むしょうに、ある映画を見たくなった。
私の人生に影響を与えた「Scent of a Woman」という映画。
ちょうど2年前の10月もそんな心境だった。
2年前のブログを抜粋。
1993年にアル・パチーノがアカデミー賞をとった「Scent of a Woman」という映画は、私がとても悩んでいた高校時代に見た映画。当時、福祉政策をよくしたいと政治家を志して、制度や法律を変えるような道に進みたいと思いながら、高校生の自分は、そんな大きな目標の前に、今の自分に何もできるはずがないと、夢と現実のギャップに悩んでいたのだ。
そんなの、今となっては、当たり前だと思うが、高校生の頃は、悩んでしまっていたのだ。私に何ができるのだろう・・・・と。
そんな時、よく授業をさぼって平日の映画館に行っていた。
その時に観たのが、この映画だった。何度も映画館に行って観ていた。
この映画のクライマックスで、伝統ある名門校のspiritだったり、 leadershipを問うシーンがある。クラスメイトの悪さを見かけた準主人公の青年に、校長が犯人を言ったら大学への推薦を出すというかけひきをして、それでも青年は「良心」があると告げ口を最後まで拒んだのだ。そんな青年に、アル・パチーノは「valuble future」があると言い、そうした精神を don't destroy と、助けに入る。そんなシーンが好きで、私は何度もこの映画をみてしまう。
リーダーの資質。それを改めて考えさせる映画だったりする。
経済界と労働界。極論ばかり叫ばれる今、改めて、声をあげる人間のリーダーの資質が問われると思う。何かを大きな声で言う時、それが経済界であろうと労働界であろうと、人間のもつべきプライドや誇りを失って発言してはいけない。