小林美希の取材日記(つぶやき)

取材を通して思う素朴な疑問や、日々の出来事を紹介します。 

日経ビジネスオンライン連載⑪

2010-04-26 20:16:59 | Weblog

 本日、日経ビジネスオンラインの連載が公開されています。

 守るべき弱者はどこにいる?

 「3年で職を失う」不安を抱えたまま働く
事務派遣の31歳女性のケース

http://business.nikkeibp.co.jp/article/topics/20100422/214126/?bvr

 何度も指摘している問題ですが、事態は改善しないので、何度も指摘してくことが大事かと。。。

笑って最期を過ごせる国を

2010-04-23 16:38:40 | Weblog
 どう考えても、私たちの寿命が尽きる頃、とても暗い未来しか想像できない。

 前に、民主党の国会議員の中堅グループを前に、そのことをハッキリと言ったが、彼らから「大丈夫、任せて」なんて言葉はひとっこともなかった。むしろ「そうだよね、こんな国に誰がしたんだ」とため息をつかれた。その議員らの名前を公表したいくらいだが、おおよそ、ほとんどの議員は次の自分の選挙かいかに大臣につくかくらいしか考えていないから、個人攻撃はやめておこう。

 元気なうちは、なんとか努力もできるが、年をとったら、自分のできることは限られる。最期に笑っていられる国にしたいと思う。

 

役人の目は節穴か

2010-04-21 12:28:42 | Weblog

 皆が皆、そうとは思わないが、役人の目は節穴かと思わざるを得ない。
 例えば、厚生労働省が表彰する団体や企業。実際、取材を重ねると不正があったり、無駄の温床になっていることが少なくない。
 さらに、最近、特に思うのが、前の事業仕分けでも話題になったが、ワークライフバランスといって10企業が選ばれているが、なかには、偽装請負で大問題になった企業、私の個別取材で社名はあえて書かなかったが、社員が失踪してしまうような働き方を強いられる企業、両立支援の制度はあるが、取材を申し込んだら「夏休みだって1週間もとれないのに、育児休業をとれすはずがない」(広報)と、取材にもならなかった企業が名を連ねている。
 
 ただ、同情するのは、世論が役所に何か対策を求めるため、役人は無難な企業や団体を選ばざるを得ないという苦渋の選択を強いられるところだ。
 マスコミも無難に「良い企業」企画するから、無理が出る。
 バランスが大事なのにな、と思う。
 というより、しっかり調査なしに、いろんなことが決められすぎているような気がしてやまない。もっと、能力が発揮され、本当に良い事業をするには、やはり、社員や職員の体制が必要で、公務員の定数削減ばかり叫んでは、このリストラ時代に起こった企業の過ちが国家レベルで繰り返されてしまう。
 公務員が減れば、委託事業が増える。委託が増えれば、利権が発生して、無駄が増える。ここに注意しなければならない。

 役人と話していると、当然ながら優秀な人が多く、熱意のある人も多い。
 しかし、安易な定員削減が、能力発揮の場を奪っていると痛感する。



 

気晴らし

2010-04-17 20:56:34 | Weblog

 最近、気晴らしと現実逃避を兼ねて、よく料理をする。
 思えば、受験生の頃も一人暮らししていた時は、ほんの一時期だが1日16時間以上勉強していた時期もあり、その時の気分転換は料理だった。

 すると、基本的に体にいいものを作るので、これがなんと、美肌効果がてき面なようで、生活習慣が悪いわりに、不思議ととても肌の調子が良い。

 時間がないというのは言い訳で、やればできるものだ。
 1日1時間くらい時間調整できれば、けっこう、凝った料理もできるじゃーん、と思って、仕事の効率アップにチャレンジ中。いつまで続くか・・・

 しかし、書店を覗けば、空前の免疫力ブームで、たまには料理本を見るのも、けっこう面白い。



 


歴史は繰り返す?

2010-04-17 17:00:58 | Weblog

 あー、歴史って大事と思った。

 時代劇でも、悪人はもっともらしい正義の顔をして、悪代官などに近づくが、現代もそれは一緒。税金の事業で儲けたい人は、もっともらしい顔をして官僚や政治家に近づいていく。昔とちょっと違うのは、政治家や官僚には大きなキックバックはたいしてないことくらいか(献金や官僚の成績後押しはあるが)。とりあえず、何か事業をやっておかないと、しかも、一応、成績を出さないと社会がうるさいから、やっておく。だから、ちょっと成功しそうなnpoや企業とかを無難に使っているのが実態だ。入札やコンペなど出来レースなことも多い。官僚も可愛そうだなと思う。政治家も、たいして思い入れがなくても、それが時流だと思えば、とりあえずやらせておくくらいのもの。それでも、そうしたことをフルに利用している悪い人がたくさんいる。
 真面目な人は、というか、本当に力のある一流の人間は政治家や官僚と距離を置く。
 密着するけど癒着なし。これが、あるべき姿だが、官民接待に近いことはまだまだ行われている。
 そういう悪しき慣行はなくならないのだろうか。
 が、それを摘発する人は必ずいる。

 友人は言っていた。「正直者がばかを見る世の中ではいけない」
 そうした友人たちは、適職に就いて活躍中だ。
 本物のヒーローは、いつの世にも必ずいると信じられる時もあるから、まだ、救われる気がする。

 



事業仕分けと委託

2010-04-12 18:06:31 | Weblog
 事業仕分けの第2弾が始まる。
 私は、これまで、いろいろ委託事業の中抜き問題を追及してきて、そうした実態が、たくさん仕分けの会場で明らかにされたり(あまり報道されていなかったが)したので、一定の評価をしている。
 天下りという問題は、一般人に分かりやすいが、それ以上に委託の問題をもっと追及すべきだ。
 これから、公務員が削減されるとなると、一方で業務量は減らずにかえって増す傾向にあるため、1人当たりの業務負担は激増する。マンパワーは足りないわけだから、当然、委託事業が増える。そこをあてにした特定のNPO法人や民間企業に、無駄な税金が流れ、最悪のケースは、事業責任者がポケットにお金を入れている実態がある。
 そこをきちんと追及しなければならない。

 細々と、本当に地域のために活動しているNPOが無理やり事業を安い事業費で押し付けられている現実もあり、一方で特定のNPOが役人と太いパイプをもって暴利、いや“荒利”を得ている。役人や学者だけでなく、議員まで、それに加担している例もある。世も末になってきた。
 そうした実態を許してはいけない。

 賛否両論あるかもしれないが、仕分け人、頑張れ。



日経ビジネスオンライン連載⑩

2010-04-12 13:01:32 | Weblog
 日経ビジネスオンラインの連載の第10回が掲載されています。

 「守るべき弱者はどこにいる?」

2010年4月12日(月)
新生児集中治療室に見る、社会問題化する親子関係の縮図
小児科医の30代半ば女性のケース

http://business.nikkeibp.co.jp/article/topics/20100408/213886/

「妊娠中の母親や子どもの父親には、NICUを見学してもらうようにしています。早産で生まれた赤ちゃんを見てもらい、お腹の子どもを大事に...


 

育休くらい男子がとれ!

2010-04-03 18:58:36 | Weblog

 私が書いている某原稿のなかに出てくる某教授のコメント。
「女子は命がけで出産するんだから、育児休業くらい男子がとれ!」
 かなりお気に入りになっている。

 出産は、確率が低いとはいえ母体死亡の可能性もある。そうでなくても、帝王切開となれば、オペすることになる。出産前も、健診やら、人によっては不妊治療やら、働きながらスケジュール管理して通うのは至難の業。同じことを男性にしてみてと言って想像してもらえば、いかに大変か分かると思う。
 さらに、保育所の送りや皿洗いくらいをして育児参加した気になっている男性が多いことが女性側の大きな不満になっているように思う。話を聞いていると、「お迎え」をやってなんぼじゃないか?お迎えに行ってはじめて褒められると思う。送りは時間が決まっているから、いいだろう。残業や長時間労働が強いられるなかで、お迎えに行く男性は、素晴らしいと思う。でも、条件は女性だって同じ。なんで、女だからお迎え行かなきゃならないの???夫婦別姓が実現しないのと同じくらい疑問。
 とはいえ、最近の子育て世代の男性には、本当にやってみたいという人も増えている。それを上司が邪魔することが多い。一時期の働き方くらい、工夫できる能力がある人を管理職に抜擢しなければいけないんじゃないか?そのうち、みんな介護する時代がくるんだから。

 個人的な価値観で、社員の人生を邪魔するような働き方をさせる人が多い。
 えてして、「家庭が居心地悪い上司」が会社にいたがり、部下のワークライフバランスを邪魔しているように思うことが少なくない。無駄に時間を浪費させる上司をなんとかできないものか。

 お、今日は、なんだか、思いっきり書いてしまった