下の娘、今日はE先生のレッスンがありました。
今週は学科の期末試験があったので、練習不足気味。
案の定、最初の通しから早速、暗譜が飛んでしまったり、
ミスタッチをしてしまったり・・・
E先生も期末試験があったことはご存じだったので、
さすがに雷が落ちるようなことはなかったものの、
細かい注意をいろいろされたそうです。
とりわけ、「エオリアンハープ」。
内声がどうにもうまく表現できないらしいです。
左手が、ガチャガチャうるさいのだそうです。、
「○○○ちゃんだけじゃないのよ。 みんな、そうなの。
みんなガチャガチャしてるのよ。 でも、それじゃだめ。
もう1段上を目指さないと。」
と、E先生はおっしゃるそうです。
もちろん、本当にガチャガチャした音を立てているわけではありません。
エオリアンハープというのは、自然に吹く風によって音を奏でる弦楽器のこと。
この曲がその繊細な音を連想させることから、そう名付けられたそうです。
シューマンが名付け親らしいですけど。
また、ショパンがその弟子に伝えたという話によると、
「牧童が、近付く嵐を避けて、安全な洞窟に逃げ込んだところを想像してごらんなさい。
遠くの方で、雨や風が荒れ狂っても、牧童は心静かに草笛を吹いている・・・」
そういうイメージなのだそうです。
これを表現するのが至難の業のようで。
家で練習しているのを聴いている分には、
娘のエオリアンハープは、優しく流れる水の音というイメージ。
素人的には、美しいなぁと思ってしまうのですが、まだまだのようです。
今日のレッスンでは、最初に散々注意されて、
それでもなかなかE先生のおっしゃるようには弾けず、
「もう、好きなように弾きなさい。」
と半ばあきれられてしまった状況で、弾いたところ、
「そう! それよ! できるじゃないの! ほら、やっぱり持ってるのよ!」
興奮気味に褒めてくださり、拍手までしてくださったそうです。
「この曲に関しては、なかなか1段上がらないと思ってたけど、今上がったわ!」
と、それはそれは喜んでくださったそうなのですが、
問題は、娘自身が「???」ということなのです。
ん?今のがそんなに良かったのか?
よくわからない・・・
次も同じように弾けるかな・・・
といった感じ。
これだけE先生を喜ばせておいて、
次回のレッスンで弾けなかったらどうしよう!?というわけです。
先生に褒めていただいた時、どんな気持ちで弾いたの?
と聞いてみても、
「特に何も考えてない。普通に弾いた。」
と、平然と答える娘。
これって、どうなんだろうか。
コーヒーのお供、ショコラノアール。
お土産。
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