小林美希の取材日記(つぶやき)

取材を通して思う素朴な疑問や、日々の出来事を紹介します。 

情報労連「REPORT」4月号

2011-04-18 01:34:03 | Weblog

 たまに書かせてもらっている情報労連の機関紙「REPORT」4月号で、ロスジェネのその後という原稿を書いています。最近、医療関係の労働問題の原稿が多かったですが、自分の世代に当たる超就職氷河期世代の問題は、最初にエコノミストで苦労しながら取り上げ続けただけに、もちろんずっと問題視して追っています。

http://www.joho.or.jp/report/report/index2011.html

 労働組合の機関紙は、一般の人が読んでも分かりやすく、さすがに勉強になる場合が多いなと、思ったりする今日この頃。

『看護崩壊』4刷出来

2011-04-16 18:31:25 | Weblog

 1月に発刊された『看護崩壊』(アスキー新書)が、このほど4刷となりました。

 震災という有事体制のなか、平時の看護師がどういう環境にさらされているか、ぜひ
多くの人に読んでもらえればと思います。


私の原点

2011-04-11 22:21:10 | Weblog

 最近、大事なことを思い出した。
 というのも、日本赤十字社病院に取材に行ったりするので、Japanese Red Cross Society
という文字を見ていて、あ、私ってばそういえば、高校時代にJRCという部活に入って
いたではないか!?と思い出したのだ。
 高校時代、JRC、書道、空手、ESS、茶道部などいくつも入っていたが、ほとんどが
幽霊部員だった。
 JRCは友人が入っていたから入ったような感じで、ボランティアなど、私には縁遠い
ような感じだった。でも、その頃、ちょっと勉強嫌いだった私は、テストの日とJRCの
合宿が重なり、誰も参加希望者がいなかったので、テストがさぼれるという理由で、高校を
代表してその合宿に参加したのだった・・・。

 合宿は県の教育事務所が主催した青年ボランティア育成講座。
 そこでは、県内の高校生が参加し、合宿を通して、障がい者ボランティアなどを中心とした
気づきのようなセミナーやゲームを行った。
 庭で、2人ペアになって、一人は目の見えない役、一人は耳が聞こえない役となり、1周する。
そのゲームで私はハッとした。目が見えない恐怖、耳が聞こえず何か言いたくても言えない
もどかしさに気づいた。そこに来ていた牧師だったか、講師の人は、見知らぬ人を家に泊めたら
金銭を盗んで出て行った。けれど、その人を憎むのではなく、そういう人を作った社会を
変えなくてはならない、といった。
 新聞社出身の人は「いろいろ取材したが社会を変えるのは最後は教育だ。教員は免許がなけ
ればなれないが、校長ならなれるから校長になりたい」と言っていた。(その後、その人は
本当に校長になった)

 その時、私は福祉の道に行こうと決意して、新聞社出身の教育事務所職員に相談した。
すると、私が進学校の生徒と知って「福祉の現場に来てもらうのは大変、ありがたい。けれど
あなたは大学で法律を学び、政治家になって制度を変えて広く私たちを助けて欲しい」と
アドバイスされた。
 その時、田舎育ちで無知で単純な私は、法学部にいき、官僚になって政治家になると思った
のだった。

 その後、そうした芯の部分は変わらず、政治家ではないが、ジャーナリストという立場で
同じ思いを持ち続けている。
 



春が来た

2011-04-10 23:14:34 | Weblog

 年度始め、震災や原発問題でそんな気分ではないが、春はやってきた。

 街を歩けば、タンポポや小さな花が咲き、桜は満開を迎えようとしている。

 こういう時、日常の小さな幸せとか、何気ない喜びとか、大事な人がいる大切さを、気持ちの良い空気のなかで感じることができるのではないだろうか。

 慌ただしい毎日でも、少し、気分だけでも、ゆったりしたい。


 

震災から1カ月

2011-04-10 22:58:38 | Weblog

 3月11日の大震災から1カ月。私もまた、そのショックでお知らせ事項以外のブログを書けなくなった一人だった。

 その日、私は都内で外出する予定だったが、体調が良好ではなかったので、外出をやめ、自宅にいた。大きな揺れ。外に逃げなくて大丈夫か?と思っているうちに、収まった。すると、さほど時間が経たないうちにテレビで津波の生中継が始まる。息をのんだ。食い入るように画像を見続けた。

 宮城県のなかでも、仙台はもちろん、塩釜、多賀城、松島、石巻、気仙沼と、医療関係や介護関係の取材で度々訪れていたので、真っ先に、お世話になった人たちを案じた。1週間ほど、落ち着かなくて何も手につかない。

 人間が緊張に耐え続けられるのは約1カ月だったか、2カ月だったか。昔、闇の世界の人からそんな話を聞いたことを思い出す。早く、この緊張から解かれることを願った。

 現地に支援に行ける人、行けない人、立場はいろいろだが、その立場なりに出来ることはある。

 この最悪のシナリオのなかで、どうやって最善を尽くすか。

 私には、この有事から平時の体制、問題を訴え続けるしかない。

 忘れてはいけない問題を、見逃されがちな問題を地道に追って書いていくしかない。

 大災害のもたらす被害の影に隠れる、人が起こす害悪を冷静に見つめていく。



ZAITEN5月号

2011-04-07 22:10:29 | Weblog

 4月1日発売の月刊誌「ZAITEN」5月号の第2特集、介護福祉士・社会福祉士「90万人漂流」で、介護職の労働についてルポを書いています。(前号の書評では『看護崩壊』も取り上げていただいていました)

 介護労働は、私が労働問題を追い始めた原点でもあります。

http://www.zaiten.co.jp/

今夜のTBSラジオに出演

2011-04-04 17:41:44 | Weblog

本日、TBSラジオ「ニュース探究ラジオ Dig」に看護師不足問題で、出演予定です。
・放送時間:夜10時~12時50分までの生放送 
●出演時間帯:夜10時半過ぎ~11時40分頃までとなります。

http://www.tbsradio.jp/dig/index.html

 HPからもラジオは聞けるようです。

ラジオ出演の予定

2011-04-03 18:08:19 | Weblog

 明日、4月4日の22:30分頃からラジオ番組に出演する予定です。

 詳しくはまた明日、お知らせします。