クラシックな音楽的生活

日々、家の中にヴァイオリンとピアノの音が流れています。

牧童の笛

2015-07-12 | 下の娘ごと

下の娘、今日はE先生のレッスンがありました。

今週は学科の期末試験があったので、練習不足気味。

案の定、最初の通しから早速、暗譜が飛んでしまったり、

ミスタッチをしてしまったり・・・

E先生も期末試験があったことはご存じだったので、

さすがに雷が落ちるようなことはなかったものの、

細かい注意をいろいろされたそうです。

とりわけ、「エオリアンハープ」。

内声がどうにもうまく表現できないらしいです。

左手が、ガチャガチャうるさいのだそうです。、

「○○○ちゃんだけじゃないのよ。 みんな、そうなの。

 みんなガチャガチャしてるのよ。 でも、それじゃだめ。

 もう1段上を目指さないと。」

と、E先生はおっしゃるそうです。

もちろん、本当にガチャガチャした音を立てているわけではありません。

エオリアンハープというのは、自然に吹く風によって音を奏でる弦楽器のこと。

この曲がその繊細な音を連想させることから、そう名付けられたそうです。

シューマンが名付け親らしいですけど。

また、ショパンがその弟子に伝えたという話によると、

「牧童が、近付く嵐を避けて、安全な洞窟に逃げ込んだところを想像してごらんなさい。

 遠くの方で、雨や風が荒れ狂っても、牧童は心静かに草笛を吹いている・・・」

そういうイメージなのだそうです。

これを表現するのが至難の業のようで。

家で練習しているのを聴いている分には、

娘のエオリアンハープは、優しく流れる水の音というイメージ。

素人的には、美しいなぁと思ってしまうのですが、まだまだのようです。

今日のレッスンでは、最初に散々注意されて、

それでもなかなかE先生のおっしゃるようには弾けず、

「もう、好きなように弾きなさい。」

と半ばあきれられてしまった状況で、弾いたところ、

「そう! それよ! できるじゃないの! ほら、やっぱり持ってるのよ!」

興奮気味に褒めてくださり、拍手までしてくださったそうです。

「この曲に関しては、なかなか1段上がらないと思ってたけど、今上がったわ!」

と、それはそれは喜んでくださったそうなのですが、

問題は、娘自身が「???」ということなのです。

ん?今のがそんなに良かったのか?

よくわからない・・・

次も同じように弾けるかな・・・

といった感じ。

これだけE先生を喜ばせておいて、

次回のレッスンで弾けなかったらどうしよう!?というわけです。

先生に褒めていただいた時、どんな気持ちで弾いたの?

と聞いてみても、

「特に何も考えてない。普通に弾いた。」

と、平然と答える娘。

これって、どうなんだろうか。



コーヒーのお供、ショコラノアール。



お土産。



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