小林美希の取材日記(つぶやき)

取材を通して思う素朴な疑問や、日々の出来事を紹介します。 

氷点

2006-11-26 21:02:27 | Weblog

 昨日と今日、三浦綾子氏の「氷点」がテレビドラマとして放映されている。
 「氷点」は、過去にもテレビドラマ化されていて、数年前も見た覚えがある。
 原作の小説は、高校生の頃に読んだことがある。

 私が高校生の頃、教育熱心な数学の先生がいた。1年生の頃、数学で0点をとってしまい(とはいえ、学年の平均点が7点という試験と弁解してみる…)、心配した先生は、試験対策にわざわざ早く学校に来て、早朝補習をしてくれた。

 そのお礼に、バレンタインにチョコレートをあげたら、ホワイトデイのお返しに、三浦綾子の「氷点」をくれたのだ。

 当時、将来について、恋愛について、友情について本気で悩み、本当に青春まっさかりだった。そんな思春期には、何度となく学校の授業をさぼっては怒られたり。そんな時期に、あの本を読んで、生きるとは、愛とは何かを考えたりしたような気がする。

 昨日のテレビを見ていて印象に残ったのは、主人公が卒業式の答辞をよみあげるのに、育ての母が中身を抜いてしまって、ステージで白紙の答辞を目にし、とっさに言った言葉。

 泣かせようとする人の前では泣かない。

 そうだよなぁ。。。

 私の場合、泣かせようとする人には3倍返ししちゃいそうだが・・・

 なーんて、ことを考えていたら、夢に高校時代の親友がでてきた。

 あの頃、語り合った友人たちに、恥ずかしくない生き方を貫きたい。

元気とやま!

2006-11-25 10:46:10 | Weblog
 昨日、東京都内で行われていた、新卒向け富山県へのUターンのセミナーに足を運んだ。
 行くまでは、まだ11月だし、Uターンのセミナーに、どのくらい学生が集まるのかな、と、正直、大きな期待はしていなかったが、会場に入ってみると、なんと、100人を超える学生が会場にびっしりと、リクルートスーツに身を包んで真剣に話を聞いているではないか 

 何人かの学生に声をかけてみると、Uターンを決めて10月のセミナーに続いて今回も参加した人もいれば、進学か就職か迷っていて、とりあえず来てみた、という人もいて、理由はさまざま。

 Uターンを決めている女子学生は「結婚して子どもを産んでも働きたいから、住みやすい富山がいい」「富山が好きだから」と。男子学生は「家を持ちたいから、富山に帰る」とも。

 進路を迷っている学生にとっても、「とりあえず」行ってみることが大事なんだろう。そこから生まれるものはたくさんある。
 昨日の私もそうだ。

 通常のタイミングだと、会社のルーティーンワークが繁忙期に入っていたため、取材に行けない、行かないで社内にいたほうが良かった日だったが、なんとなく第六勘がはたらいて、少しの時間だったが顔を出して、本当に良かった。

 組織に縛られ、ルーティーンをこなすことも大事だが、そんなのくそ食らえ!って思えることもある。やっぱり、私たちは、「この瞬間」を逃してはならないのだ。明日以降の自分につながる大事な光を大事にしよう。

 絶対に今やらなければならないことは、出会い、以外にないと思う。
 意外と、どんなことだって代替が効いてしまう。

 だから、辛いこと、迷い、悩み、どうしようもない閉塞感に襲われた時などには、気を楽にして、自分が「これ」って思うことをしちゃったほうがいい。

 少しくらい、はみだしたっていいさ~

 ミスチルのTomorrow never knows を思い出した。

 これから、就職戦線に挑む大学3年生の姿に、なんとなく、すがすがしさを覚え、爽やかな気分になった。

 富山県庁職員の話も、熱くて、刺激を受けた。

 本気って、やっぱり、いい。

 私も負けないぞー!

友達

2006-11-16 00:35:01 | Weblog

 友達は良い。
 
 ここのところ、浮き沈みが激しく、精神的に参っていたので、遠くの友達にメールしたり、近くの友達とは会ってお酒を飲んだり。

 いろいろ話を聞いてもらったり、励ましのメールをもらったりして、気分が楽になった。

 だよね、だよねー!と盛り上がる。これが大事。

 気分が沈んでいる時に、大人の意見や説教なんていらない。

 だよねー、ムカつく!ってお互いの話をするのが、一番の特効薬かも。

 愚痴ともまた違うから、いいのだ。

 友達、バンザイ
 

青年団

2006-11-11 23:02:40 | Weblog
 昨日、千駄ヶ谷の駅を降りたら、若者がいっぱい!
 調べたら、第55回全国青年大会が11月10~13日まで開催されているという。全国各都道府県の青年団の若者が集まっているのだ。
 なんか、若い人がたくさんいるだけで、エネルギーを感じてしまった。
 うきうきした気分になった。

 私は、昨日、なんだか、すっきりした爽やかな気分でいた。
 外苑前の木が少し茶色く色づき、そんな発見をする心の余裕がでていた。

 ここ数カ月は、苦悩の日々を送っていた。
 出社しようとすると、お腹が痛くなり、気持ち悪くなり、胃も痛み、変な出血をしたり・・・。
 確実に、心身ともに調子が悪かった。

 こないだの「娘、息子」特集が終わって、また、いろいろと反響や励ましをもらい、勇気付けられ、なにがなんでも頑張っていかなきゃという使命感に燃えていながら、かなり、心身が病んでいた。

 が、ふっとスッキリしたのだ。

 私はもともと、高校生の頃に、ボランティア活動を通して、福祉の道に進もうと思っていた。それを、県の教育事務所(だったかな)の人に相談したら、「現場にきてもらえるのはありがたい。けれど、進学校に通っているあなたには、法律を学び、頑張って政治家になって制度を変えて広くみんなを助けて欲しい」といわれた。

 それをまにうけ、私は、東大→官僚→政治家と単純に思った。
 東大にはいけなかったが、その想いはずっと持ち続けていた。

 けれど、普通の人が政治家になるには、山かなんかを売るか借金しないとなれないと周囲の大人にいわれていたため、ずっと、政治家は無理だと思っていた。

 一番近い職業はなんだろう。

 大学生になって考えたのは、学者になって政策提言、弁護士、官僚、マスコミ、起業して松下幸之助みたいになる―――。
 だった。

 しかし、官僚は試験勉強に向かない。2年も浪人してしまったから、浪人覚悟の弁護士は避けよう(もっとあとでも試験は受けられるし)、学者も道のりが遠すぎるし、早く社会に出たい。試験ものは、30歳くらいになって思い直してからでも遅くないと思ってマスコミ中心に就職活動した。

 で、超就職氷河期。 
 私自身、およそ組織に向かない性格もあってか、かなり苦戦。
 卒業時、無職。

 (中略)

 なぜ、私がこの数年、若者雇用に固執しているかといえば、それが同世代の問題として国全体を考えても見過ごせないから。
 そして、私が政治家になれなかった分、自分の今ある立場で精一杯、やるべき使命感を果たすには、真剣にこの問題に取り組むべきと考えたから。

 自分の置かれた土壌で、最大限のことをする。
 でなきゃ、生きる意味がない。

 だから、私は商業主義が嫌いなのだ。
 経済記者としても、本物を提供できない企業が終わっていき、それができる企業は地味でも強く生き残り、輝いていくことを知っている。
 だから、私は記者である以上、職人記者でいたいのだ。

 誰がなんといおうと、嫌なことがあろうと、私は戦う。
 一人でも、雄々しく美しく戦う。

 戦う手段は、いくらでもある。

 だから、一つのことにこだわらないでいこう。
 一人でもやるんだ。

 そんな簡単なことに気づいて、ふっきれたのだった。

 超、つぶやき
 

気をつけよう

2006-11-10 01:34:07 | Weblog

 さてさて、人は、知らない間に人を傷つけている場合が多い。

 男女の間では、それが顕著に現れるのと同じく深刻なのは雇用問題。

 これだけ非正社員が多くなると、職場には必ず、パート、アルバイト、派遣社員、契約社員と、いろいろな雇用形態の仲間がいると思う。

 そんななか、格差についての話題がふと起こることも少なくないだろう。

 その時、例えば「こんな条件で働くなんてバカだよな」とか、テレビや報道を見て「嫌な辞めればいいのに」と、口走る正社員。

 周囲の非正社員が、どんな想いをしながら、その言葉を聞いていることか、気づかないのだろう。

 そういう発言を耳にした同僚が、その人のために、給料以上の仕事はしないと思い始めても決して大げさなこどではない。

 それが、「モチベーション」というものなのだ。

 みんな、気をつけるべきだとつくづく思う。

 心ない一言が、職場を崩壊させもする。

 非正社員が戦力化している今、それはなおさらだ。

 自分の給与明細と他人の給与明細を見比べることなんてないだろうが、熟知たる想いでいる人は少なくないと思う。

 正社員がなんなんだ。
 たまたま、運良くペーパー試験に通っただけの人だっているはずだ。
 自分の給与と、やってる仕事をきちんと見比べて、職場できちんと振舞って欲しいと思われている、嫌な人って、たくさんいそうだ。

 今は昔、か、な。
 

ピンチ

2006-11-08 22:52:45 | Weblog
 右手が・・・・。

 今日、聞き取りで電話をしながらメモしていたら、手が!痛くて字を書くのに限界が

 パソコンを打つのは出来るけど、ボールペンを持ってメモしていくのに、激痛というか、すごい負荷がかかる。

 かなりピンチ・・・

 ちょっと、ミスチルでも聞いて気分転換するか。

 っていうか、音楽聴いても手は治らないか

 あ、そうだ。

 ちょっと思ったのだが、私がおばあちゃんになる頃って、記事はやっぱりパソコンで書いているのかしら?
 自分が死ぬ時は、原稿書きながら、机につっぷして終わりたいなぁ。


ちょっと回復

2006-11-07 18:39:43 | Weblog

 連休、神戸に行ってちょっと回復。
 やっぱり、悩んだり疲れた時は、神戸にかぎる。私の場合。
 またブログします

そうだ、神戸いこう

2006-11-03 00:18:19 | Weblog

 今日もやっぱり疲れている。
 読者の応援、取材で協力してくれた人からの応援、友達からの応援、先輩・後輩からの応援などなど。それだけが、救いというか、なんとか持ちこたえる源になる。あとは使命感。

 が、最近は、なんだか異様に疲れている。
 2年くらい前に胃潰瘍になった時と似ている。
 ストレスなんだろうな・・・。

 今回の特集で、同じタイトル、同じ表紙の特集は異例の5回目になった。

 私がふだん、取材して回り、その結果、うったえたいことがあると、あの特集はできていく。現場の実感から、問題だと思うことを専門家にもぶつけていく。今回は、特に、市場に出回っていない新しいデータを試算してもらうなど、大変な作業を快く協力してくれた研究者にも感謝

 自分の特集では、有名なだけでは筆者を選んでいない。
 若年雇用問題についての問題意識や心意気が合わない限り、よほど上からのリクエストがあった場合を除いて、本気な人と仕事をしている。

 いくら本が売れていたり、学者として名声を得ている人でも、人格が破綻していたり、熱意のない人とは仕事したくない。

 若年雇用で儲けよう、なんて考えがちょっとでもうかがえる人は、話せばわかる。

 とにかく、私は、ジャーナリストだ。
 いいたいのは、熱意や使命感、本気かどうかが大事ということ。

 最近、ちょっと、いろいろあって、珍しいほど疲れている。
 こんな自分も珍しく、疲れていることを疲れているとブログに書いている自分もかっこ悪いが、事実なので、記録しておこうかな、と。

 やっぱ、人間なんだ。

 人間は疲れもするし、悩みもする。

 働きマシーンじゃない。

 会社の制度とか、国の制度とか。

 例えば、ローテーションとか、チームとか、あると思う。

 看護士が、そういえば、3交代から2交代になると、嫌なドクターとか同僚とずっとローテーションが固定化するからモチベーションが下がるって言ってたのを思い出した。

 そう、効率だけを考えて制度を作ってもダメなのだ。

 人間なんだから。モチベーションってあるんだし。

 と、いろいろぶつぶつ考えている・・・。

 人生って何?くだらない仕事や人間関係のために夜遅くまで時間をつぶして、家族や自分を犠牲にすること?
 今の日本ってそう。
 経営者の無能さ、管理職の無能さが露呈している。

 ちょっと自分の精神がヤバイ。

 そんな時は、そうだ、神戸に行こう。

 私の原点の一つ。神戸で、いろいろ考えて、ふっきろう
 

ギリギリ

2006-11-02 00:57:10 | Weblog

 最近、精神的にギリギリのラインでいた。
 腱鞘炎(けんしょうえん)は、相変わらず治らず、体力的にもキツイ。

 でも、やるしかない。

 まだまだ、頑張ります。

 もっと書きたいことがあったけど、また明日!