クラシックな音楽的生活

日々、家の中にヴァイオリンとピアノの音が流れています。

久しぶりの村上作品は

2021-06-18 | 日記

「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の

年」は、「ノルウェイの森」から26年後の作

品。

そして今から7年前の作品。

作風はどう変わったのだろうか、あるいはあま

り変わっていないのだろうか。

あらすじも評判も何の知識も求めず読み始め

た。

フラットで簡潔な文章は相変わらず読みやすい

し、リズミカルで心地良い。


さくさく読み進めて行くことができるし、ぐい

ぐい物語に引き込まれていく。

独特の世界観は健在なようだ。

どうだろう。

受け付けられない感じはしない。

大丈夫そうだ。

村上作品の特徴の一つである作中に登場する音

楽。

この作品では、リストのピアノ曲だった。

巡礼の年 第一年 「スイス」。

ピアニストは、ラザール・ベルマン。

そのピアニストによる演奏がApple Musicに

入っていたので、繰り返し流しながら読んだ。

読み終えて、面白かったなと思える。

久しぶりの村上作品、今回は無理なく受け入れ

ることができた。

わからないことはいくつもあるけれど…

近いうちに、今度は「ノルウェイの森」に再挑

戦してみようと思う。


リビングの窓際に置いている約8年もののプミラ

がまだまだ元気に成長を続けています。