小林美希の取材日記(つぶやき)

取材を通して思う素朴な疑問や、日々の出来事を紹介します。 

in富山 

2006-09-29 01:07:04 | Weblog

 今日、最終便で富山入り。
 明日から、ちょっと長期で雇用関係の取材だ。
 とても楽しみ。

 学ぶとは何か?
 働くとは何か?
 生きるとは何か?

 そんな素朴な疑問をぶつけていきたい。

 

 

帰還

2006-09-20 03:43:59 | Weblog
 来週号の編集大詰めを迎え、先ほど、やっと帰還(帰宅)。こうして雑誌は作られていく・・・。さすがにこの時間になると気持ち悪い。

 今日は、昼間、凌霜会で若者の雇用について話をする機会をもらった。
 とても、良い機会だった。
 
 続きは、また改めて・・・

 あ、それと、次回は「鯛焼き」について書いてみよう。

嬉しいメール

2006-09-17 20:38:24 | Weblog

 こないだ、会社のメールに、見慣れないアドレスからのメールが来ていた。

 携帯からのメール。誰だろう?と見てみると、なんと、以前、富山のひきこもり支援施設「はぐれ雲」で出会った女の子からのメールだった。

 20代前半の彼女は、中学、高校でのイジメが原因で高校を中退。その後、アルバイトをしたり専門学校に行ってみようと努力をしてみたものの、イジメがトラウマとなってうまくいかず、何年もひきこもっていた。

 一度は、はぐれ雲で生活しようと入寮したが、脱走してしまった。私がはぐれ雲に取材でいっていた時は、たまたま、脱走した時に置いていった荷物をとりに母親と訪れていたのだった。

 母は、もう一度、入寮して頑張って欲しいと願っていた。
 その母のお願いもあり、私が、いろいろ気持ちを聞いてみることになった。
 3~4時間は話だろうか。

 1泊してみることで落ち着いたが、結局、家に戻ってしまった。

 その後、ずっと気になっていたのだが、なかなか連絡できずに半年がたってしまっていた。

 今は、別の施設に入り、数カ月がたっているという連絡だった。

 私のことを覚えていてくれて、メールをくれて、ありがとう。

 良い知らせに、嬉しさがこみあげた。  

教え

2006-09-11 23:19:56 | Weblog

 たまに恩師に会うのも大切な事なきがする。
 迷ったり、焦ったりした時、深みのある言葉を言ってくれるものだ。

 「目先のことを考えて動くな」

 とても響く言葉だった。

 ちょうど1年前のこの日、私にとって、大きな決断を迫られる事件が起こっていた。目先のことを考えたら、進むはずだった。未だに、自分の決断が良かったのか悪かったのか、少し自信をもてないでいる自分がいた。勇気がなかっただけかもしれない。そんなことを引きずった1年間でもあった。

 しかし、人には、信条というものがある。

 目的を達成するためには、手段を選ばない、千歳一隅のチャンスがあれば乗るのも一つの選択だ。しかし、それが、今まで応援してくれていた人を失くす決断になる時もある。
 
 私は、恩師の言葉を聞いて、自分の決断が間違ってはいなかったと、少し安心した。

 私には、読者という強い味方がいる。
 そして、みんな、他人に話したくないような自分の話をして協力してくれるのは、話すことによって少しでも社会が変わってくれたら良いと願うからだ。
 その想いを代弁するのが私の役目。

 何かあれば目立とうと思って行動する人や、他人の功績を自分の手柄にしたい人はこの世の中に山ほどいる。

 しかし、そんなことはどうでもいいのだ。

 地道に自分の信じることをやり続ける。
 
 ある、労働畑の人は言った。

 「主流になるとそれに手をつける人はたくさんいる。しかし、主流になったら、そういう人に任せればいい。あなたには、誰も拾わないような落穂のような社会の問題を拾い続けて欲しい」

 こんな言葉を思い出した。

 大人になりきれないが、しっかり、今の時代を見つめていこうと思う。