上がる。もっとも多いのが300万~400万円未満。全体の13・6%だ。次いで、200万~300万円未満、100万~200万円未満となり、これらの合計で、全体の4割を占める。所得が低いとされる非正規雇用者の比率とほぼ符合する。