クラシックな音楽的生活

日々、家の中にヴァイオリンとピアノの音が流れています。

パリの本屋さん

2021-06-04 | 日記

上の娘が急に、「フランスにBOOKOFFあった

よね?」と言い出したので、今もあるかどうか

は不明だけど、「うん、あったね。」と答えま

した。

私たち家族がフランスに駐在し始めた頃は、日

本の書籍を扱う本屋さんといえばパリのオペラ

座近くにあったジュンク堂さんだけでした。

オペラ通り一帯には和食屋さんやラーメン屋さ

ん、日本食材店が点在していたので、週末にな

るとそれらを目当てに日本人駐在員家族が多く

やって来ました。

ジュンク堂はパリで唯一の本屋さんではあった

のの、どうしても日本で買う2倍3倍のお値段

なってしまうため、そうそう簡単に手が出る

ものではなく、日本人のお客さんもそれほど多

くなかったように思います。

子供たちは日本人学校の図書室で本を借りるこ

ができますが、大人たちは簡単には読みたい

が手に入らないというのが当時の状況でし

た。

数年経ってから、オペラの少し奥まった場所に

BOOKOFFができた時は、日本人の間で話題に

なったし、私もとても嬉しかった!

ジュンク堂が高級志向でパリのオシャレ感を

識した内装だったのに対して、BOOKOFFは

民的で店内に入ればまさに日本といった感じで

した。

もちろん値段まで日本と同じというわけにはい

なかったですが、新品の定価くらいのお値段

で買えたんじゃないかなと思います。

当時の娘たちはまだ小学校高学年くらいで、

日本には3年程しか住んだことがなかったので、

BOOKOFFというもの自体認識していなかった

のだと思います。

今日、急に何かが結び付いて、あのパリにあっ

た本屋さんはもしかしてBOOKOFFだったので

はないか…と思い至ったようです。