昨日、東京で富山県のUターンセミナー「元気とやま!」があった。行きたかったのだが、朝から激しい腹痛で、本当にのたうちまわっていたので、行けなかった。うー、残念・・・・・
なんだか、ただの腹痛って感じではなく、ちょっと、病院いったほうがいいのかなぁと思ったりして。。。
ちょっとリラックスするのに、録画していたドラマの再放送「HERO」を見ていた。やっぱ、ああいうドラマって、ぐっとくる。やはり、心のどこかで、誰もが正義の味方っていてほしいと思っているんじゃないかなぁ。自分じゃ言えないけど、誰かに言って欲しい、と思うことって、いろんな場面であると思う。(私は「歌姫」も、かなり気に入って見ている)
ちょっと脈絡がないが、私は、もしも自分の余命がわずかと分かったら、命がけで、絶対に書きたい記事が2つある。(夕方、C型肝炎の報道特集を見て、ふと思った。人間、いつ何で命を落とすか分からないなと)
だいぶ前に、エコノミストの編集後記で、ある大手一般紙の大阪編集局長の言葉を引用したが、その人は新人記者の頃、森永ヒ素ミルク事件を追っていて、担当医に「被害者は何%だったか」と聞いたところ「一人でも被害にあって苦しむ人がいれば、それは等しく同じ問題だ。人の痛みを数字で聞くような記者には教えない」と言われた。その時、その人ははっとして、私憤を公憤へ導くような報道を心がけたという。当時は、毎日新聞の雑誌にいたからその人の名を書かなかったが、朝日新聞にいた方で、今でも、私の仲間とは、当時の教えを胸にして、各社で記者活動をしている。その人は、「論説委員になるよりも現役の記者でいることが誇りだ」とも言っていた。もがくカエルも、その人の教えだった。
教えは、私の心のなかにずっと生き続けている。
数字ではない。
問題は、規模の大小ではないのだ。
黒川紀章さんがなくなり、妻の若尾文子さんが、黒川氏のことを「自分を使い切った人生だった」と言った。その言葉にも私はぐっときた。
私たちは、使い捨てされている場合ではない。人生を使い切ろう。